第2話 わたあめの世界、イケメンの神様

さて場面は切り替わる。


俺の目の前には世にも美しい男がいる。

顔面偏差値にステータスの八割を割り振ったようなブロンドヘアーで天パの男。が、寝ている。

ちなみにあとの2割はスタイルだ。性格と声は…話してみないことにはわからないだろう。

第一印象を引きずるのは愚かなことである。


しかしなぜちゃぶ台と古き良きガスコンロなキッチンがあるのだろう、と思うのは当然だと思う。


俺のいる大地は──そう、大地なのだが、これはおそらく雲というやつだ。

いつかテレビで見たネコ型ロボットがスプレーで固めて作ったアレ。

広大に広がる雲と空の中にぽつんと、六畳間くらいのスペースだろうか。俺と、ちゃぶ台と、その向こうに絶世美男とキッチンがある。


「おーい、……美形くん、起きてくれ」


俺はどう問いかけるかを数秒迷って、彼の最大の特徴を言った。

彼の見た目にはもう一つ奇妙なところがあるのだが、それは後回しである。


「ンン? …お! 来れたみたいだね」

「ええっと…?」

「すまない、紹介が遅れたな。ワタシは

ng.คร`า roô los:ànต¨กลง n-gư ojo´;s ờไปในườio deiđc。神様さ」


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