第6話 補給線遮断

「シード隊長、敵の集中砲火が続いています」

「敵の戦車と距離を取りつつ撃破するんだ」

「わかりました」

 ユニットは陸の大地を滑るように移動しながら、敵のT-90と距離を保った。そして砲撃をするための中距離用狙撃マシンで、敵の戦車を狙い撃つのであった。

「司令官、こちら白熊ゴールド隊。敵の兵器は我々の弾を跳ね返すもよう。繰り返す、敵の機体は我々の弾でダメージを受けないでいる」

 ロシアの戦車隊による砲弾は、ユニットの装甲を破壊出来ないでいた。銀河系特有のテクノロジーによってコーティングされた機体は、地球連邦軍の攻撃を抑制していたのである。

「何だって。そんなことが。しかし宇宙軍ならばありえるかもな」

 そしてロシアの地球連邦軍、基地司令官は正攻法による攻撃を中断、補給を切断する為の攻撃に移ろうとするのであった。ロシア軍は次々へと領内へと侵入するユニットを阻止するために、正面からの攻撃に加えて支援隊の補給線を遮断する作戦に入ろうとしていた。

 

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