第14話 第四関門・人間探知ゲート



 第四関門


 水路を使っての大幅ショートカット成功です。


 ここまでいけば、もう脱出は近いですよ。


 しかし、ここからが大変。


 悪しき者達しか通れないゲートをくぐっていかなければならないのです。


 金属探知機みたいな奴の、ファンタジー版です。


 ここは、ほんとにゲームでも大変でしたね。


 機会を故障させたり、サボりを見つけて賄賂を渡したり 強行突破したり。


 色々なやり方があるんですけどね。


 しかし今は、消耗している主人公達を戦わせるわけにはいきませんから、選択肢は自然と限られてしまいます。


 なので故障させますよっと。


 はい、ネジをくるくるくるー。


 字面だけ見ると簡単なんですけど、意外と大変なんです。


 ネジ、小さいですし。分かりにくいところにありますし。三本くらいとらなくちゃですし。


 おまけに、つまようじみたいなのがないと、ネジを覆っている蓋がはずれませんし。


 けれどその点は、主人公の友人に解決してもらいました。


 細工師であり技術士でもある友人君が持ち歩いてきた、極細ワイヤーを拝借してちょっとこちょこちょ。


 こんなもの誰も持ち歩いていないだろ、って言うレアな専門道具です。


 バチバチッ。


 はい故障ー。


 これで、主人公達も通れるようになりました。


 しかしここからが勝負です。


 ゲートを壊れたら警報がなるようになってます。


 もたもたしてたら敵に囲まれてしまうため、さっさと脱出しなければなりません。


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