第7話 赤波血奈子 ~転校生編~
「とりあえず退きなさい。そして、私と勝負してください。」
「おぉー、怖いなぁー。」
二人から炎が見える。
「えっとぉー。」
先生も慌てている。
「そういえば今日は授業で模擬戦があるから そこでしよう。」
ぼくは提案する。
「そうですね。」
「仕方ないなぁー、まぁ君がいうなら良いよ。」
というわけで、紅葉と赤波の勝負が決まった。
「あの 自己紹介を・・・。」
・・・
模擬戦の時間がやってきた。
「勝負は相手が降参もしくは、戦闘継続が無理と判断されること。まぁ、ずるはしないこと。これで良いかな?」
「えぇ、殺すこともダメですよ。」
「分かってるよ。」
二人とも 殺意を滾らせながらいうのは違うんじゃない?
「それでは、開始!」
「緋鋭 行きますよ!」
「了解。」
紅葉は本気のようだ。
「ほぉー、やっているな。」
「そうですね。」
学園長がやってきた。
「お前から見て赤波はどうだ。」
「そうですね。天敵としかいえませんね。彼女だけには僕の能力も効きませんし。」
「行くよ。ガブちゃん」
「いっぱい食べよう!」
赤波の心霊装 ガブリエルは針のように細いレイピアだった。
「はぁー!」
紅葉の剣が迫る。
「うんうん。良い動きだ。でも、まだまだだね。」
そう言うと、
「吸血。」
ただ一閃 それだけで紅葉は倒れた。
赤波血奈子 彼女は僕のために育成された英雄殺しなのだ。
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