いずみ野のきら星

9話：中越地震、花、海水浴と経済事件

　その時には、協力して欲しいと言った。それを聞き、父が、わかったといい。急ぎで、欲しいものを教えろというとレポート用紙に書き出していた。今日は、ハイエースの中で寝て、明日に、群馬県まで行って買ってくると約束した。

　それが終わったら、横浜へ帰ると黒田浩三が告げた。その後、玉井則子さんのお母さんと家族の人が来た。父が怪我して来れないけどと言いながら自己紹介とお礼を言ってくれた。

　そして、運転してきた佐野良和にも、本当に、お世話になりますと言い、握手してくれた。その後、ハイエースで、寝て、翌朝８時に起きて、関越高速で、沼田市に入った。

　その後、食料品店、薬局、ホームセンターなどを回って、欲しいと話してた商品をそろえてた。その後、１３時過ぎに小千谷にもどり、玉井家の人達に、必要だと言われた商品を渡して、これで、失礼しますといい小千谷を後にした。

　出発して、関越道をひた走り１８時には、横浜の自宅に帰って、ゆっくりと風呂に入ってから、床についた。今年、佐野良和は、５歳を迎え、１１月、七五三の写真を撮りに行った。

　すると、私も撮ってと、ばかり佐野民子が言うので、貸衣装を借りて、一緒に写真を撮る羽目になった。小さくても女の子は、自己主張が強いのに思わず祖父も父も大笑いした。

　２００４年１２月１日、黒田光彦のから、佐野達夫夫妻に、１千万円を借りたいと書面が届いた。それを見て佐野智子が貸したいと言った。それに対して、佐野達夫は、何も言わず自由にしてと行った。

　１０年を目標に返済すると書いてあった。黒田光彦の義理の父も病院を退院し今は、元気になったと書いてあった。その後、２００４年が終わり２００５年となった。

　この頃になると子供達も、いろんなものに興味を持って来た。中でも、特に、民子は、地元特産の果物、浜なし、トマトが大好き。ここは、野菜も豊富で、大根、にんじん、きゅうり、山で、天然の竹の子もたくさん採れる自然豊かな地域だ。

　その他、米の生産、養豚業も盛んで横浜の中でも物価は、安い方だ。４月には、四季の森公園の桜を見に行った。その広い公園内で持参したお弁当を食べるのが子供達にとって楽しいようであった。

　また、公園は、広く、子供が走り回るにはうってつけの場所。毎年、ここでの花見を楽しんだ。桜が終わると５月チューリップ。名所は、横浜スタジアム入り口近くの横浜公園の黄色、ピンク、赤、紫色のたくさんのチューリップを見ることができる。

　さらに、６月には、バラとなり、元町から坂道をあがった海の見える丘公園のバラ園では、珍しい品種の数多くの品種を楽しむことができる。その他、山下公園、神奈川県立フラワーセンター・大船植物園のバラも素晴らしく、多くの入場者で賑わう。

　これらの花々は、是非、一度、足を運んで見る価値は、充分にある。また、毎年のように横浜周辺では、花のフェスティバルが開かれている。今年は、８月初旬、三浦海岸の海水浴場に、ハイエースで、佐野家の祖父母と一家の６人で、出かけた。

　母が民子を見て、父が、良和の面倒を見て、ハイエースの中でカーテンを閉めて、着替えて、水着になった。その後、海水浴場で、一緒に泳いで、昼には、近くのマグロ料理で有名な店に入った。

　そして、マグロの焼き、刺身をみんなで食べて歓談した。昼食後、１４時半まで、泳いだら終了して、帰路につき、１５時半過ぎには、自宅に到着した。やがて秋、１１月、１２月は、山下公園前のイチョウの木の黄色く色づく。

　そして、２００５年が終わり２００６年を迎えた。２００６年、家の近くの神社に初詣に行き、家内安全と両親の長寿、子供達の健やかな成長と、投資の成功を祈願していた。もちろん、お賽銭も入れてきた。

　この年、ライブドア事件という急成長した企業の大きな事件が、世の中を賑わせた。この事件は、企業買収で会社を急成長させたライブドア前社長・堀江貴文「当時３４才」が、豊富な資金で株を買い付け、偽りの情報を報告した事件である。

　その他、「モノ言う株主」として、知られた村上ファンド前代表・村上世彰被告「当時４７才」が、一般投資家を欺いたとして、東京地検特捜部に相次いで、逮捕された。

　ライブドア強制捜査後の１月には、東証が殺到する注文に対応できず取引全面停止とする異例の事態もあった。堀江被告はライブドアの決算を約５３億円粉飾し、関連会社の業績内容で、うそを発表。

　村上被告はライブドラのニッポン放送株買い占めに絡んでインサイダー取引し、約３０億円の売却益を得たとされる。政府は証券取引法の罰則強化や投資ファンドへの規制強化を進めた。