第3話 神様のキッチン
───すまない、紹介が遅れたな。ワタシは
ng.คร`า roô los:ànต¨กลง n-gư ojo´;s ờไปในườio deiđc。神様さ。
「はぁ」
「あれ、反応が薄いなぁ」
神様。
確かにこの美形は神様と名乗った、あまりに奇想天外で信じられないことだが───どうしてだか、俺はそれに納得をしていた。
ああ、そうなんだなあ。そんな感じの納得だ。
その名前がそもそも聞き取れないものであるだとか、もう一つの特徴である服装古代ギリシャの人たちが用いていた巻布(たしかキトンというやつ)を着ているのがそれっぽいだとかいう、具体的な話ではない。
別にこの…名前が理解できないので神様としよう、神様は、ものすごく神々しいわけでもないし、白毫が生えているとか後光が指しているとかではないのだが、ともかく「そうなのだ」と。
「そこそこ文明人に見えるがワタシを正しく認識出来るのか、なかなかに有望だなぁ! 」
そういったことをつらつらと述べてみれば、神様はほぉうと言ってから、多分嬉しそうに言った。
何度か彼が頷いているうちに、キッチンに最初見た時にはなかったあるものが現れる。
「…あれは」
「ふふん、気分がいいのでキミにとっておきを振る舞ってやろうとね。いやぁ気分がいい!」
超絶美形のウインクとはこうも破壊力が高いものかと関心しているうちに、彼は肩ほどまであるブロンドを軽く撫でおろしてから立ち上がった。
「神を純粋に信じている者は久々だよ」
それにしても、と前置きをして話す神様は、しみじみと俺に話しかける。
若干フレンドリーになっているように感じるが、気のせいだろうか。
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