通じてほしい願い
増田朋美
通じてほしい願い
通じてほしい願い
寒い日であった。日中は暖かくなるけど、朝と晩は寒い。富士山に雪が積もることは在るが、昼間の暖かさで全部溶けてしまう。なので今年の富士山は、雪が積もっていない。そんなおかしな気候が続くわけだから、なんだか体調を崩したり、おかしくなったりする人も少なくないだろう。そういう日々が、これからずっと続いていくのかと思うと、もうこの世に生きているのも嫌だとか、そういう事を考えてしまうこともあるだろう。そんな中、人は仕事をしたり、趣味に打ち込んだり、あるいは薬を飲んだりしながら、生きていくと言えばいいのだろうか。そんな風にして、生活しているのだった。
その日、蘭と杉ちゃんは、市民会館で展示会を見に出かけた。展示会は盛況だった。ある絵画教室の発表会のような展示会だったけど、優しい風景画とか、自分の大切な人の人物画などが展示してあった。それをみて蘭は、今年の展示会は、家族を思って描いた人が多いなという気がした。まあ、こういうおかしな気候であるからこそ、家族と一緒にいられて幸せだと思う人が多いのかもしれない。
そんな展示会を見て、蘭と杉ちゃんは、タクシーに乗って家に帰ることにした。蘭は急いで、近くにあるタクシー会社に電話する。タクシーは数分で迎えに来てくれた。蘭と杉ちゃんをタクシーに乗せるのには、UDタクシーと呼ばれる特殊なタクシーが必要になる。其れを運転する人は、ケアドライバーという一寸特殊な資格を持たなければならないことは、蘭も杉ちゃんも承諾していた。その運転手も、当然ながら、ケアドライバーの資格を持っている人であることは間違いないのだが、蘭は、どこかで見たことのあるような顔だと思った。
「あれれ?あの、失礼ですが、稲葉君ではありませんか?稲葉誠司さん。あの、僕ですよ。ほら、田子浦小学校に一緒にいた、伊能蘭です。」
と、蘭はおもわず運転手に尋ねてしまう。
「はい、正確に言えば、稲葉は旧姓で、現在の姓は小宮山になりました。うちのかみさんが、兄弟がいないので、婿養子をもらうようにというのが結婚の第一条件だったんです。だから、稲葉誠司ではなくて、今は小宮山誠司です。」
運転手は、帽子をとって、蘭に挨拶した。帽子をとると、蘭は、自分の推理が間違ってなかったと確信した。今は小宮山と名乗っているこの運転手は、間違いなく、稲葉誠司さんだ。
「一体どうして、小宮山と名乗っているのですか?奥様の実家から指示が出たんでしょうか?」
「ええ、そういうことです。昔だったら珍しいかもしれないけど、今はこういう事もあるかなと思って、それで改姓しました。」
蘭は驚いているが、そうなんだねと杉ちゃんは言った。
「まあ、素雄さんの例もあるじゃないか。今の法律では、結婚したら、どっちかが名字を変えなきゃならないんだからよ。其れは、どっちがやってもいいということで、そういうことにしよう。」
杉ちゃんはそういうが蘭は、どうもそれは変だとおもった。確かに結婚したら名字が変わるというのはよくある事だけど、なぜわざわざ稲葉君が小宮山に?
「蘭、そんな顔するのはやめろ。男性が改姓するのはおかしいという考えは、其れこそ偏見だよ。いろんな事情があって、改姓しなきゃいけなかったんだから、其れでいいことにしようよ。」
杉ちゃんはそういうが、蘭はまだ腑に落ちない顔をしていた。
「でも、稲葉君、君は、ほかの同級生の話によると、大学を優秀な成績で卒業して大学院まで行って
、講師にまで採用されたというじゃないか。其れをするにあたって、小宮山と名字を変えたら、いろいろ不利なこともあるのでは?」
「バカだなあお前さんは。そんなモノ当の昔に捨ててるよ。そうしなければ、タクシーの運転手なんかするはずないじゃないか。かつては大学の講師だったかもしれないけどさ、そんなモノ過去のものになっている。そうだろう?」
と、杉ちゃんがデカい声でいうと、
「ええ、こちらの方の言う通りですよ。大学の講師まで任されたこともあったけど、それはお断りしました。そんなことしていたら、生活できなくなるからです。」
と、稲葉さん、今は小宮山さんになっている男性が答えた。
「そうですか。何か事情があったんだろうと思うけどさ、事実はあるだけだと思って、あんまり気負わないで頑張ってくれよ。じゃあ、僕たちを、田子の浦の、浄水所まで送ってくれるか。」
杉ちゃんがそういうと、小宮山さんは、はいわかりましたと言って、タクシーの運転席に座りなおし、エンジンをかけた。それでは行きましょうか、と言って、UDタクシーは動き始めた。
「稲葉君。」
道路を走る中、蘭は運転手に聞いてみた。
「何かあったんですか?だって大学の講師を辞める何て、よほどのことがない限りしないですよね。だって、僕が知っている稲葉君は優秀で、きっと必ず教授位はなれるんじゃないかって、クラスのみんなが、そういっていたじゃないですか。それなのに。」
「いやあね。まあ、こういう職業となると、なかなか訳ありの人が多いというのも確かなんですけどね。僕のうちも訳ありですよ。うちのかみさんが、一寸心を病んでしまいましてね。そばに置いておく必要があって、それで学会へどうのとか、そういうことはできなくなってしまったんです。其れで、大学はやめて、こういう仕事をしているわけです。」
と、小宮山さんは、蘭にそう返した。女の人なら、家庭の事情で仕事を辞めることはよくあるが、小宮山さんのようなケースは非常に珍しいものである。
「まあそうか。そういうことか。きっとアル中とかそういうもんだよな。まあ、確かに大変だとは思うけど、悲劇の主人公とか、そういうことは思わないでくれよ。ちゃんとお前さんらしくいられる時間も大切にして、誰かと言葉を交したりするようにしてくれ。あ、外に女をつくれって言っているわけじゃないからな、其れは間違えないでね。」
蘭がそう考えていると、杉ちゃんがそういうことを言った。
「ええ、それはわかっていますよ。でも、まさか今日は仕事中に、僕のことを知っている人に会うとは思わなかったな。其れは、一寸、計算違いでした。」
小宮山さんはわざと明るいことを言うが、蘭は別の意味で小宮山さんが心配になる。
「そうだけど、悔しくないのですか?あれだけ優秀で、何でもできた人が、そういう平凡な職業に身を落とすって。」
「バカだなお前さんは。憲法で職業選択の自由は保障されているじゃないか。」
杉ちゃんは蘭に言った。
「まあそうだけど、学生時代、あれだけ優秀で、優秀な大学にも行って、しっかり講師として採用されて、それを全部捨てるなんて、よく思い切ったことをしたものですね。男として仕事がしたいとか、そういうことは考えなかったんですか?」
蘭が急いでそういうと、
「あのなあ。全部の人間が自分のためにいきているわけじゃないよ。世の中にはさ、誰かを支えることが生きがいになっていて、其れで心の平穏が保てるというやつもいるさ。誰もが出世街道を歩いていたら、其れこそ、おかしな世界に成っちまうぞ。こいつはさ、きっと、奥さんの世話をすることで、自分が生きているっていう感覚が持てているんだと思うよ。そういうもんだよ。」
と、杉ちゃんがそう訂正した。
「ええ。この方が僕の思っていることを代弁してくれているみたいですね。僕はそう思っていますよ。うちのかみさんは、なにはともあれ、僕がいないとなにもできないですから。其れは仕方ないことだと思います。なら、うちのかみさんのそばにいて、彼女が生活しやすいようにてをだしてあげること。これを生きがいだと思って生きていこう。僕は、そうすることにしたんです。」
小宮山さんは、人生を達観したようにそういうことを言った。
「しかしね。あれだけ優秀だった小宮山君が、そんな平凡な男になってしまったというのは、僕は一寸悲しいというか、、、。」
蘭は、そう言いかけると、
「お前さんだって、大した仕事して無いじゃないか。仕事に順位をつけて、この仕事はえらくて、この仕事はかわいそうだという偏見をつけてはいかんよ。」
と、杉ちゃんに言われて、その時はとりあえず黙る。
「はい、お客さん、浄水場の前につきましたよ。」
小宮山さんは、目的地にタクシーを止めた。
「はいよ。ありがとう。また出かけることもあるからさ、その時は、お前さんを指名して、いろんな所へ連れて行ってもらおうかな。僕たちも、お前さんの手伝いなしでは、できないことが在るからさ。」
小宮山さんに丁寧に下ろしてもらいながら、杉ちゃんはそういうことを言っていた。
「ぜひ、指名して下さい。いろんなイベントに、岳南タクシーを使ってくれたらうれしいです。」
小宮山さんは、そういうことを言っているが、蘭は彼を本当にタクシードライバーとしてみてしまうことはできなかった。なぜか、学生時代に、非常に優秀だった稲葉君の顔が浮かぶ。ここにいるのは間違いなく、稲葉君なんだけど、なぜか蘭は小宮山に変わったということは受け入れられなかったのである。
「まあ、岳南タクシーは、富士市で一番いいタクシー会社だと思っているから、またこれからもしっかりお願いしますよ。」
彼をおだててもしょうがないと蘭は思うのであるが、杉ちゃんはそういうことを言っている。蘭は、とりあえずメーターに出されている金額を彼に払った。領収書を貰った時は、何だか本当に稲葉君ではなくて、別の人物にもらったような気がした。
「ありがとうございました。次もよろしくね。」
と杉ちゃんがそういって、タクシーが元来た道を戻っていく所を眺めながら、手を振ると、小宮山さんは、手を振り返した。蘭は、杉ちゃんと同じようにすることはできなかった。
その数日後の事だった。杉ちゃんと蘭は、食料を買いにスーパーマーケットまで出かけた。このスーパーマーケットは家からすぐ近くになるので、車いすでも簡単に行ける距離にある。杉ちゃんたちが、買い物を済ませて、さて家に帰るか、と車いすを動かしたその時。スーパーマーケットの出口で、警備員のおじさんが、でかい声でこういうことを言っているのが聞こえてくる。
「あの、すみません。ちょっとあなた、支払いがまだできていませんよね。」
「はあ、又子供が万引きでもしたんかいな。」
杉ちゃんは、思わずつぶやいた。
「一寸こっちまで来てもらいましょうか。万引きは犯罪ですよ。あなた、名前はなんていうんですかね。」
と、警備員のおじさんが、そんなことを言っている相手は、子どもではなかった。蘭たちと同じくらいか、少し若いくらいの女性だった。
「はい。小宮山志穂です。」
と女性はそういった。小宮山、という名字に蘭はピンときた。もしかしたら、この人は稲葉君の奥さんなのではあるまいか。そうすると蘭は何か怒りというかそんな気持ちがわいてくる。あの優等生そのものだった稲葉君を、タクシードライバーにしてしまった張本人はこの女性かと。
「ではですね。小宮山さん。一寸店長と話をしましょうか。」
と警備員さんはそういうが、蘭は思わず、
「待ってください。僕は彼女のご主人の友人ですが、一緒に事情を聞いてもよろしいでしょうか?」
と聞いた。はあ、どんな関係の方ですかねと警備員は言うが、小宮山さんとは特別な思い入れがあるんだと蘭が言うと、親戚か血縁者と思ったのか、一緒に来てくれといった。
「じゃあ、ちょっとこの部屋でお待ちください。」
と、蘭たちは、小宮山志穂さんと一緒に、事務室に通された。そんなことしてもしょうがないとでかい声で豪語していた杉ちゃんも、蘭と一緒に来てくれた。
「小宮山志穂さんですね。僕は、ご主人の誠司君と小学校で同学年だった伊能蘭です。先日、タクシーの運転手をしていたご主人をお見掛けして、其れで、どうしても、彼の事が不憫でならなかったものですから、一度奥さんに会いたいと思っていました。」
蘭は、とりあえず、自分の思いを話し始めた。
「誠司君は、僕が知っている限りでは、ものすごく優秀で、きっと大学教授にまでなれるだろうと思われるくらい有能な人でした。それなのになんで、あなたはご主人のことをつぶすようなことをしているんですか。こんなふうに万引きまでするなんて。」
志穂は、頭を垂れて答えなかった。
「まあねえ、お前さんだってつらいことだと思うけどさ。小宮山という名字を名乗ってくれて、お前さんのために、大学の仕事をやめて、出世街道をリタイアした男だよ。なんで、そうならなければならなかったのか、蘭はお前さんに理由が知りたいんだとよ。」
杉ちゃんは、蘭の話をもう少し分かりやすく言った。
「それにお酒を万引きする人は、大体手癖が悪いことが多いんです。小宮山さんあなた、家の中で何十本もお酒を飲んでいるのではないですかね。」
警備員さんが一般的なことを言った。確かに、彼女はどこを嗅いでも酒の匂いがする女性だった。アルコール依存症であることは間違いなかった。
「ほら、教えてくれないかなあ。何でお前さんが、酒に走ったのか。酒は、確かにさあ、すごい楽しくさせてくれるけど、やりすぎると、一寸いけないこともあるんだよな。それは、ちゃんとわかってン飲まなくちゃ。酒はやっぱり、ほどほどが鉄則なんだあ。」
杉ちゃんに言われて、小宮山志穂は、涙を流していたが、酒になぜ走ってしまったのか、その理由を話そうとはしなかった。もしかしたら、もう理由なんて忘れてしまって、酒を飲み続けているのかもしれなかった。いずれにしても、彼女は、何かに躓いてしまったことは間違いないのだが、其れを成文化できるかは、又難しい問題であると言える。
「あの、すみません。」
と、蘭は、おもわず泣いている小宮山志穂に向ってこういう事を言った。
「あの、小宮山さん、僕の話を聞いてくれますか?」
小宮山志穂は、蘭のほうを向いてくれたので、蘭は、よしと思い話し始めた。
「ご主人の小宮山誠司を、ご存じでしょうか。」
「なんですか。夫の事なら、いつも一緒にいる人ですから。」
志穂は、当たり前のように蘭にいうと、
「あの、小宮山誠二、旧姓は稲葉誠司ですが、彼は、僕の口から言うと、おかしいんですが、これがまた大変な秀才でした。だって、新聞社の提供していた、模擬試験で一番をとったんです。きっと、有名な私立の中学校へ進学するだろうと、クラスで噂しておりました。」
蘭は、ずいぶん昔の人の話を始めた。
「それで、僕たちは、必ずそうなると噂していましたが、彼は、公立の中学校へしか行くことができなかったんです。経済的に、貧しかったから。でも、彼は、そこでも優秀な成績を修めて、大学まで進んで、さらに大学院まで行って、ついには、その大学の講師にまでなって、それくらい優秀な奴だったんですよ。そんな人が、そういう職業を捨てて、なんであなたのそばにいてくれるか、考えたことありますか。ご自身の苦しみに溺れるよりも、そうやって支えてくれる人が居るってことに、もうちょっと目を向けてください。そして、ご主人のことをもっと考えてやってください。」
「馬鹿だなあお前さんは。こういう心の病気を持っている人は、それくらい十分わかってるもんさね。分かりすぎているくらいわかっているさ。其れだから逆に病んでしまうこともある。だから、お前さんが、そういうことを考える必要はないの。」
杉ちゃんが、蘭にそういうことを言うと、
「だけど、いわせてくれ!あの、稲葉君が、本当にかわいそうでならない!あんな優秀だった人が、こんな不憫な思いさせられるなんて、僕は、つらいというか、なんというか!」
と、蘭は杉ちゃんにいった。
「でも、いまと過去は違うよ。混同しないようにしなくちゃ。こういう病気のひとに、過去のことを話してもしょうがないことは、お前さんだってわかるんじゃないの?だれだれのおかげで食べさせてもらっているんだとか、お前は甘えすぎだとか、そういう言葉は禁句なの!それを言ったら余計に悪い状況になっちまうから、そこまでにしておけ!」
と、杉ちゃんが、急いでそういうと、
「いえ、もとはと言えば、私が悪いの。悪いのは私だから、お話を聞くわ。」
志穂は、何か覚悟を決めたような感じで、蘭の顔を見た。
「じゃあ言う!稲葉君がそういう出世コースから身を引いて、自分の名字まで捨てて、君のそばにいてくれるのは、君のことを愛してくれているからだよ!それを、もう一回考え直してください。そういうことをしてまで、あなたの事を、ご主人は、きにかけていてくださるんだ!自分は孤独だと思って、酒に走ることはもうやめて、そんなことまでして、あなたを愛してくださる、ご主人の事を考えてほしい!」
多分、彼女は、完全におかしくなってはいなかったのだろう。蘭のその言葉を最後まで聞いていることができたのだから。其れよりも、私は被害者だとか、主人に愛してもらえなかったとか、そういうことを、口にはしなかったから。それができるということは、まだ、彼女は完全に病気のせかいに入ってはいない。
「お願いしますよ。僕のいうことを聞いてくれとか、そういうことを言っているんじゃありません。彼を、もう少し、あなたも愛してくれますか。そうすれば、ご主人が、あなたの事をどれだけ気にかけているか、わかると思いますよ!」
「蘭、もうそこまでにしろよ。こういうひとに、家族がどうのなんていっても通じないことくらい、お前さんだって知っているだろ。家族がお前のせいで苦労しているなんて話をしたも、効果なんてないんだよ。人間っていうのはそういうもんだ。家族とか身近な人に対してはそうなっちまうしかできないもんだ。だから、もうその話はやめた方がいい。余計に彼女は不安定になり、さらに酒に走ることになるだろう。」
杉ちゃんが、精神疾患者に一般的にわかっていることを言った。確かに家族のことを話すと、患者さんたちは、素直にはいそうですかということは非常に少ないことは蘭も知っていた。どうしてなのかわからないけれど、家族に感謝の意を持てるようになるには、かなり回復しなければできない。ひどい病状の時は、家族なんて憎々しくて、自分にとっては邪魔な存在とか、あるいはひどいことをした犯人に仕立てあげてしまうことが非常に多いのだった。杉ちゃんは、そういったが、志穂は夫の事を憎んでいるような目つきはせず、蘭のほうを見た。
「そうね。そういう事もあるわよね。あたしは、勝手に生きているわけではないのだから、生かされているのだから、しっかり、しなければね。」
「ああそうだよ。偽りでもいいからそう思ってくれよ。其れが、稲葉君、いや、小宮山君にとって、胃一番の励みになるから!」
蘭は、それを望んでいた。彼女も、それを無理やりだけど、信じてくれたようだった。
通じてほしい願い 増田朋美 @masubuchi4996
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