第4話 GAME

私たちは楓を探しに行くことにし

教室を出ようと扉に近づいた瞬間


不気味な音楽が流れた


~♪


さぁ、It's show time!

今から強制参加のゲームが始まるよ! ルールはとっても簡単!

それは…どんなことがあっても「友達」でいること!

ルールはこれだけだから頑張ってねー!


謎の放送が終わり

ふと周りを見渡すと、いつも見ているはずの教室がまるで血のような

生暖かい空気を漂わせていた


何今の…。

めっちゃ気持ち悪いんだけど。


そう言って最初に沈黙を破ったのはちさとだった


確かに変な放送だったよね…。

早く楓見つけて帰ろ!


ちさとの言葉に賛同するゆりなの手は恐怖のあまり震えている


私たちは恐怖心を隠すこともできないまま楓を探す


楓ー?


楓どこまで行ったのー?!


ちとせとゆりなの声に応答はない


ねぇ二人とも。

ちょっと怖いけどさ、手分けして探した方が早く見つかるから。

分かれて探そうよ。


…まじ?でも確かに。


分かった。


三人は手分けして探すことに


ゆりなは三階から一階へ

ちとせは北校舎へ

愛美は一階から三階へ

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