第25話 キャラの男女

漫画だと、男性主人公だとヒロインがいるのがお決まりで、実際男だらけだとなかなか暑苦しいかとも思いますが(昔はそれでちゃんとやってた名作もありますが)、小説だと該当するキャラがむしろいない事も多いのかなという印象は受けます。


それを踏まえて、変わり種のヒロインとの交流を書く事にしました。

とはいっても、美男美女の交際というよりは、逆ですが…

そういうのは、ファンタジーっぽい舞台よりも、現代のほうがいいのかなと思いました。もうちょっときらきらした幻想的な感じを出したいならファンタジーのほうがよいのではないかと個人的には少し思います。


魅かれて仲良くなったというよりは、仕事上付き合わざるを得ず、その中でお互いの事が段々見えてくるような、余計に分からなくなるような…わーっと、そんな感じの話でしょうか。どわーっ、と。

それが普通の仕事だと普通の話になってしまうので、普通じゃない仕事という設定にしましたが。

一応、単にウケを狙ってその設定を作ったというよりは、テーマ上、そういう特殊な仕事でないと問題が浮き彫りにはならないという理由でそうしました。

審査員の人達が見てくれるかは分かりません。一次選考で露のように消し飛ぶかも…。


そういう設定のもとで、女性が男性に出会う、あるいは女性が女性に、男性が男性に出会うよりは、男性が女性に会う話のほうが分かりやすいし書きやすいのかと思いました。


以前聞いた事があるのですが、男性一般というよりは「現代日本の特定の年齢層の男性」ですが、特徴としてどっちかというとコミュニケーションが苦手な傾向があると、ある社会学者が言っていました。まあ、その社会学者というのがそもそも女性なので、偏見を多分に含んでいる可能性はありますが。

ただ、そういう不器用さを上手く描写するなら、女性キャラよりも男性キャラのほうが向いている可能性もあると思います。

言い換えると、社会の偏見というのももちろん含まれますが、女性のほうが多少器用な面がある印象を持たせるのに良いのかもしれません。

書き上げた作品の主人公の女の子を見ても、ドジだけど適応能力あって器用かな。

逆に男キャラのほうは、優れた面を持つけど不器用かなと。

もちろん、それは個人の偏見が無意識的に出てしまった可能性もあるので、時に打ち破らないといけない場合もあるのかもしれません。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る