第26話 作品数が多い時のその1つの「無料公開」

作品数が多い場合に、基本的には同人誌にしろ電子書籍にしろ売りに出すけれども、

「数多くある中の1作品は丸ごと無料で読めるようにする」というのは面白いかもしれませんね。自分のホームページでも投稿サイトでも。


これは「宣伝」というよりは「お試し」として、面白いと思います。


1作品しかないのに、1作品無料公開してしかも無視されてドジったらあまり意味がないですが、同程度に自信のある10作品があったとして、そのうちの1つをお試し用で全文公開するっていうのは良いかなと。

無料投稿に否定的な私でもそう思いました。


無料作品に張り付いている人を有料のほうに引き込むのは、結構大変です。

なので、そうではなくて、もともと有料で買うつもりだけど地雷で金を飛ばしたくはないという(普通の)人への配慮として、面白いかもしれませんね。

そういう時に、受賞歴はなくても何次かの選考を通った証拠がある作品だと、相手も安心しやすいかもしれませんね。(※有料のほうの作品を購入する時の安心感です。)


私も、受賞まではいかなくても途中までは行けるように頑張りたいです。

ただ、同人なんて商業に出せないから同人なのであって、商業基準である賞の結果に何が何でもこだわる必要というのはないと思います。ものによっては1次選考落ちでも同人で価値が0円とは限りません。同人ってそういうところがあります。商業では載せられない、だから買うっていう場合が。


個人的には、同人作品を買う時に相手様の賞の応募歴とか受賞歴とか、全然参考にしないです。自分が好きになれそうなものだけ買います。

ただ、もしも、「〇〇に応募した1作品は無料で全文公開してるので見てください」というチラシでも貰ったら、まずは見るかもしれませんね。

大事なのは、無料のほう見て面白かったです終わりじゃなくて、有料のほう買う時に、その人の作品も「今度から買うかもしれない」リストに入れる可能性です。


実際に機能するかは分かりませんけど、よくある「1つの作品の序盤だけ無料で読ませて『続き読みたきゃ買え』」という方式が個人的にはあまり好きじゃないんです。ひどい場合にはなんか詐欺っぽく見えるので。

無料と言ってるなら無料にしないといけないと思うんです。

そこで、1つの作品は丸ごと読ませて、「他の作品も読みたい場合には買ってください」のほうが、綺麗な気はします。


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