捨てられた勇者の未知の武器

第9話 「勇者会議！」

城に到着すると、和夫と俺は玉座の間に呼ばれた。

それは、俺の勝利のために、そして決闘が終わった後の俺を殺そうとする試みのために、彼をどうするかを決めることに違いない。

俺たちは二人だけで入り、他の人たちは好きなところに行けるのに、お城の中に入ってしまいた。

ケリアの前で立ち止まり、彼女の命令を待っていた。

「勇者たちよ、萩原陽斗（はると）と古谷和夫、あたしたちは決闘の最後に古谷和夫が犯そうとした罪を決めるためにここに来たのだ」

「陛下、 私が剣を投げつけた時 私たちはまだ決闘中でした！」

「ふざけるな、逃げ切れるかどうかを確かめるために言ってるんだろ？」

「そんなわけないだろ！」

ケリアは部屋の中で秩序を求めて手を叩いた。

「古谷和夫、あたしはそれを目撃していて、あたしが決闘を譲った後、あなたは萩原さんに剣を投げつけたことを知っています」

正々堂々と決闘に勝ったと言おうとしても、彼はあまり成功しなかった。

彼は完全にイライラしていた。彼は敗北には屈したくないよう。

「結論として、あたしは古谷和夫を殺人未遂の罪で有罪とし、追って通知があるまで城内監獄に収監する。とはいえ、勇者会議の後、古谷和夫は破局の日まで刑務所の中にいることになる」

彼は興奮した。

「陛下、これは不公平です！刑務所にいるくらいなら死んだ方がマシだ！ 」

「おぉ！？死んだ方がいいの？勇者のあるべき姿とは、そういうものなのでしょうか。あなたは本当にこの世界のことを何も知らない！」

俺は少し怒って彼を見た。

彼が勇者のように自分を捨てていたので、俺はマントを床に置き、左腕を狙った。

彼が何をしようが、もうどうでもいいよ。

しかし、勇者は国民や世界を守らなければならない、それが勇者の目的。

「見ての通り、この腕は三頭獅子との戦いで失った。「ケルベロス」として知られている。この世界で生きることが簡単だと思っているの？傍観して「大惨事 」を待つだけで十分だと？……ふざけるな！これが気にならないなら元の世界に戻った方がいい」

「私が望んでいたことですが、それは無理です！そうですよね、陛下？」

女王は和夫を見て二人に声をかけた。

「知らないくせに元の世界に戻る可能性がある。しかし、大惨事を終わらせる必要があります。そこに戻るにはそれしかない。主人公の一人が死んだり、任務から姿を消したりしたら、他の勇者は誰も戻れなくなる」

ケリアの対応が俺たちに影響を与えているよ。

しかし、和夫は怒ったままで、彼女の命令で和夫は部屋を出て行った。

これも期待してなかったけど、世界を選ぶとしたら。

何を選んでいいのかわからない。どちらも似ている。

1がもっと未来的で、1がもっと中世的なのを除けば。

片方には魔法も力もなく、もう片方にはある。

だから俺が世界を選ぶのは、今のところほぼ不可能だ。

ケリアは俺の名前を言って心配そうに身を投げたが、俺は手で彼女を押しのけた。

俺は彼女から離れようとした。

「何で逃げるですか、陽斗（はると）？」

「あなたはとても泣き虫で心配性の人だから」

「いいんじゃない？」

「いいえ、好きじゃないんだから」

彼女はとても心配そうに俺を見ていた。

「でも……でも君にはわからないけど、腕のない君を見て、あたしがどんな気持ちだったか……」

「で、あなたにとってはどうなの？自分の腕だ、自分の体をどうするかは自分で決める」

彼女は怒って、俺の顔を力ずくで平手打ちした。

「アホ！死にたいですか？」

「守りたい人を救うためなら、死んでもいい」

「もう～……あたしのためにもそうしてくれるの？」

「泣くだけの女の子を守る？いいえ、結構です」

ケリアは喘いで俺の胴体を強く叩いた。

全然痛くなかったけど。彼女の強さは、子供がかんしゃくを起こしているようなものだった。

「何でいつもからかうんだよ、陽斗（はると）？ 」

「いじめるのが簡単だから」

彼女は椅子に戻って座った。

ちょっと怒っているような顔をしていた。

貴族や王族が嫌いだと既に言っているし、信用できないとも言っている。

彼女は俺を尊敬する方法を知っている必要があるよ。

「でも結構心配してたんだよね！もうやめてくれよ、陽斗（はると）！」

「それに何か関係があるの？」

目つきが変わり、態度が変わった。

二人きりになったのは初めてなのに、彼女はそんな顔をしてくる。

もっとこういう顔をしていればいいのにと思うよ。

何でもかんでも極端に気にする人はおろか、泣いている人の対応が苦手なんだ。

この世界でも、元の世界でもない。

ナサミアは違うんだよ、今までのことを考えれば。

しかし、ケリアは違う。彼女は「パパの娘」なので、そういう態度は好きではない。

彼女のことを尊敬しているのは一つだけ。

それは、彼女が力ではなく、人を一番に見ているということよ。

それは俺にとってはいいことなんだが、それ以外は俺が嫌いなものを全部持っているよ。

「春斗、そんなことしませんですね？」

「好きなようにします…」

彼女は冷たく怒ったような表情で再び俺の話を遮った。

彼女の視線は、威圧感だけで空気を断ち切るようだった。

「ね～？」

「好きにしてくれ、もうそんな気分じゃないから……」

「やったー！」

彼女は微笑みながら俺に身を投げた。

どんな心境の変化なんだろう？彼女は双極性障害なの？

人に冷たくされても、ある瞬間には優しくて笑顔になったりして。

正直、もう彼女をどうしたらいいのかわからない。

彼女をかわして落として部屋を出ただけ。

ケリアは鼻が少し赤くなって血が出ている床に顔を上げた。

彼女は鼻血を拭いて、まだ床に横たわっている俺を見た。

「城の中にいてください すぐに勇者会議があるからです」

ナサミアを探しに行ったが、城の中にはいなかった。

ということで、お城の庭園を覗いてみた。

弓の勇者・大地と同じように、彼女はそこにいた。

駆け寄ってみると、彼が彼女の髪の毛に手をこすりつけているのが見えた。

といった会話も聞こえてきた。

ナサミアは俺をかばってくれたのを見て、彼は彼女を愛してると言っているように聞こえた。

その場に着くと、俺は彼の腕を掴み、冷たい目で彼を見た。

「何をしていると思っているんだ？」

「うわぁ……捨てられた英雄でなければ、萩原さん」

「彼女と何をしていると思う？」

彼は俺から離れて歩いていくと、偽りの笑顔で俺を見た。

「俺が？何でもない、ただ彼女に愛してると言っただけだ」

その後、彼は去っていき、俺はナサミアを見た。

彼女はこの状況に動揺しているよう。

俺は彼女の隣に座ると、片腕しかないのに、彼女を強く抱きしめた。抱擁を手放した彼女の尻尾は元に戻っていたが、彼女が恐れているのはわかる。

彼女はまだ子供だ 少なくともそのように見えるよ。

この世界で年齢がどう動くかは知らんが。

亜人は人間と同じように生きているのか、長生きしているのかわからない。

しかし、その態度からして、彼女はまさに子供だ。

彼女は俺の奴隷かもしれないが、だからといって人を好きにさせたり、普通に生活させたりするわけではない。

彼女は人間と同じ権利を持っているよ。

「ナサミア、彼はあなたに何をしたの？」

「知らない、の。怖かったのは分かってる……」

「ナサミア、もし誰かがまた同じことをしたら、教えてくれないか？」

「はい、ご主人様…」

落ち着かせようと頭を撫でた。

その間に、一人の兵士が女王のところに行くために俺を呼ぶようになった。

玉座の間にあると思っていたが、着いてみると誰もいないな。

兵士がそこにはないと言っていたので、ついていくことにした。

「これだ、萩原さん！」

「ありがとう！」

6人用の円卓が入っている小部屋にアクセスできる木の扉に入った。

そこにはすでにケリアが座っていた王室の椅子もあり、王都の隣の森を見下ろす大きな窓もあった。

4人の勇者もすでにテーブルについていた。

空いている椅子に座ったが、和夫が椅子を蹴って倒れた。

それと同時に、俺も転ばせられた。

このことと、大地がナサミアにしたことについて、俺は怒りを感じているよ。

立ち上がって椅子を置いて、座ろうとした。

だが、彼が椅子を倒させるために足を戻す可能性が高いと思っていた。

座ろうとすると、足を下ろそうとしているのが見えるが、それはもうわかっていたので、彼の足を強くぶつけてしまいた。

そして、俺はすぐに足を離し、椅子を彼の足の上に乗せた。

俺は椅子に座り、彼のいる右側に寄りかかった。

椅子の力が和夫の足元に落ち始め、彼は悲鳴を上げた。

椅子をテーブルに戻して並べてみました。

和夫は俺を殺すと言って冷たい顔で囁いた。

彼を無視しただけだ。

ケリアが全員を見て、その瞬間から勇者会議が始まった。

まずは、ケリアは今回の会議の要点を説明してくれた。

というか、今回の会議の目玉。それが大惨事だった。

「この会議を始めよう！ご存知のように、この世界では「大惨事」が出現し、突如として現れ、非常に強力なモンスターをもたらすことから、この名前をつけました」

「そうだよね、早く終わらせてくれないかな？ここには居たくない」

「弓の勇者、これはまだ始まったばかりだ」

ケリアは深呼吸をして続けた。

「君たちの仕事はこれを終わらせること、そして何よりも重要なのはチームとしてこれを終わらせることだ。今まで何をしてきたのか教えてほしい……」

四人は顔を見合わせてから、女王の方を見た。

「何もない」

「何もないですか？今まで何をしていたのですか？」

「街を歩くだけです 陛下」

盾の勇者が笑った後に女王に言った言葉だ。

ケリアは冷めた目を見せたので、とても怒っていた。

「盾の勇者、槍の勇者、そして弓の勇者。3人に興味を持ってもらえるような話から始めよう。この大惨事を終わらせなければ、あるいは死ななければ、誰も元の世界には戻れない」

「元の世界に戻る方法を知っていますか？」

「あなたは、戻りたければ自動的に元の世界に戻ります。大惨事を終わらせてくれればね」

彼女の言葉にショックを受けた彼らは、家に帰れるように大惨事を終わらせたいと不安になっていた。

しかし、破局を終わらせたいと思いながらも、戻る気がしなくなってしまった。

確かにそこには自分のものがあるが、ここでも自分が大切にしているもの、守りたいものを手に入れることができた。

何もかもが戻ってきたいと思うのはとてもいいことのようが、このバカな勇者が活躍しなければ、俺たちは永遠に立ち往生してしまうでしょう。

戻りたいか戻りたくないかという気持ちは、まだ非常に決まっていないな。

言うまでもなく、あの王に復讐して、自分の力を見つけなければならない。

俺の力について今のところ知っているのは、俺の感情を通して活性化するということだけだ。

弓、槍、盾、剣の4つの勇者が本当の勇者なのかな。

伝説の勇者の噂以上の勇者がいたかどうかは知らんが。

だが、それもまた、ここで答えられる質問のような気がするよ。

「あたしはこの四人の馬鹿とは何の関係もありませんが いくつか質問があります ケリア女王」

「萩原さんの質問は？」

「まず、俺たち以外にも英雄はいたのか？もしそうだとしたら、どれくらい前に登場したのでしょうか？第二に、大惨事の日付は？そして最後に、大惨事が終わるまでにどれくらいの時間がかかるのか？」

「そうだ、我々も知りたい…」

その質問にケリアは少し驚いた。

彼女は、俺の質問には、まず間違いなく答えてくれた。

彼女が言ったことを要約すると、俺たちの前には他の勇者がいたが、残念ながらどちらもここにいないな。

彼女は理由を説明することはできないが、それは城の歴史的なアーカイブに書かれているよ。

そして彼女は、70年前に存在していたと言い、最後まで生きた伝説の勇者が大惨事と戦って死んだ以外は、すべての勇者が戦闘で死んだと言っていた。

2問目の質問では、破局の日は次の満月が来る30日後と答えた。

最後の質問は、彼女はそれが持続することができますどのくらいの時間を確かに知っていないが、アーカイブによると、それは30分かかります、その後、モンスターのいずれかを退却するか、またはここで世界に滞在する。

俺の意見としては、モンスターが消えずにこの世界に留まるのであれば、まずは強者を一掃しなければならないと思っているよ。

だが、彼女が説明しなかったのは、それらがどのようにして現れるのかということだった。

問いかけようとすると、遠藤が問いかけてきた。

「テレポートされたかのように現れる。どうやってここに来たのか分からない。誰がどうやって来たのか、誰がここにビームを送ったのかが分かるまで、全員を倒すしかない」

「彼らを操るボスはいないのか？」

「萩原さん、あたしの知る限りではありません。実際、アーカイブによると、伝説の勇者さえ、それを理解することはできなかった。」

増夫は怒って両手でテーブルを叩いた。

「それって僕たちにもわからないってこと？！」

「答えられないこと。あたしが知っているのは、それがあなたでなければならないということだけです」

彼は落ち着きを取り戻し、再び座り込んだ。

「……しかし、それは不可能な任務のように思えるが……」

「君の言う通りだが、君でなければこの世界は永久に終わる。あなた達が最後の救いだ…」

この後、ケリアは災害時のモンスターの倒し方のアイデアを求めたが、誰一人として賛同する者はいなかった。

増夫は気にもしていなかったし、思いつきもしなかった。

大地は、トップモンスターだけを倒しに行くのが精一杯だと言っていた。

武は王都に改良を加えた方がいいと言っていたが、どれも王都を守るためのものではなかった。

和夫は単に攻撃するのが一番だと言っただけで、それだけだった。

俺は大地とたけしの考えを即座に否定した。

上層部だけを倒すことで、下層部のモンスターが王国や世界の他の村に何をするかわからないので、ダイチのは却下した。つまり、多くの人の生活に疑問を感じていたの。

武の俺が拒否したのは、単純に温泉とかカジノとか色々なものを作って欲しかったから。

もっとお金をあげてもいいのが、今の俺が興味を持っているのは、経済的に稼いでいるのではなく、国民を守ることだ。

まあ、経済的に稼ぐのはいいことだし、報酬があればそういう仕事をする。

しかし、大惨事が来ると経済的に考えることができなくなる。

和夫は、人口から逃げるために特定の戦略的な場所で攻撃することを口にしていたので、攻撃の戦略は良いと思うよ。

しかし、モンスターが俺たちの餌に行くかどうかはわからない。巨大なリスクがあるかもしれない。

そして、俺は自分のアイデアを出した。

「人口を守る、ということで、みんなで違うところに行くべきだと思います。ここ王都では、女王と兵士たちが、ここに生きるものを守ります。しかし、外で生活している者は自分の身を守ることができません。だから、王都以外の人口を守ることに注力すべきだ。高レベルモンスターだけでなく、下級モンスターも殺せるように戦略を立てようということになった」

堂々と却下された。

俺の考えが全てではないかもしれないが、少なくとも他人を守ろうとすることはできた。

しかし、次の大惨事に備えて何をすればいいのかがわかるように、レベルを示してもらいた。

拒否された。つまりヒーロー同士の争いになってるってことだからダメなんだよね。

合意に至らなければ、最初の大惨事は大失敗だと思うよ。

だからこそ、ケリアにはこの勇者会議はダメだと言っていたが、それでも彼女は自分のやりたいことをやりたいと思っていた。

今の俺の望みはここから出て行って訓練して大惨事に備えて準備を始めることだ。

突然、ヴァネッサはケリアの隣に現れ、何かを呟きに行った。

ケリアが手を振っているのが見えただけで、一瞬にして彼女の顔は怯えていた。

彼女は滞りなく俺の方を見ていた。

彼女が俺に何を求めていたのかはわからないが、何かが本当に彼女を悩ませていた。

「萩原さん、あなたの相棒がうちの医者と部屋で会っているとの情報を得たんですが……」

「えっ！？申し訳ありませんが、早退します、ケリア王妃！」

彼女は前向きに頷いた。

起き上がるとすぐに玄関に行き、ナサミアの様子を見に行った。

それなのに、大地は理由もなく俺を挑発してきた。

「彼女に会いに行くために会議を抜けるの？」

女王は怒った顔で彼を見て、許しを請いた。

俺を挑発するためにやったのだから、彼の許しは偽りだったと知っている。

視線を向けると、意地悪な笑みを浮かべていた。

俺は引き返す、つまりテーブルの方を向いて、怒りが止まることなく体中に流れ込み、手の中にシンボルが現れ、新たな剣が現れてロックを解除した。

その剣は「ヘイトソード」と呼ばれていた。

それは黒い光でできた剣で、黒い炎を持っているように見え、剣の柄にはルーンが出ているが、手がルーンを覆っているのでよく見えないな。

テーブルに着き、彼の顔の横に剣を滑らせると、傷口が開き、その入り口に黒い炎が現れた。

中の傷口から黒い炎が伝わってきて、痛みで悲鳴を上げ始めた。

増夫と和夫は、武器を取り出して俺に向けた。

テーブルをひっくり返して、ケリアがヴァネッサと一緒に出て行ったので、憎まれ口を叩きながら二人を見た。

目が赤くなり、オーラというか威圧感がさらに強くなった。

それで二人は武器を下ろした。

だが、それでも肩に装備品を燃やして肩に傷を作り始めた大地をさらに黒い炎で攻撃した。

その後、一人が逃げ出して誰かに電話しに行って、俺が手に負えなくなったと言っていた。

本当は自分の体ではどうしようもなかったが、自分で考えられるようになった。

俺の中で変わったのは、「殺せ」、「殺せ」、「殺せ」、「殺せ」という声がいくつか聞こえてきたことだけだ。

後に彼らが呼びに行った人は、女王だった。

どうしたらいいのかわからず、怖くても俺の名前を呼ぼうとした。

効果はない。彼女はもっと頻繁に試したが、まだ効果はなかった。

彼女は俺の方に歩いてきて、後ろから俺にしがみついてきた。

彼女は俺の胸に腕を巻きつけて、何度か俺の名前を呼んでくれた。

何度か俺の名前を呼ぼうとした後、剣は消え、彼女の手に握られていたシンボルは消えた。で、元に戻った。あるいはそう考えられていた。

この場合、元に戻った途端に気を失ってしまった。

目が覚めると、隣にはナサミアが村でやっていたように女王様がいた。

彼女の頭はベッドにもたれかかっている。

しかし、彼女は目を覚まし、俺がすでに目を覚ましているのを見た。

俺は戸惑いながら彼女を見た。頭の中が真っ白になったように。

「ここはどこだ？」

「あなたはあたしの部屋にいる……」

「俺に何があったの？」

「覚えてないのか？」

「ナサミアの調子が悪いと言われてドアの方に向かったのを覚えている。でも、その後、何があったのかわからない……」

彼女は何も言わない方がいいと思っていた。

「元気になってくれてよかった……そこにいて休んで…」

「無理だ、ナサミアに会いに行かないと……」

「アホ！そんなことできる状態ではありません、休んでください……」

ナサミアの様子を見てみたい。

ケリアがいなくなったら会いに行こうと思うわ 。