第6話 天敵 転校生編

教室に戻るとぼくの視線は変わっていた。

後で知ったが、あのあと紅葉は全員と対戦して瞬殺したらしい。

そのため、少しでも戦っていたぼくに対して興味の目があるらしい。

義心霊装も効果があったらしい。

「今日はみなさんに転校生を紹介します。」

転校生にクラスのみんなは動揺する。

それもそのはず、紅葉が来たばかりだからだ。

ただ一人を除いては。

「入ってきて。」

先生が言うが誰も来ない。

不味い!

僕は身の危険を感じて逃げようと

「逃がさないよ。」

「しまっ!」

したがもう遅かった。

「捕まえた。会いたかったよ纏。」

「はぁー!」

金属音が鳴る。

「ひどいな喪火 」

「あなたは何をやっているんですか。」

正直言って助かった。

「あの~。」

先生が声をかける。

「あぁー、ごめんね。」

ぼくに捕まってた子は言う。

「僕は赤波血奈子。ぼくと言っているけど女の子だから。よろしくね。」

そして彼女は唯一僕が勝てると思えない天敵だった。



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