31話:凶悪事件、黒田浩三が心臓手術と房総旅行

 一方、事件で死亡した犠牲者全員の氏名が公表されるまで1か月以上かかる異例の事態となり実名報道について議論が巻き起こった。被疑者の男も犯行時に重傷を負い、事件直後に身柄を確保され、約10カ月入院後に逮捕された。


 この事件に対し、日本を始め各国の政府の高官、各界の著名人から弔意が寄せられた。更に、国内外からの寄付金は30億円を超、税制上の優遇制度を適用する特例措置が取られた。


 一方、事件で死亡した犠牲者全員の氏名が公表されるまで1か月以上かかる異例の事態となり実名報道について議論が巻き起こった。被疑者の男も犯行時に重傷を負い事件直後に身柄を確保され10カ月入院後に逮捕された。


 10月8日にS介護老人ホームから電話が入り空きができたの、入所できますと言われた。10日、支度をして10時、佐野達夫の運転するエスティマに必要なものを全部乗せS介護老人ホームに11時に到着し2人部屋に入所。


 その後、10月16日、早朝、佐野の家の電話が鳴り響いた。電話に出ると黒田浩三さんの具合が悪く救急車で近くの大学病院に運ばれたと言われ奥さんと一緒に、すぐに出掛けた。


 病院に着くと早朝、黒田浩三さんが、胸が苦しいと言いだしたと奥さんが話した。看護婦さんが来て心筋梗塞でステント手術に入ったので、もう安心ですと言われた。


 30分後、手術が終了しましたと言われ、病室行くと、父が、横たわっていたが、20分位して気が付いた。その姿を見て、奥さんの弥栄さんが泣いて助かって良かった言うと、娘の智子さん、佐野達夫ももらい泣きした。


 検査も含めて5日以上の入院となりますと言われ、10月23日、退院。その後、検査の結果、心臓の血管で他の1ケ所もつまっているのでステント手術が必要と言われた。手術は、半年後と言い渡された。


 その後、自宅に帰り、ゆっくり静養した。やがて11月、木枯らしが吹き山下公園脇のイチョウ並木が黄色く変わり、本格的な冬が到来し、佐野夫妻は、中華街の店で2人だけで、忘年会を開いた。


そして、お互いの両親が高齢化した話、以前の旅行の話題をした。来春、また、佐野の両親の老人施設を訪問することにした。2019年12月23日、早朝、証券会社の担当者から電話でが入った。


 担当者が、キーエンスの気配値39010円で高いから売りと言われ、佐野夫妻の全株売りを指示。2019年11月19日に2分割していたので株数が1.6万株になっていた。


 そして、すぐ売れ、税引き後利益が5.8億円となり残金合計が8.2億円となった。その後、飯田商会に3.2億円を投資し残金が5億円となった。そして2019年が終了。


 2020年、明けると、初詣に行き、両親の長寿に感謝と飯田商会の発展を祈願してきた。その後、佐野夫妻は、1月の厳寒期、房総、千倉の海沿いの温泉ホテルに2泊3日へ車で出かけた。


 家を出て横浜横須賀道路を南下して久里浜の東京湾フェリーに車をのせ房総に渡り車で1時間足らずで千倉の海沿いの温泉ホテルに到着。その日は、ゆっくり露天風呂に入って、夕食を食べ、熱燗で一杯やった。


 その後、ほろ酔いで、床につきよく眠れた。翌日は、千倉を南下し房総半島の突端の白浜へ向かい、海沿いドライブを楽しんだ。途中、多くの美しい花が咲き誇ってるお花畑に立ち寄り、見事な花を観賞して、写真を撮った。


 そして、房総半島南端の野島崎からの景色を楽しんだ。しかし海辺の岩場を散策すると、そこは太平洋、荒波が、激しく打ち付け、豪快な波しぶきを上げていた。近くの灯台周辺を散策し写真を撮ってきた。


 そのまま走ると、白浜フラワーパークの看板を見て立ち寄った。そこからの海の景色は見事でお花畑には、多くの花々が咲き誇っていた。しばらく散策して、早めの昼食をゆっくり食べた。


 その後、安房國一之宮・安房神社の看板が見え、そこで車を止め神社に入った。ここは、日本三大金運神社と書いてあり、佐野夫妻は、さらなる金運アップをお願いしてきた。

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