10話:佐野家の北海道旅行

 海外では、インドネシアのジャワ島中部で、5月27日早朝、マグニチュード6.3の地震が発生。震源に近いジョクジャカルタ特別州では、沿岸を中心に多数の家屋が崩壊した。


その結果、約5700人が死亡、20万人以上が家を失った。ジャワ州にある世界遺産のヒンズー教寺院群、プランバナンの大半の建造物も全半壊。インドネシア政府は「国家的災害」に指定。


 日本は、陸上自衛隊員中心の国際緊急医療援助隊を派遣し、被災者支援に当たった。その後、7月17日、ジャワ島西部沖でM7.7の地震が、発生。津波で、5百人以上が死亡した。


 7月13日、イスラエル軍のレバノン侵攻による中東情勢の緊迫化で原油の供給不安が一段と強まり、原油価格の国際的な指標であるニューヨークWTI先物の中心限月8月物が、急上昇。


 時間外取引で1バレル・78.4ドルの史上最高値をつけた。原油高でガソリン価格も高騰し、マイカーを生活の足として使う消費者の家計を直撃。輸送費増加などの影響は企業活動全般にも広がった。


 石油輸出国機構「OPEC」など産油国の増産余力が乏しいことも、たびたび供給不安が浮上する要因とされており、環境への配慮からもエタノールなど代替燃料やガソリンを使わない電気自動車が、注目された。


 さらに、ハイブリッド車、水素を使う燃料電池車の開発に世界の大企業が目をつけて開発競争が始まった。2006年1月から、佐野良介と黒田浩三が、地区会長と副会長に選出された。


 そして、この地区の問題を解決する仕事を始めた。最初に、子供たちが、地区外に出て、両親が、70歳以上で農業ができなくて、老人施設に入り、空き家になったり田畑、農園が荒れ放題になる事例が増えてきた。


 それに対し、手伝える農家に耕作放棄地を利用してもらう活動を始めた。しかし、最近、そういう事例が増えてきて、残った50歳以上の農家の人達も後継者不足が大きな問題になっていた。


 そのため高齢者施設の費用を払えないくなった高齢者に対して飯田商会が土地を現状のままで安く買い取る。その土地を資材置き場、駐車場、集会場にして利用するようになった。


 しかし数年後には、廃屋、耕作放棄地が、増えることが予想されて、それが大きな問題なる事が心配された。佐野家では、双子の兄弟、佐野民子と佐野良和が、小学校に入学の年となる。


 佐野家と黒田家で1つずつ、ランドセルを買ってあげ、記念写真を撮った。そして4月から集団登校で徒歩15分の小学校へ通い始めた。最初の頃は、ぐずる日もあったが、2ヶ月もすると友達もでき、楽しそうに集団登校していった。


 今年は、遠くへ行きたいと民子が言うので、夏休みに北海道旅行を企画した。2006年8月7日から10日の2泊3日と決まった。8月7日、佐野一家、6人でハイエースに乗って、家を朝5時に出て羽田空港に6時の到着。


 7時発、9時半に千歳空港着の便で出かけた。空港近くのにレンタカー屋へ行き、ハイエースを借りて。最初、中富良野のラベンダー園を見学して散策しながら、多くの写真を撮った。11時45分に昼食を買い込んで車で出発した。


 その後、美瑛のきれいな草原に到着し、パッチワークの路、北西の丘展望公園を見学し写真を取り、ケンとメリーの木を見物して、親子の木も見学し、時間がもったいないので車の中で昼食を取った。


 12時半に車で出発して、さすが、北海道、渋滞もなく車を飛ばすことが出来、しばらくして旭川に到着した。そこで北海道の3大名橋に選ばれている石狩川と牛朱別川にかかる旭橋を渡った。


 しかし、川は、広くて、さすがに北海道という感じがしたが、旭橋は、第一印象としては、とにかく頑丈そうな、大きな橋と言う感じだけだった。その後、喫茶店に入って、珈琲とケーキセットを食べた。


 そして、元気をつけて14時過ぎに旭川を出た。札幌市街のホテルに午後17時に入り仮眠したりして休んた。夕方18時過ぎに、大通公園を散歩し札幌テレビ塔の中のレストランに入り夕食を食べた。


 その後、近くの店でサッポロビールを買い込んで宿に戻り風呂に入りビールを飲んで22時には床についた。翌日8日は、朝7時に起きて、朝食後8時半にホテル出て、車で、小樽港へ10時に到着。


 車を駐車場に止めた。小樽運河や、オルゴールの店を見学して、車で天狗山ロープウェイ乗り場に行った。そこから、ロープウェイで頂上に登り、神社をお参りした。


 そして、天狗山頂上を散策して、高台から見える景色をカメラに撮った。その後、再び、下りのロープウェイで降りて、車で、南樽市場へ行き、遅い昼食をとり、乾物のお土産を買った。

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