26話:飯田商会の福祉住宅建設
佐野民子は、家から徒歩15分の松陽高校に入りたいと言った。佐野良和は、地元の名門、希望が丘高校を目指すと宣言。そして民子は、英語、国語、社会が得意で音楽、芸術も好きだった。
一方、良和は、数学、理科、英語が好きなタイプで、将来、横浜国大、理工学部の電子工学科を目指すと語った。その後、2014年になってから、随分、勉強に励んでいた。
そして2014年から、近くの進学塾に入って、勉強をして、妹の民子が、苦手の理数系を兄の良和に、教えてもらい克服し、成績を上げて、兄と負けないほどの点数をとるようになり、自分も希望が丘高校を目指すと、言い出した。
その後2014年10月の塾の一斉テストで、民子も良和も、合格確立を75%を超えて、受験を決めた。そして年が明けて2015年、希望が丘高校を受験し2人とも合格した。
2015年3月、横浜市の福祉課の担当者から飯田商会に、以前、建ててもらったような、社会福祉アパート建ててもらえないだろうかと連絡が入った。
そこで、飯田商会で、検討した結果、現在、資材置き場としてる500坪以上の土地が1か所あるので、そこを整地すれば、できるので協力することにした。その結果を横浜市社会福祉課に連絡すると喜んでもらった。
以前と同じ規模の福祉アパ-トを建設すると伝えた。4月に、以前、取り扱ってもらった不動産屋と建設業者に連絡した。飯田商会が購入した500坪超の土地に以前、建設した木造3階建を建設の計画をたてた。
その話をするとA不動産屋とRH建設がアパートの建設を請け負うと言ってくれた。土地の整地料金と敷地面積215坪、建坪総3階建て1室50平米で合計24室、建坪408坪を2棟で8億円で建築してもらう事で決定。
横浜市から建設費8億円の1/6の1.33億円が補助され6.67億円で建築できる事になった、これで48室を供給できる。家賃を単身者3,4,5万円/月、2人で6、7,8万円とした。
この条件で公募すると、以前以上に多くの電話が飯田商会にかかった。年収、身分証明書、入居理由などを提出させた。高齢者、人数、年収、入居理由の順番に入居者を選択。
すると今回も高齢の妻帯者で一番多い。中には、障害を持つ3人兄弟が7組含まれた。そこで3人の場合は、8万円で貸した。30日後の2015年10月20日に最終決定し入居した。
その後ダメもとでハイエース6台のリースを再度、T自動車に電話し、依頼すると以前同様、無料で、貸し出すと約束してくれた。運転できる入居者の中の10人に依頼。
その中の1人に管理人としてトイレ、シャワー付き8畳1間の管理人室に無料で入居し管理人の仕事をしてもらった。その他、アパートの空いてる場所を40台分の駐車場を月1万円で貸し出すと公表した。
すると周辺のマンション、公営アパートの住人から徐々に電話が入り6ケ月後に全部埋まった。11月末には入居希望者が入居が終了。一方、2009年に完成し入居したアパートの方では、2015年、9人の高齢者の死亡し入居者が、交代した。
しかし、亭主を亡くした高齢の未亡人は、このアパートを出ても、入居先がなく、仕方なく2人で生活するか3人で家賃を安くして同居するかの選択を迫られた。結局、3人で助け合って生活する道を選んだ。
その空いた部屋には貧困高齢者夫婦が入居した。また、広い耕作放棄地が、3か所出て、1か所は、450坪以上、他の2つは、隣接して280坪と260坪の広さであった。
そして、飯田商会と古くからの付き合いがあり1億円を支払って購入した。そのためアパート建設地は、あるが資金的に1度には、厳しい。そこで2棟のアパートを建設すると横浜市に伝えた。
2015年5月6日、アパートが完成、5月末には、入居予定者を選定して入居した。建設費用4億円と飯田商会が拠出した。この時にもT自動車にお願いしハイエース6台を無償貸与していた。
2015年7月21日、早朝、証券会社の担当者から電話でキーエンスの気配値70000円で高いから売りと言われた。そこで、佐野夫妻の全株成り行き売りを指示し、すぐ売れ、税引き後利益が9.5億円となり残金合計が約13億円となった。
その後、飯田商会に4.5億円を投資し残金が5億円となった。一方、世界情勢を見ると、テロが頻発。1月にパリで風刺週刊紙が国際テロ組織アルカイダに共鳴するイスラム過激派に襲撃された。
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