捨てられた勇者の未知の武器

第14話 「郡島！」

ナサミアは昨日あんなに疲れていた俺を起こそうとした。

MP使いすぎて消耗してしまった。

昨日は異常なほどの大惨事があったね、まだ4人のバカ主人公を我慢していたような。

部屋に着いたらすぐに寝てしまいた。

でも、時間の経過にも気づかず、全く聞いていなかった人が来るかもしれない。

今日の予定を考え、体が震えるようなことを思い出した。

女王のボディーガードを務めていたの。

幸いナサミアが一緒に行ってくれるので、一人で行ったら何をするかわからないので、気が楽になった。

昨日のことがあった後では、誰も信じられないから。

ナサミアは俺とは違う 最初は自分のことを何も話せなかったのに、彼女は俺の話を聞いてくれた。

「ご主人様、起きてください！お腹が空いた……」

目を開けたが、ベッドから出る気がしなかった。

体が重く感じたのは、ほんの少しの動きだけで、上にトンと乗っかったような感じがした。

でも、お城に行って女王様と一緒に王国会議に行かないといけないので、起きないといけないんだ。

なぜ彼女がこれを尋ねたのか 理解できなかった、彼女がヴァネッサと一緒にいるならば。

しかし、昨日の4バカの話を聞いて、今は何が起こるのか知りたくて、行ってみたくなってきた。

この王国間の会議は面白そうだな。

体が疲れているのに起き上がった。

朝食後、俺たちはケリアのいるお城に直行した。

玉座の間に入ると、そこには誰もいなかった。

兵士に聞いてみると、ケリアはまだ部屋にいるとのこと。

ナサミアと俺は理由もわからずに顔を見合わせた。

部屋に行き、着いたらドアをノックした。

「ケリア女王、準備はいいですか？」

扉の向こう側では、彼女は着替えを終えていて、着替えが終わると扉を開けていた。

メイドさんが出てくるのを合図に、俺が入ってくるようになった。

ドアを閉めると、いきなり女王様が身を投げてきた。

「陽斗（はると）！寂しかったよ！♥♥」

俺がハンドルを切ると、彼女は顔を地面につけたまま倒れた。

仕事をしていない時は子供のような顔をしていた。

「なぜあたしがあなたに身を投げようとする度に 振り向くの？」

「嫌いだから！ぶっちゃけて言うと、重大な話があるんだ」

あなたのベッドの横の寝室の窓まで車で行き、街を見渡した。

「昨日、酒場で４人の馬鹿な勇者が 酔っ払っているのを見つけた」

「見つけたのか！？ 」

ケリアの態度が、より真面目なものに変わった。

「呼ばれても現れなかった……」

「偶然見つけたけど、それよりも悪いものが……」

「どうしたの？」

「彼らはヴァルターマリア王とルイス・レンダーン・フォースの下で働いている」

ショックで床に膝をついて倒れてしまったそうだ。

「何を企んでいるのかは知らないが、何か良いことはない」

「どうするの？」

「知らないよ！あなたは女王なのよ！」

彼女は立ち上がって姿勢を変え、部屋のソファに座って考え始めた。

俺は彼女を見ていた、同情からではなく、彼女を信頼していたからではなく、これは外交問題に関係しているし、ルイ・フォースへの復讐にも関係しているからだ。

俺は彼が俺にしたことを忘れていないから、彼を殺さなければならない。

それは勇者の義務ではないが、彼のせいで「捨てられた勇者」という悪名もついた。

ケリアは心配そうにこちらに向かって歩いていく俺を見ていた。

「この会議がどうなっているのか、詳しく見ていきましょう」

「わかっていても無視できない！」

「わかっているけど、証拠がないと話にならない！」

彼女のやりたいことは彼女と一緒だから、俺は黙っていた。

彼女は、その会議で何を考え、何を言うべきかを知っている。

そこで何が起こるのか気になるところよ。

ケリアはその間に立ち上がることにして、俺たちが出られるようにドアの方に向かった。

「陽斗（はると）、もう行くの？」

答える必要もなく、ただ後を追っただけだった。

俺たちは彼女の馬車の方へ向かいたが、それは白で王国のシンボルを持っていた。

俺の知る限り、どの王国にもシンボルがあるよ。その象徴が王国を表しているの。

この王国の象徴が何を意味しているのか、ちょっと変な感じで意味がわかりにくいので説明できない。

しかし、それは、シンボル全体を覆う盾、それは2つの交差した剣を持ち、弓は2つの剣を通過し、それは剣の上に冠を持っているよ。

二刀流の意味は知らないが、どちらかを知るのは俺の仕事ではない。

ケリアが乗ってから馬車に乗った。

ナサミアと俺はケリアと向かい合って座った。

「ケリア……会議はどこにあるの？」

「郡（ぐん）島で」

「郡（ぐん）島で？海を渡る必要があるのか？」

「そうですよ。すべての会議は、すべての王国の中立的な場所で常に開催されています」

「外交上の問題はないのか？」

「いや、これについて知られているのは、伝説の英雄が全ての王国に命じたことであり、破局でも外交レベルでも問題のない中立的な場所で行うことだ。しかし、それ以上のことはわかりません」

「今回の場所は誰が選んだ？」

「ヴァルターマリア王国……」

つまり、中立的な場所であり、そこで何があったかは誰にもわからないので、ヴァルターマリア王はそこで何かを企んでいるのかもしれないな。

決定的ではないデータだから何も言わない。

町を出るときに窓の外を見ると、すべての人々が手を振ってケリアに会議の成功を祈っているのが見えた。

みんなに手を振ってくれた。つまり、彼女は左右に手を振っていた。

町を後にして、船を捕まえるために港に向かった。

港はちょっと遠いはずなのに、いつかはたどり着ける。

地図で見てそう思った。

この道は危険かもしれない、そうでなければボディガードは必要ないからだ。

ボディガードといえば ヴァネッサはどこだ？

今回の旅行に彼女がいないのは本当におかしいと思う。

ケリアに聞いてみるわ、彼女は俺よりもよく知っているだろうから。

少なくとも彼女は ヴァネッサが何をしてるか知ってるはずだ。

「ケリア、ヴァネッサはどこだ？」

「ここにいるよ！」

馬車の上から頭を出して窓際に姿を現す。

「そこで何してるの？」

「馬車の中にいるのが耐えられない」

「嘔気なの？」

「そうじゃなくっ…——————————————」

彼女は言葉を遮って、旅路を辿っていくうちに吐いてしまった。

「そうじゃなくて、ただそこにいるのが嫌なだけ」

俺にはそんな風には見えないな。

病んでるようにしか見えないし、認められないだけ。

かなり強そうだけど、こんな弱点があるとは知らなかった。

一見すると、とても強くて弱点がないように見えるぞ。

彼女はそれ以降も顔を見せずに、馬車の上の方へと戻っていった。

昼間は静かな馬車で移動し、夜の間に休憩することになった。

食事をして、火をつけて、話をして、でもあまり自信を持てないまま。

長い会話の末、結局寝てした。

夜中に目が覚めて旅に出た。

朝早くから港にいなければならなかった。

ケリアによると、会議は3日後。

船旅は2日かかるとも言っていた。

つまり、一日早く島に到着するということだ。

夜の道中、何匹かのモンスターが現れたが、俺とナサミアとヴァネッサが一瞬で倒したので、旅が遅れることはあった。

レベル20からレベル30までのモンスターだ。

ナサミアと俺は大惨事、かなりレベルアップしているよ。

大惨事後にレベル54になってナサミアがレベル42まで上がったわ

大惨事で得られる経験値が巨大化していたので、あっという間にレベルアップしてした。

そして、おそらく数百体のモンスターを倒すと、その経験がレベルアップに表れた。

首都だけで言えば、俺の記憶違いでなければ百鬼夜行だったと思うよ。

ある程度のレベルからすると、レベルアップするのはもっと大変だと思うよ。

昔やっていたMMORPGにちょっと似ているね。

でも、パーティーをしていたわけではない。ゲームのほとんどはソロでやってた。

その後、港に着くまではまた静かな旅となった。

そこに着くと、巨大な木造の船があり、女王が座る屋根付きの場所があった。

そして、海の向こうには太陽が昇っているのも見えた。

ナサミアと俺は船内のある部屋に行くことになった。

ケリアが連れてきた兵士の一人が俺たちに教えてくれた。

部屋に入ると、そこはとても狭く、小さなテーブルとベッドが2つあり、まるで二段ベッドだが木でできているかのようだった。

寝具だけが本物だった。

他は全て木だ。そこにはトイレもないな。

うちのトイレは公共のもので、ホールを降りたところにあった。

寝室に荷物を置いた後、船のデッキへ。

デッキに着いたら、何もかもが普通に見えた。

何の問題もなく、ケリアが命令を出し、水兵や兵士が彼女の命令に従う。

これは、船に乗って別の場所に行くという、俺には考えられないことだ。

元の世界には船があり、これらよりもはるかに洗練された、より技術的な船が、このような木で作られた船に乗っていると、まさか自分が船の上を歩くとは思うわない。

実際、元の世界でも今はおろか、船にも乗っていないな。

新しい体験、新しい冒険、これは俺の元の世界では見ることのできないものだ。

日は静かに過ぎていき、夜は今まで穏やかだったように思うよ。

突然、船が四方八方で揺れ始めた。

ナサミアと俺は気がつくと部屋で休んでいた。

二人でデッキに走って様子を見に行った。

デッキでケリアを見つけたが、彼女の居場所から外れていた。

パジャマを着ていたということは寝ていたということで、少し前に来たのではないでしょうか。

「ケリア ここで何が起こっているんだ？」

「よくわからないけど、船はあちこちで揺れ始めた」

「これが普通なのか？」

「いや、そんなことはなかった」

デッキの横に行って下を見ると、水中に大きな影が見えた。

俺はケリアを見て、自分のいる場所に来るように合図した。

彼女が来ると船が揺れて、結局彼女は倒れて俺の横に滑ってしまった。

ナサミアはボートから落ちそうになったが、俺は間に合わせて彼女を掴んだ。

ケリアは脇腹を押さえて立ち上がった。

彼女が俺に近づくと、俺は海を指差して、下に向かった。

彼女は見て、遠くに見える影を見たが、月明かりで見えた。

影が近づいてきて水の中から飛び出してきたので、船が揺れて、俺のいる反対側に傾いてした。

ナサミアは俺にしがみついていて、ケリアは船のサイドサポートにしがみついていた。

25メートルくらいの怪物で、魚に見えたが、そうではなかった。

見た目は幽霊のようにが、骸骨の顔をしていて、周りには小さな青い玉がついているよ。

自分のステータスで彼の名前を見ようとしたが、そこに書いてあったことからソウルキングだった。

倒すのは不可能と思われるほどの怪物だった。

驚いてしばらくは反応時間が切れていたが、相手が攻撃の準備を始めた時にバリア、シールドを使っていた。

剣が光り始めた、なぜこの瞬間を選んだのかはわからないが、拾ってみると一瞬から盾になっていた。

盾が必要なのを願っているのを聞いたように聞こえた。

新たな能力でステータス画面が登場した。

(新たに取得したシールドスキル：勇者の盾)

(新スキル取得：ファルメイ・ヘマル)

盾は大きくて黒くて、周りに赤いルーンがついているよ。

俺は少しだけ盾を傾けて、この盾と一緒に獲得した新スキルを発動させた。

大きなバリアが船全体を覆っていた。

ソウルキングの攻撃は、船に向かってくる青い玉と一緒に手から出てくる爆風だった。

盾が攻撃から守ってくれていたが、ナサミアを見て頭を使ってそちらに向かうジェスチャーをした。

彼女はマストのてっぺんまで大きく跳躍し、さらに大きく跳躍してソウルキングの足元へ。

彼女は彼を攻撃したが、攻撃は効果がなかった。

今度はモンスターが盾にぶつかってきて、船の上に無理やり乗り込もうとしていた。

剣が欲しかったんだけど、欲しい剣に切り替えたら盾が消える可能性が高い。

どうすればいいの？

リスクを冒して攻撃して盾を諦めるべきなのか、それともこのまま盾を持ってナサミアに攻撃してもらうべきなのか。

何ができるかわからないが、今は船を守らないと沈没してしまう。

チャンスを逃すわけにはいかないと思うよ。 一番大事なのは船を救うことだ。

ナサミアにお願いして、あのジャンプでマストの上に乗せてもらいた。

緊急事態なのでライトソードを使うことにした。

そこで俺は自分に名乗りを上げ、盾はライトソードとなった。

しかし、バリアは消え始めた。

「スラッシュライト！」

白剣から二本の斬撃が出て、ソウルキングに向かった。

しかし、彼は何の被害も受けないな。

殴れる剣があるのかと思い始めた。

この攻撃でも………彼は何もしなかった、ということは、この剣は魔物に対しては危険だが、何かしらの魔物に対しては危険ではないということだ。

考えて、考えて、他に何ができるか？

突然思い浮かんだ剣は、俺も使うことにした。

その剣はヘイトソードだった。

これは緊急事態だから仕方がない。

彼女の名前を考えたが、次に起きたことは目がかすんでしまった。

「あれ？どうしたんだ？」

マストから落ちたのでステータス画面を見た。

俺の情報を見て、俺のMPが10分を切っていることに気づいた。

ということは、もう何も使えない。

ナサミアとケリアは必死で俺の名前を叫んだ。

「陽斗（はると）！！」

「ご主人様！！」

ケリアは俺を掴もうとしてマストで地面に身を投げ、ナサミアは俺も掴もうとして降りてきた。

モンスターと戦っている今、MPとパワーを使い果たしてしまった。

ナサミアに掴まれたが、彼女は俺をしっかりと掴むことができず、俺は倒れ続けた。

しかし、彼女は数秒間俺をつかみ、俺の動きを鈍らせた。

地面にぶつかるとケリアに抱きかかえられ、デッキに顔を伏せて落ちるのを避けた。

するとナサミアは地面に伏せて、二人は再び俺を呼んだ。

「陽斗（はると）！」

「ご主人様！」

「うるさい！大丈夫だよ……力が抜けただけだよ……」

ケリアは誰かにエナジーポーションを持ってくるように呼ばれて、俺に飲ませてくれた。

でもMPは再生されないだろうな。

彼らがポーションを持ってきてくれたので、俺はそれを飲んだ。

味は苦かったのが、元気が戻ってきた。

大したことはないが、多少はあった。

MPは増えたようにが、大したことはないな。

ソウルキングを終わらせるには？

もっとMPが必要だが、飲みすぎると痛い目にあうし、死ぬかもしれないな。

飲む量にもよるけど。

もちろんあと2杯くらいは飲むよ。

MPが完全に回復することはない。

ソウルキングが攻撃に向かってくるようになった。

腕を上げてバリアを発動させようとした。

しかし、バリアは交互に現れたり消えたした。

バリアを発動させるにはMPが足りないように。

彼は船に近づき、攻撃を始めた。

兵士や水兵の中には、一瞬にして殺された者もいた。

空に戻った彼は、再び攻撃するために下に降りてきた。

今回はナサミアのおかげで、誰も殺さずにデッキにダメージを与えてくれた。

彼女は彼の顔を滑らせて火花を散らすように剣を置いた。

すべては俺たちを守るためだ。

さらにポーションを飲んで、一瞬だけMPを半分以上回復させた。

これがあればヘイトソードも使える。

自分の身に何が起こるかわからないが、それ以外の選択肢はない。

これでダメだったら他にどんな刀剣が使えるのかわからない。

「消しゴムの剣」は魔法をキャンセルして吸うためだけのものだ。

だから、1つがうまくいくかどうかは疑わしい。

勇者ソードを手に取り、ヘイトソードの名前を思い浮かべた。

考えているうちに、怒りも憎しみも、すべての感情が湧いてきた。

何度も何度も聴き直して暴走させてしまった。

目が赤くなり、オーラが黒くなった。黒い火のようだった。

俺は立ち上がったが、ナサミアとケリアは俺の様子がおかしいことに気付き、すでにそれが何であるかを知っていたので、彼らは俺を止めようとした。

ソウルキングの方へ行こうとしたが、真っ暗でどこに向かっているのかわからなくなってしまった。

ナサミアが後ろから俺の腕を掴み、ケリアが俺の腕を掴んだ。

突然、暗闇の中に光が灯り、何か見覚えのあるものを感じた。

声が消え始め、正気に戻った。

意識を取り戻した俺は、刀を見た。

それは魔剣で、両端を持っていて、毛並みが二つに分かれていた。

それは剣を超えた黒い炎を持っていた。

誰も近寄れないと言うように。

でも、二人のおかげで感覚を取り戻し、ヘイトソードの力をコントロールできるようになった。

空を見上げると、ソウルキングがこちらに向かってくるのが見えた。

ケリアの手から腕を離し、ナサミアを押して離した。

その後、俺は彼の元へ直行した。俺は深呼吸をして、怒った顔で攻撃した。

「ノヴァ・ホール！！」

剣先に小さな暗黒の輪が現れ始め、そのままソウルキングへと向かった。

叩くと円が広がり、太陽の大きさの巨大な円になった。

でも、それだけでは彼を倒すことはできないな。

俺のステータスを見て、俺は彼の人生の半分しか奪っていない。

激怒して青玉を呼んで船に向かった。

何人いたかは知らないが、多かった。

デッキにたどり着くとモンスターになっていた。

俺がステータスで見たのは、スケルトン無双でした。

そして、みんなを攻撃し始めた。

ナサミアは剣を取って攻撃し、二人を斬り捨てた。

ケリアも剣を頼まれて、すぐに渡された剣で攻撃を開始した。

彼らを倒そうとしていた。

俺、ナサミア、ケリア、同じく参加したヴァネッサ、そして生き残った兵士たち。

しかし、我々が彼らを倒すたびに、彼らは再び立ち上がる。

死んだのではなく、再生したように見えた。

でも本当は彼らが再生したのではなく、ソウルキングが再生したの。

彼を見ると、彼に与えたダメージが消え始めた。

「彼は再生しているの！？」

ナサミア、ヴァネッサ、ケリアは俺の言葉に驚いていた。

「えっ？！」

「だが、これを倒すにはソウルキングを倒さなければならないようだ！」

「で、どうする！？彼らは我らを行かせてくれない！」

「お前らはこれを片付けろ、俺は彼に立ち向かう」

「危険すぎるよ、陽斗（はると）！」

「だが誰かが彼を倒さなければならない、さもないとここで皆死ぬことになる」

骸骨の戦士たちを攻撃し始めたので、俺はソウルキングの方に向かいた。

先行していたスケルトンを攻撃したが、再生しているので、ただ前を見ているだけで、彼らの方を見ていない。

弓にたどり着いた俺は顔を上げると、彼の命が回復しようとしているのが見えた。

続けさせるわけにはいかないので、深呼吸をして集中することにした。

しかし、スケルトンたちが追いかけてきていたので、攻撃の準備をしに行ったところ、彼らは俺を攻撃しようとしていた。

ナサミア、ケリア、ヴァネッサはそれに気付き、一瞬にして近寄ってきた。

最初に到着したのはヴァネッサ、次にナサミアとケリアが最後だった。

襲ってきた骸骨たちに襲いかかり、それぞれがお互いに背を向けていた。

俺はとても怒って見ていた。

「ふざけるな！」

刀から黒い斬撃が二本出てきて殴られた。

骨格の顔の骨に2つの大きな傷を作る。

でも再生してたから再生させるわけにはいかなかった。

俺は振り返って、ナサミアに連れて行ってもらうように頼んだ。

彼女は大きく跳躍し、俺は彼の顔に飛びかかり、剣で俺が当たったところに当たった。

怒りのあまり、一回の攻撃でMPを使い切ってしまった。

彼を殺すことができるならいいが、そうでなければ我々には勝ち目がない。

「憎悪の炎！！」

刀を顔の底に押し付けると、ソウルキングの体中に大きな黒い炎が浮かび上がってきた。

飛び込んできた船の中に戻ると体中に炎が広がり始めたが、勇者とはいえ人間なのでこの高度では死んでしまう可能性もあるので、高すぎるジャンプをするナサミアに拾ってもらうことにした。

デッキに着地し、燃え尽きるソウルキングを見つめていた。

ステータス画面では、彼の人生が絶えず減少していくのが見えた。

スケルトンも消え始めていた。

ついにソウルキングは焼死した。

残りの旅は静かで、破損した部品の再建を手伝ったり、この戦いで亡くなった兵士や水兵の命を称えるために海を眺めながらのささやかな葬儀をしたりした。

陸から出航して2日が経過し、その間に郡（ぐん）島に到着して停泊した。

会議までまだ1日あったが、宿に行ってきた。

この豪華な宿には、各王国から数名の従業員と、各王国からの大規模な委員会があるだけだった。

この宿は4つの建物に分かれていて、各王国ごとに1つの建物があるよ。

ケリア王国で見たのとは構造が全然違うように見えるが。

どっちがベルサナルタ王国なんだよ。

まずはナサミアと一緒に荷物を置いてベッドに横になった。

魂王との戦いから2日経ったとはいえ、戦闘で疲れ果てているよ。

ナサミアは腹をくくったような表情で俺を見て、疲れていた俺も一緒に島の街を散歩することにした。

某テントで何かを食べに行ったが、それを見て、何かと驚いてしまった。

ここには温泉があった。

「温泉？」

「ご主人様、それは何ですか？それは何か食べ物か？」

「いいえ、温泉は、あなたが入浴してリラックスできる場所です。疲労回復や気力の回復をサポートしてくれます……」

「どっ………」

彼女の残念そうな顔を見て、俺は彼女を大切にしたいと思った。

俺は彼女の頭に手を置いて、彼女の猫耳の俺の間に挟んで、寄り添い始めた。

「試してみませんの？」

「ご主人様の行くところへ行く！」

温泉に入り、混浴温泉に行った。

脱衣して、ナサミアの時と同じように腰にタオルを巻いた。

そして、煙とぬるめのお湯が充満している大部屋に入った。

ナサミアが左右に泳いで楽しんでいる間に水の中に入って座った。

「これは本当に良かった、これが何だったか思い出せなかった」

「ご主人様の元の世界にこれがあるのか？」

「そうだよ、たくさん持っているんだ！」

「うわぁ～、ご主人様の世界に行きたい！」

笑って撫でてあげた。

そして天井を見上げた。

そして、本当にまた行きたいのかと思うようになった。勉強と遊びだけしてたら「ブラック企業」の奴隷になってたわ。

この世界にいて、世界中で大冒険をするよりも楽しかったのかな。

久しぶりに温泉から出てきた。

明日が一番気になる日なので、休めるように宿に行った方がいいと判断した。

王国間の会議の日。