捨てられた勇者の未知の武器

第10話 「治療法！」

ナサミアの部屋に忍び込んだ。

ドアをノックして、入っていいと言われてから部屋に入った。

そこには医師と看護師がいた。

俺はベッドに近づき、ナサミアの手を掴んだ。

弱っていたが、目を覚た彼女は、とても青ざめた顔で俺を見ていた。

「ご主人、様、コホ、コホ、平気です、心配しないで、ください……」

「心配だよ、あなたは顔色が悪いよ」

「いいえ、ご主人様。コホ、コホ、これはきっと、私（わたくし）の一族の細菌が、コホ、コホ、行動を始めたのでしょう…」

先生を見て説明を求めた。

状況や深刻さを説明してくれた。

医師によると、彼女の体内には細菌がいて、食べたものは何でも食べ始めるそうよ。

しかし、彼女の首の近くに毒があることも発見された。

俺が理解している限りでは、毒は最近のものだ。

それを言われた時に大地だなと思ったんだよ。彼のせいにしなければならなかった。

彼女が俺と一緒にいた時、というか今まで俺と一緒にいた時、毒は検出されなかった。

一方、菌は彼女が隠れている可能性もあるので、その菌のことは何も知らない。

「毒と菌の治し方がわからないから、あまり役に立たない」

「知らないの？知らないってどういうこと？」

心配そうな顔で降りた。

「こんな事件は見たことがない。こんな毒のある事件は見たことがない ハーブや他の治療法を試したがどれも効いていない」

「ハーブの本はありますか？どれを持っているか教えてくれないか？」

「もちろん、ついてきてください」

俺は彼の後を追い、城の中にある医療研究室に行った。

とても広い部屋で、ベッドもいくつかあったが、病人だらけでした。

彼らはほとんどが兵士だった。城の外からは人がいない。

俺の持っている魔法は薬草だけなので、何かわかるかもしれないよ。

上手くいくかどうかはわからないけど、期待しているよ。

ナサミアを救って、健康な状態にしてあげたい。

バクテリアがすでに彼女の一族の一員であるならば、治療法を得るのはかなり難しいでしょう。

でも、まだ諦めていないな。遺伝性の病気は必ず治るから。

それを知っているのは、元の世界ではすでに様々な遺伝性の病気を治す方法があったからだ。

医者は教えていただいたこの菌、行ってみれば治るのが、ここでは、この菌を治そうと思ったら、その過程を覚えておかないと治らないな。

この時点では覚えていないし、プロセスが何なのかもわからないが。

そうこうしているうちに、先生はもう行ってしまって、本を持ってきてくれた。

紙とペンをお願いした。この世のペンといえば、インクに濡らしてから書く万年筆だよ。

彼からもらった本を手に取ると、そこに書かれていることが読めなかった。

変な書き方をしていたので、先生に相談した。

ペンを握ってインクの中に通すと、先にどれを持っているか教えてくれた。

順番に指摘していた。

カリアラ・サラウ

『太い咳を治す植物』

ジャヴァリヤーリ

『より深刻な怪我の痛みを和らげる植物。特に手術に使われています』

ラビアン・ピア

『高熱を治す植物』

彼が言っていた植物は他にもあったが、他は光の処理のためのもの。

この3つは、もっと真面目なことをするためのものよ。

医師によると、分厚い咳は稀が、誰かが持っていてすぐに治療しないと死ぬこともあるそうだ。

特に寒い時期は高熱が出ることが多い。まさに俺の元の世界と同じだ。

なので、どんな魔法なのか、薬草で試してみるのもいいかもしれないね。

もちろん、使い方はわからないが、調べてみるよ。探さないと。

ナサミアを救いたい 鉱山から村まで連れて行ってくれたことに感謝する。

もちろん、それだけでは感謝の気持ちを伝えることはできない。

でも、その時は他に何を提供できるか見てみるよ。

書いた後、俺も読みながら、先生に翻訳をお願いした。

中身が読めないことに驚いていたが、それでも俺が何をわざわざしているのか気になっていたようだ。

俺たちはその世界に存在するすべての植物を見始め、俺は、おそらく最も重要なものを紙に指摘した。

本が大きすぎて植物を全部読むのにどれだけの時間がかかるかわからない。

俺の元の世界には存在しない薬用植物が豊富に含まれている。

また、どの薬用植物に効果があるのかを見極めるには、かなりの時間がかかるよ。

どれだけ時間が経っているのかわからないが、久しぶりに必要な薬草を紙に書いてみた。

この植物がどこにあるか知っているかと聞いたら、知らないとのことだ。

漢方医に相談した方がいいと言われた、彼女の方が詳しいでしょうから。

俺は立ち上がって先生にお礼を言い、紙を腰に巻いたままにしていた。

ラボを出ると、目の前にクイーンがいた。

彼女は俺がどこにいたか知ってる ヴァネッサが彼女に話しかけてたに違いない

彼女は俺にとても怒っているよ。

彼女が怒っている理由はもうわかっている、 俺が休まなかったからよ。

「おい、陽斗（はると）！？ここで何をしていると思っているんだ！？」

「あー、相棒に会いに来たんだ……どうしても会いに行かなければならなかった」

「休んだ方がいいと言っただろう？」

「そう、でも自分を抑えられなかった……」

「人のことを考える前に自分のことを考えろ！」

俺は彼女に少し動揺していた。

ナサミアのことを何も知らないから、何を考えているのか、何を考えているのかわからない。

だからこそ、王侯貴族の態度は国民から距離を置く。

ナサミアになると頭がおかしくなるよ。

誰も彼女の話を知らないし、彼女が書きに行った時に何があったのかも知らない。

菌のことは先ほど知ったように、俺はまだ全てを知っているわけではないが、彼女が意味のないことを無理に言うことはない。

ケリアはもうそれを理解していないので、かなり神経質になってした。

「そして、他人の気持ちを考えるのをやめたことはありますか？お父さんが死ぬんだから、お父さんの側に行けばいいじゃん！」

彼女はショックを受けて涙が出てきた。

「なっ………！」

彼女は背を向けて泣きながら去っていった。

まあ、今回は行き過ぎたとは思うが、俺も間違ってはいないと思う。

とにかく、今は自分が何か悪いことをしたのか、何もしなかったのかを考える暇はないよ。

一刻も早くハーバリストに行かないと、ナサミアは生き残れないかもしれない。

早速、街に行くために出発した。

街に出ると、薬草屋のお店の看板を探していた。

まだ知らない部分もあるが、誰かに聞いてみるのが一番だと思うよ、ラルトだ。

彼は確かに知っているはずよ。

彼のお店に行ってきた。

俺が入った時には、カウンターの脇で防具の掃除をしていた。

彼は俺を見てショックを受けていた。

彼はまだ俺が腕を失ったことを知らなかった。

「おい少年、 腕はどうしたの？」

「大したことはない 後で来れば説明しますが、今は薬草師がどこにいるのか知りたいです」

「ハーバリスト？門のそばにあるんだけど、なんで？何があったの？」

「門のそばに？ありがとうございます！あとで言うよ！」

俺は再び店を出て、門に向かって薬草屋に走った。

門に着くとすぐに、ハーバリストを探して回った。

ハーバリストと書かれた看板を見てすぐに店内に入った。

中に入ると、若い女性が瓶の中にハーブを入れて棚を片付けていた。

迎えてくれたのでカウンターへ。

俺が行くとすぐに彼女はカウンターの反対側に行って俺を見ていた。

腕のない俺を見て一瞬ショックを受けたが、その後は普通に振る舞っていた。

「何かご用ですか？」

ハーブの名前が書かれた紙を見せて、正確な場所を聞いてみた。

俺が必要とした薬草は、「ペルペラリ」、「レフミオ」、「ビバルム・ダイリス」、「タピウム」だ。

「紙に書いて、正確にはどこにあるのかわからない。でも、我も一緒に行きましょう。何のために必要なんだ？」

「そうなんですか？一緒に来てくれる？ありがとうございます！これは緊急治療のためのものです！」

「はい、できます。今日は店を閉めていた」

店の外で彼女を待っていた。

彼女のおかげで、この治療で先生方のお役に立てるようになった。

主に、今の患者は俺のパートナーで、命の危険があるかもしれないから。

ハーバリストが店を出て、植物を探しに行った。

彼女は植物を採取するのに必要な材料を入れて大きなリュックを背負っていた。

彼女によると、それらの植物は森の中のどこかにあり、他の植物に似ているかもしれないので注意が必要だそうだ。

歩いているうちに、彼女の生活が少し分かってきた。

興味があるわけではないが、暇つぶしにはなる。

しばらく歩くと目的地に到着した。彼女は植物を取って俺にくれた。

「こちらはレフミア」

俺は植物を取ると、俺のステータス画面には2つのメッセージが表示された。

(新スキル取得：ハーブアナライザー)

(入手ハーブ：レフミア)

すると、植物の説明が書かれた画面が現れた。

レフミアもく

『体にエネルギーを補給する薬用植物 薬用として使われる濃厚な味わいがあります。』

レフミアを１０株取って保管していた。

その後、行方不明者を探した。

少し進むとペルペラリを発見。

植物の説明とともに再び画面が現れた。

ペルペラリ

『毒には効くが、あまり強い毒には効かない薬用植物。緊急時の使用におすすめです。』

ペルペラリの植物を15個取って戻した。

他の二人が行方不明になっていたのは、この森の中にはいないな。

ということで、森の中をさらに進むことになったのが、俺たちがいた場所とは反対側に。

これは思った以上に難しそうだよね。

ナサミアのためのポーションを作るのはまだ先になりそうなので、もっと早くしないといけないね。

そして、もう時間がない。

しばらく歩いて反対側に行くと、ビバルム・ダエリスのサイトに到着した。

このあたりは植物が多く、ハーブの方がおっしゃっていたように、同じように見えるものがたくさんあるよ。

一人で来たら、植物を間違われそう。

検索していて、その植物と思われるものを見つけたのが、ハーバリストによると、これは俺が探していた薬用植物ではなかったそうよ。

結局、俺が欲しかった薬用植物を見つけてくれた。

それを手に取り、「ハーブ・アナライザー」の魔法で、まさにその通りであることを確認した。

この植物はクローバーのように見えたが、クローバーではないな。

「ハーブ・アナライザー」の魔法を使うたびにステータス画面が表示されるようになった。

ビバルム・ダエリス

『胃腸に強い薬用植物。体をきれいにするのに役立ちますが、それでも悪質なこともあります。』

この後、一人だけ行方不明になった。

俺は6つの薬用植物「ビバルム・ダエリス」を保管したときに、しかし、薬草師はそれを見つけたこと。

彼女が渡してくれたので、また詳細が出てきた。

タピウム

『失われた細胞を回復させる奇跡のハーブ。亜人に注意、消化量が多く、逆効果の可能性がある。』

まあ、細かいことは全く気にしていない、もちろん助かるが、それが一番大事なことではない。

この中で4つほど貯めた。

この後は現実の街に戻るよ。

王都に着くと、ハーバリストにお礼を言って、そのままお城に向かいた。

医療検査室に行ってきた。

俺が行った時は誰もいないな。ということで、ナサミアのいる部屋に行ってみた。

部屋に着くと、先生とハーバリストが見守っていたが、とても心配していた。

何が起きているのかを確認するために前に出た。

「先生、ここで何が起こっているの？」

「彼女の心臓は短く止まって戻ってきたが、これはずっと続いています。このままでは彼女は長くは続かない」

「先生、この子をよろしくお願いします。しばらくの間、看護師をお借りしてもいいですか？」

「でも何が必要なの？」

「研究室の中で彼女に手伝ってもらいたいのですが 可能でしょうか？」

「そうですよね、もちろん、それは僕たちが見てきたことですよね？」

「うん！」

彼は俺と一緒に来てくれと看護師に話していた。

二人で研究室に走って行った。

着いたら、看護師にお椀とおろし金を用意してもらいた。

おろし金は石で、もう一つの横長の石がもう一つを通って入っていた。

ハーブの上を通過させるのに使われていたので、完全に粉砕されていた。

あっという間にお椀とおろし金を直してくれて、持ってきてくれた。

「どうぞ」

「よし、今度は俺のためにやってほしいことがある。２つの薬草を取ってボウルに入れてすりおろすんだ」

片腕ではできないので、彼女がやってくれるようになった。

というか、やってないからわからないけど、やってみたらできると思う。

でも、早くするために看護師に聞いてみた。

彼女がそうしている間に、俺は瓶に入れる水を取りに行って、そして、俺は、俺が必要とすることのために、火が必要であることを思い出した。

火の魔法能力を持っていないので使えないな。

看護師に聞いたら、火の能力を持っているのはケリアだけだと言われた。

ケリアが魔法を使えると聞いて驚いた。

すぐに戻ってくると看護師に話した女王と話をすると。

その時、ヴァネッサが現れて、ケリアが部屋に閉じ込められていて、俺が彼女に言ったことのせいで食事すらしないと警告してきた。

ヴァネッサはまた俺に警告した、もし俺がケリアに少しでも危害を加えたら。彼女はすぐに俺を殺すよ。

俺はいつものように、彼女のことが少し怖かった。彼女はここでは信頼できる一人だが、相手との信頼関係を失ったら殺してしまう。

ナサミアの治療を続けようとしていたので、慌ててケリアの部屋に駆けつけた。

彼女の部屋に着くと、ヴァネッサによると、ケリアの父親の部屋の隣だった。

電源のドアをノックして、ドアを開けてもらった。

彼女は俺に答える気がないのか、沈黙があった。

再度試してみたが、沈黙が続いた。

俺が言ってはいけないことを言ってしまったので、彼女がそうであることを知っているが、俺はナサミアを救いたいと思っているので、これを言いた。

「ケリア、ドアを開けろ！開けないなら自分で壊すぞ！」

何があったのかわからないが、ドアが開いた。

彼女は悲しそうな顔で俺を見つめながら現れた。

「押し入らないでください」

彼女は自分のベッドがある場所に戻った。

中に入ってベッドの中で隣に座った。

俺が見た限りでは、彼女はまだ俺に腹を立てていた。

なので、謝ってから説明することにした。

「ケリア、俺が悪いことをしたのは分かっているが、 ナサミアは命の危険にさらされている……」

「でも……でも、そんなこと言わなくてもいいのに！」

「うん、しかしあなたも……彼女が何を経験してきたか知らないだろう」

買う前にナサミアの説明を始めた。

肝心なことは……ナサミアがルシファーに拷問されていたこと、弟を殺したことを説明した。ナサミアが何日も何も食べていないことも伝えた。今でもそうなのが、誰もが怖がっていた彼女を、俺は子供だからこそ娘だと思っているよ。

俺が説明した後、彼女は落ち着いた表情で俺を見ていた。

「分かったか？」

「そう、彼女がこんなに苦しんでいたとは知らなかった…」

「うん…だから令状の変更をお願いしたのよ。でももっと重要なのは、今すぐ研究室に一緒に来て欲しいということだ」

「なぜ？」

「火の魔法を使ってほしい」

火の魔法を使っていることを知っていたので、彼女は驚いていた。

「火の魔法の適性があるのは知ってるよね？」

「そうだけど、どうやって知ったの？」

「看護師が言ってたんだけど……一緒に来てくれる？」

「何をして欲しいのかわからないけど、手伝うことはできる」

「あ、他にも何かあるんだ！自分を養って仕事をしなければならない！」

彼女は何かヴァネッサと関係がありそうなことを呟き始めた。

何か「あとで話そう、ヴァネッサ！」とか「ヴァネッサと話さなくてもよかったのに」みたいなことを言っていたが、あまりにも低い声で話していたので、何を言っているのかよくわからないな。

そして彼女は立ち上がって研究室に向かった。

後が早いのはわかっているので、普通のペースで歩いている彼女を追いかけた。

効果があるかどうかのテストをするだけが、時間はかからないと思うよ。

彼女が研究室に着くと、看護師はケリアの前にひざまずき、ケリアが立ち上がっていいと命令すると、また立ち上がった。

看護師に注意されたのが、俺が何を聞いてもすでに心配していたようで、見せてくれた。

彼女にOKを出して、俺は研究室のテーブルに座りに行った。

水筒を取って容器に入れ、ケリアに火の魔法を使って火をつけてもらった。

だから彼女はそうした。炎は大きくはないが、欲しいものにはピッタリだ。

水ぶくれができるまで温めている間に、残りの必要な成分を探しに行った。

でも見つからなかったので、また看護師にお願いして、急いで台所に行って砂糖を取ってきてもらいた。

この世界では俺の元の世界と比べて化学物質がないので、ここに存在する素材から作り直さなければならないの。

看護師は研究室を出て台所へ。

そうこうしているうちに、ケリアが近づいてきた。俺はその場を借りて、数分だけ火を消してもらいた。

彼女は指を鳴らすと、火は消えていた。

瓶を温めすぎないようにしてもらいた。

「陽斗（はると）、どうしてこれがお前のやり方だと分かるんだ？」

看護師が戻ってきて、彼女も知りたがっていた。

「元の世界では、似たような治療過程を説明してくれた方がいました。でも、ここにはそんなものがないので、今ある材料で再現するしかなかった」

「でも砂糖は何のため？」

「まぁ、水に砂糖を入れると甘くなるからね。だから、火を加えることで、砂糖は溶けてしまいますが、水は甘くなります」

「植物は何のために？」

「植物は水に加えて混合されますが、その前に俺はそれが役立つかどうかをテストしなければならないので、それは沈殿のためのものになります」

看護師に毒と菌のサンプルを渡してもらいた。

彼女は持っていないが、テストをするために取りに行った。

その間、俺は再びケリアに、暖を取るために火を加えるように頼んだ。

彼女は火をつけて、看護師が来るまでしばらく待った。

サンプルを持って戻ってくると、ケリアは再び火を取り出し、しばらく冷めるのを待った。

3分ほど冷ました後、挽いたハーブを加えてスプーンで全体を混ぜ合わせた。

すべてが混ざった後、水が緑色になり、少し固まってきた。

まだ水が液体であることがわかったね。

看護婦が持ってきた二つの小さな洗面器にはサンプルの破片が入っていて、一つは毒である紫色の破片、もう一つは血液の破片が入っていた。

薬が効けば全てが消えてしまう。

最初に毒で試してみたのが、薬を注いだら毒がなくなっていた。

だが、細菌サンプルでは、結果が違っていて、完全には消えていないな。

つまり、菌は治らなかったけど、効果は減ったということ。

俺は二人を見てOKの合図をした。

サンプルが陽性であったことを意味する。

驚いていましたが、結果はもっと良かったのではないかと思っていたので、あまり驚かなかった。

俺は何本かの瓶を取り、その間にポーションを分けた。

「看護師さん、このボトルを寝室に持って行きましょう。ナサミアはそれを飲むことができます」

二人で部屋に行ったが、ケリアは仕事に行かせたヴァネッサに阻まれた。

ナサミアのいる部屋に着くと、看護師と俺はベッドに近づいた。

ボトルを手にして、ナサミアを見てみた。

「ナサミア、これを飲めば助けになる」

彼女は躊躇することなく、瓶ごと飲み干した。

次に起こったことは、彼女の体から毒が消えたこと。

まだ菌には結果が出ていないので、先生のところに行った。

「先生、この薬を１日１回４日間飲ませてバクテリアに効果があるかどうか確認してください」

「どうしてそんなことができるの？」

「難しいことではありませんが、将来的には多くの命を救うことができます」

驚いた顔をしていたが、「休んできなさい」と言ってくれた。

休んでいた部屋に行き、4日間お城の中で過ごした。

その後数日間、先生がナサミアの治療をしている間、俺はその部屋に泊まっていた。

あっという間に4日間が過ぎてしまい、部屋にこもって庭を歩くだけになってしまた。

ナサミアのいる部屋に行き、先生のところに直行して様子を見に行った。

聞くところによると、彼女はだいぶ良くなり、菌が消えることはなかったが、弱くなってしまったという。

彼はまた、彼女がこれを持っているときはいつでも、俺が作った薬を飲ませるようにとアドバイスしてくれた。

ナサミアは微笑みながら俺を見た。

「ご主人様、助けてくれてありがとうございます！」

大丈夫と聞いていたので良かったが、先生はもう少し休んだ方がいいと言っていたので、失ったエネルギーを回復させることができた。

もちろん受け入れたが、お城の中での滞在時間が長くなってした。

それは俺が嫌いなことだ。

沢山の貴族を見るまでもなく、追い詰められた気分になるからここにはいられない。

俺は自由が好きよ。ナサミアが出られるようになったら、28日に発生する大惨事に備えて、再び王都を後にするよ。