捨てられた勇者の未知の武器

第7話 「魔法の結晶！」

ケリアから渡された羊皮紙を持って、俺と少女は一緒に宿へと向かった。

お城を出た時にはすでに暗くなっていた。

そして、涼しい風が流れていた。宿はまだお城から少し離れていたので、スピードを出さなくても宿にたどり着くことができるよ。

女の子はまだ俺の後ろにいた 泣きたいように見えたが、怖くて泣けなかった。

彼女にとっては こういう状況になってしまったことは 二度とやりたくないことだったよね。

元の世界では、俺には友達がいなかったので、学校に行って家に帰っただけだ。

家にいてパソコンでゲームをしていた。

気がついた時にはすでに宿の隣にいた。

宿屋の主人は、俺と少女が一緒にいるのを見るやいなや、俺に出て行けと言おうとした。だが、俺はケリアがくれた巻物を手に取り、彼に見せた。

「もう一度俺たちを追放してもよろしいのか？」

女王に逆らえないから黙っていた。実際、女王に反対する者には大罰が下る。

リネロと同じように。

「頼んだ部屋を貸してくれないか？」

彼は鍵を取りに行って俺に渡した。

女の子と一緒に部屋に上がり、部屋に入った時にはすっかりビックリしてしまいた。スイートルームのように見えたが、本当にそうではないな。

だってスイートルームは普通に豪華だし、これじゃないんだから。

大きなベッドと専用バスルーム、そして大きな丸テーブルがあるだけだ。

女の子が床に寝転がって寝ている間に、俺は丸テーブルの上に荷物を置きに行った。

「そこで何してるの？」

「私（わたくし）は寝ます、ご主人様……」

「床に？」

彼女は前向きに頷いた。

彼女は体を曲げ、尻尾で足を覆い、頭を少し下げていた。

俺は彼女に向かって歩き、彼女を迎えに行き、部屋の大きなベッドに置いた。

彼女は数を数えていなかったので、俺が捕まえたであろう瞬間に少し怯えていた。

彼女を覆うように毛布を引っ張り上げた。

横たわっていると、彼女は俺を見た。

「そこで寝てて、いいな？」

「なぜですか？」

「最終的な判断では誰が床で寝るのか？」

「でもご主人様 、ベッドはあなたのもので。私（わたくし）のものではありません」

「ベッドはなぜあなたのものではないのか？」

「私（わたくし）は奴隷だから…」

「奴隷だからこそ床で寝るべきではありません。この部屋にお金を払ったのは、あなたが寝るためのベッドがあると思っていた」

彼女は微笑んで目を閉じた。

ほどなく、彼女は天使のように眠っていた。

あの可愛らしい顔と笑顔で本当に天使のよう。

少し前までは彼女は悲しくて泣きたい気分だったのに。

寝室の窓がある円卓の横に行ってみた。全ての出来事があったにも関わらず、彼女を守りたいと思いながらも、どうやって力を使えばいいのかわからない。

それだ、彼女が寝てる間に俺は起動できるか見てみるわ。

腕を前に伸ばして剣を思い浮かべた。しかし、シンボルは出てこなかった。新しいポジションを試してみたが、起動しない。いくつかのポジションを試してみたが、どれも右手のシンボルを作動させることができない。

意志では発動させてくれないようで、これが何の力なのか誰も教えてくれないな。

最後の一つのポジションを試してみたが、これも成功しないな。

突然ケリアが何の前触れもなく俺の部屋に入ってきて、俺の体勢を捕らえた。

胴体が傾けた、腰が上がり、足が広がり、腕が地面についた。

「陽斗（はると）！♥♥」

「えっ！？」

「おい陽斗（はると）、それは何のポジションだ？」

彼女は困惑した顔で俺を見た。

正常位に戻り、ベッドを指差しながら低く声をかけてもらいた。

「しっ…… 声がでかいな……」

ケリアはベッドに目をやると、亜人の少女が眠っているのが見えた。

ケリアは丸テーブルの椅子に座り、俺にも座るように言った。

それが俺のしたことよ。俺は彼女の前に座り、リラックスして少し眠くなっていた。

「女王はこんな夜中に何をしているのか？」

「あたしはあなたに二人きりの時にそう呼ぶなと言っただろね？」

こんな時間に何を話したいのかわからない。早く寝たいから早く聞いてあげよう。

明日はその子と一緒に行って、必要な装備を買ってこようと思うよ。

「俺に何をしてくれるの ケリア？」

「まず、今日のお城での出来事をお詫びします。第二に、城の中にあった力を知りたい」

「許せない。約束を果たすのを見てからだ。それが俺の力だったんだ。まだ発動方法を知らないが」

「で、どうやって城を起動させたの？」

「彼女を守りたいという自暴自棄と欲望だったのかもしれない」

ベッドを見てから、またケリアを見た。

「でも、自分の自由意志の力を得る方法がわからない」

「言い換えれば、力は無意識のうちに出たり入ったりするものだよね？」

「はい、自分の意志で発動させる方法を考えています。それが俺を捕らえた理由だ」

彼女は俺のために唖然とした顔をした。

「そうなの？」

「信じないの？」

「信じないわよ！」

俺はテーブルから立ち上がって窓際に行き、真剣に彼女の目を覗き込んだ。

「でも、話をしに来たんじゃないでしょ？」

「あなたの言う通りです。君に提案がある」

「いいえ！」

「でもまだ何も言ってない」

「バカなことやおかしなことをお願いするのはわかっている」

「しないよ！これは君が気にかけていることだよ、陽斗（はると）……」

完全に怪しいと思って見ていた。

命題が何なのかは知らないが、ここの何かが俺をあまり喜ばせてくれない。

彼女の話を聞いても何も変わらないけど、俺が欲しいのは寝ることだけ。目が重くて腫れている。

「大惨事の間、他の勇者達と一緒に戦いに参加して欲しい」

「いいえ、あんなバカとは関わりたくない！」

「陽斗（はると）、お互いに助け合わないと世界が危ない！」

「大惨事が起きればすぐに手伝うが、4人を助けることはしない。実際に聞いてみると、彼らも同じことを言うでしょう」

くだらないことだと思ってたから "いいえ "って言ったんだよ。

怪物に人間を殺させないで、それは確かだ。

しかし、俺を守ったことがない人達を助けるの？

それは絶対にありえないこと。

「まず、「人々の勇者」としての俺の式典の聴聞会と令状の改正を予定してください」

「陽斗（はると）、時間がかかるって言っただろ！？今、あたしと他の王国はルシファーについて話し合っている」

「わかったよ、ケリア。俺と亜人女の子はここから出るぞ。自分たちの自由意志で助ける義務はないので、俺は出て行きます」

彼女は素早く立ち上がり、俺の腕を掴んだ。

少し音を立てて、少女は寝言を言った。

それが俺とケリアを怖がらせていた。

「ご主人様、行かないでください……」

彼女が寝言を言うとは 思わなかったでしょうね。

俺はケリアを見て微笑んだ。

「ケリア、今は彼女を守らないといけない、強くならないと戦えない」

「わかったよ、陽斗（はると）。帰ってきたら会える？」

「帰ってくるかどうかはわからない、客席に戻ってくることはできるが、その後はもう帰ってくるかどうかわからない。大惨事の戦いでしか会えないかもしれない」

「一人にしないでよ、陽斗（はると）……」

彼女は俺を抱きしめて泣きながら、俺の帰りを止めようとしてくれた。

俺は静かにじっとしていられるようにした。

まだ彼女を信用していないが、いつか変わるかもしれないな。彼女が俺のために多くのことをしてくれたことを知っているから。

しかし、彼女は俺にとって最も重要なことをしていない。

奴隷制を終わらせて、他の民族に自由を与えよう。

「どちらにしても、彼女と俺はここを出ようとしている。ここに来て何週間も経つが、汚職しか見ていない。そして、世界の他の物に会いたい」

彼女は首を傾げ、恥ずかしそうに乱れた声で。

「そして、あたしがいなくて寂しくない？」

「はぁ？何の質問だ！」

「寂しくない、の？」

「何が言いたいのかわからないけど、連絡を取りたければいつでも手紙を送ればいい」

「大馬鹿者！」

彼女は部屋を飛び出して城に向かった。少なくとも彼女はそこに行ったと思う。彼女が何を考えているのかは知らないが、前回は一週間も姿を見せなかったのに処刑されていたということだけは知っている。

知らないこともあるが、彼女が悪い人ではないことも知っているよ。俺は信用していなくても、彼女が嘘をつかないのは知っているし、少なくとも彼女をあまり嘘をつかないのも知っている。

とにかく、明日はレベルアップして自分をさらに強くしていきたいと思う。

ステータス画面に表示されないからどんな力なのかわからない。

とはいえ、一日が終わってしまったので、明日ラルトに行って少女のために冒険者の装備を買ってこようと思うよ。

テーブルに座り、頭を下にして、結局疲れて寝てしまいた。

翌朝、少女に体を揺らして起こされた。

眠くて、ゆっくりと目が覚めて、目の前に彼女の顔があった。

「おはようございます、ご主人様」

「おはよう……」

疲労で口を開き、腕を上げてストレッチをした。

「どうしたの？」

「ご主人様、なぜテーブルで寝ていたの？」

「同じベッドで女の子と寝ると思うの？」

「できない、の？」

「いいえ、それはあまりにも明白です」

彼女は俺の言っていることを理解していなかったので、とても混乱していた。だからマントを持って行って着てみた。

その後、居酒屋に行ったのですが、今回はあっという間で、持っていく食べ物だけだ。改めて、多額のお金を払いた。今回は銀貨30枚だ。

それは、旅のために十分な食料を取ることだ。

俺たちが去ったとき、俺たちは再び亜人を拒否したラルトの元へ直行したが、俺はケリアがくれた巻物を彼に見せた。

宿屋の主人に同じ羊皮紙を見せたのと同じように。

ラルトは全部読んで、何も気にしていなかった。ケリアの許可があれば、どんな施設にでも彼女を入れることができた。

「これは王妃の許可を得たものです」

「もちろんそうだ！何もごまかすつもりはなかった」

「知ってる、色々と疑った結果、そんなことはしないだろうと思っていた」

「で、彼女に装備品を用意してくれるか？」

彼は自分ができることを確認し、女の子に一緒に試着室に行って服を着ようと言った。

彼女は少し怖がっていたが、俺は彼女を見て、彼のことを知っているから怖がらなくていいよ、と合図した。

もちろん完全に信用はしていないが、彼だけが彼女に何かを持っているかもしれないことはわかっているよ。

何度か試した後、彼は彼女にいくつかの装備を手に入れた。

試着室から出てきた彼女の新しい装備を見て驚いたのが、それが目を輝かせているように見えた。

それは大きな革のベストで、下には黒のストライプが入った茶色のセーターを着ていた。太い縞ではなく、黒い小さな縞。また、彼女は薄茶色のショートパンツと、足首まである小さな茶色のブーツを履いていた。

すぐにラルトは二本の小さな剣を取りに行った。

少女は二本の小太刀を手に取り、自分の空気を断ち切るように腕を素早く滑らせながら試着した。

「ご主人様、どう思う？」

「似合ってるよ！」

喜びに満ちた彼女の顔は、初めて会った日と同じ表情を見せてくれた。 居酒屋の中で、料理を受け取っていた。

人を喜ばせることは良いことのようが、今の俺の焦点はそこではないので、真剣に彼女を見ていた。

「主人を退治して次のレベルに上げるのを手伝ってくれよ」

「少年よ、今はそんなこと言ってる場合じゃない」

「俺は彼女の主人だ！何を言ってもいいことと悪いことを知っている」

ラルトは深呼吸をした。

「おじさん、安心してください、私（わたくし）は主人のために戦います。彼はかつて私（わたくし）を救ってくれた、彼には感謝している。そして、あなたもこの服をありがとう！」

「あなた達は、よく似合っているよ。そして、私に感謝する必要はない、少女よ！」

「いくらなの？」

「何でもない！女王の請求書に載せよう」

俺は彼に背を向けてドアの外に出た。まだ名前を聞いていないので名前を知らないな、少女に合図をした。

でも俺にはそんな時間があるのよ、彼女が自分の名前を言いたい時には俺に言わせて。そして市の門に向かうと、そこには思いがけない人がいた。

その人は女王だ。ここで何をしているのか知らないが、昨夜はまだ一緒にいた。じゃあなぜ彼女はここにいるの？

門に着くとすぐにケリアがこちらを見て、いつものように、ヴァネッサはケリアの隣にいる。

「ここで何をしているの？仕事してないの？」

ヴァネッサは初めて同意してくれた。

しかし、どうやらケリアは非常に頑固で、彼女が望むことをするらしい。

「これを渡しに来ました。あと、お別れにも。あなたと一緒に過ごした良い時間だった」

「いつも困ったことになってもね？」

「そんなことはない！」

みんなが笑い出して、彼女の顔は真っ赤になり、恥ずかしくてたまらないな。

「もう～」

俺は彼女が持っていた巻物を手に取り、彼女を見続けた。

「これは何だ？」

「これはあなたが願っていたことの一つです。「人々の勇者 」というタイトルで、個人的に届けに来ました」

「俺はそれを望んでいなかった、俺にその肩書きを与えたかったのね？」

「もう～、いつになったらからかうのやめてくれるんだよ、陽斗（はると）？」

羊皮紙を快く受け入れたが、貴族に謁見するわけではないので戸惑った？

「観客はいないのか？」

「今じゃない、あとで、少なくとも今はタイトルは手に入れた そうすれば、あなたは他の領域に行っても、それほど困ることはない」

腰のところで、お金を入れる袋の横に置いていた。

そして、俺はその女の子と一緒にまっすぐに門を出た。

でもケリアは俺のマントを掴んだ。

「ケリア？」

「あたしがいなくて寂しくないの？」

「いいえ！」

俺が押すと、彼女はマントを落として去っていった。

彼女の言葉には本当に動揺した顔をしてしまったが、なぜか俺は彼女が微笑んでいるような気がした。

そこで俺は何も言わずに右腕を上げた。

少女と俺は俺たちの旅に従ったが、最初に俺たちは彼女がレベルアップするために、いくつかのソウルツリーを殺しに行って、俺もそうした。

ソウルツリーの場所に到着した時、少女に小刀を取り出して殺してもらうように頼んだ。

今回は何もしていない。見ていただけだ。彼女が最初の一人を殺した時、経験値がアップのを見て、それは俺一人よりもはるかに多くのものだった。

目の前の画面に出てきた。

ＥＸＰ　３５１

少女は414経験を積んできた。数字は違うけど、攻撃するのは彼女なんだから俺よりも経験値が増えるのは当たり前。

一時間後、少女はすでに多くのソウルツリーを殺していた。

彼女のレベルは5、俺のレベルは7まで上がった。

1時間の終わりに得ていた経験は、すでにかなり少なくなっていた。そこで俺は旅を続け、旅の途中で近くに現れたモンスターを退治することにした。

後日、新たなモンスターを発見した。

これらのモンスターは「悪のキノコ」と呼ばれていた。彼女たちはすでにレベル6で、少女よりも少し強いが、今回は俺が手伝うことにする。それが必要か、彼女は大きなダメージを受けることになるよ。

しばらくすると、なんとか一人を仕留めることができ、体験の勝利を伝える画面が出てきた。

ＥＸＰ ５３２

女の子は748の経験値を稼いで、最終的にはレベル7まで上がり、俺はレベル9まで上がった。

小さな川の横の森の中にあるこのエリアで、何度か悪のキノコやタイガーフロットを倒して滞在した。

タイガーセイバーはレベル12でスピードがあるので非常に強いだ。

終わった時には、俺はすでにレベル15、彼女はレベル14になっていた。

彼女は俺から1レベルしか離れていないな。

置き去りにされたくないから、どうやって自分の力を発動させるか考えないといけない。

夜だったので、そこに泊まることにした。

女の子の力を借りて森に火をつけた。彼女は火の玉の魔法を使って火を灯した。

俺たちは火のそばに座り、酒場から持ってきたものを食べた。

結局、少女は疲れ果てて寝てしまった。

夜は寒かったが、彼女には身を隠すものがなかった。

そこで俺は彼女にマントをつけて、危険を見るために火に行った。

翌朝、荷造りをして出発した。

森を抜けると、前方に小さな村が見えてきた。

様子を見に行ってしばらく休むことにした。

数日前から歩いていたのが、食べ物が少ししか残っていない。

だから村で休むのが理想的だろう。

村に到着してみると、そこには大きな混乱があった。

女の子と二人で様子を見に行った。誰かに聞こうとしたが、誰も答えてくれなかった。

後ろから声が聞こえるまで。

「この辺の人じゃないよね？」

後ろを見ると、茶色のスーツを着て杖をついた70歳の男性がいた。

「いや、ここに来たばかりだ」

「こんなことになってしまって申し訳ありません。来客を呼び込むようなやり方ではありません」

「問題ありませんが、あなたが誰なのか教えてもらえますか？」

「紹介が遅くなってすみません。うちはこの小さな村の長、テオです。あなたは？」

「俺は萩原陽斗（はぎわらはると）、この亜人は俺のパートナーだ」

俺は彼女を見ていたので、彼女はチーフに自己紹介をするだろう。

最初は怖がっていたが、村長を見て前に出てきた。

「私（わたくし）はナサミアです！」

「ここで何が起こっているのか教えてくれないか？」

村長が近づいてきた。

今では彼女の名前を知っているが、こんな風に名前を知っているとは思っていなかったので、ちょっと腹が立つ。

でも、一方では自己紹介をしてくれたのは良かったと思うよ。

これで村長の安全が確保できるよ。

「村からのグループが魔法の結晶を取りに近くの鉱山に行ったが 戻ってこなかった 一人だけが戻ってきたが重傷を負っていた」

「魔法の結晶？」

「魔法の結晶はいろいろな働きをする結晶です。例えば、魔法のクリスタルファイア、あなたは小さな火を作ることができます」

「このグループはどのくらい離れていたの？」

「数日前、彼らは退却するために、装備を整えていた。ここに来た唯一の者の話では 鉱山には怪物がいると言っていた」

鉱山のモンスターの話を聞いて、ちょっとびっくりした。

地雷を調査してみても損はないと思うよ。

「地雷はどこにある？」

「村を出たら右に曲がって、あと200ヤード歩けば見えてくる。なぜ？」

「鉱山を調査してもいいですか？」

「でも普通のお客さんじゃないの？」

「いいえ、俺は冒険家です」

結局、彼は同意して「生きている人がいるかどうか、調査に行ってくれ」と懇願した。

でも、数日経っているので、死んでいる可能性が高い。

ナサミアと俺は村を出て、彼が言った方向に向かった。

地雷を見て、一刻も早く行こうとペースを上げた。

着いてみると、その先には光の少ない洞窟が。

中に入ったが、何も見えなかった。もっと下にいるかもしれない。

さらに進んでいくと、破れたバックパック、地面に血の痕跡があるのに気がついた。

それが俺たちの生活を楽にしてくれた 地面に足跡がついたら、それを辿ってどこで終わるのかを確認してみましょう。

登山道の終点に着くと、頭のない死体が地面に落ちていた。

ナサミアは怖くなってしまったが、俺は彼女の方を見て、ひざまずいてリラックスしようとした。

さらに中に入っていくと、彼女は俺を離さずに追いかけてきた。

洞窟の奥まで行くと、高い丘の上だった。

下がどこで終わったのか、下を見に行った。

ところが突然、ナサミアが叫んだ。

振り返ると、レベル40のモンスターが現れた。

高さ5メートルほどの3頭身のライオンだ。ステータス画面によると「ケルベロス」と呼ばれていた。

彼は攻撃するために我々の方に向かって来ていた。

彼の口には血が付いていたつまり最後の一人は今頃死んでいたに違いないな。

彼はまだ逃げるのに十分な時間を持っていた。

彼はナサミアに近づいていた。

「ナサミア 剣を抜け！」

聞こえなかった 恐怖が彼女を麻痺させたに違いない。

ケルベロスが彼女に近づいてきたのを見ただけだ。

俺はすべてのものを置いて、何も言わずに彼女のところに走って行った。

身を投げた瞬間、ケルベロスが口を開いてナサミアを攻撃した。

だが、俺は右腕で彼女を掴み、左腕で俺たちを守るように左腕を入れた。

しかし、その瞬間、ケルベロスは口を閉じて俺の左腕を食べた。痛みに悲鳴を上げた。血はあちこちに飛び散っていたが、それでも俺は彼女の肩に右手を置いて揺さぶった。

「ナサミア！ナサミア、聞いてるか！？彼を殺すために剣を抜かなければならない！」

彼女は答えなかった。

彼女は完全にブロックした。この時点で回復の目処が立っていない。

彼が来るのを見ただけだから、力を発動させようと思ったんだ、たぶんうまくいかないだろうけど。

腕をすっぽりと伸ばした。

彼女を守るために出てきてください。もっと体の部位を与えても、呪いをかけても、彼女を守らないといけないのに、彼女の糞力が現れる。

何も反応せず、ケルベロスはどんどん近づいていった。

俺は彼女を守らなければならない、命を捧げてでも守りたい。

姿を見せなかったら、どうやってこの人を守ればいいの？

パワーを見せろ！失望させるな！

「彼女を守らないと！」

俺は必死の口調で精一杯大きな声で叫び、ついにそのシンボルが俺の手の中に現れた。

ケルベロスを殺せるように剣があればいいなと思っていたら、手の中に剣が現れた。

俺が見たときは、光でできた剣のように見えた。

目の前にステータス画面が現れた。

(習得スキル：ソードシリーズ)

(獲得スキル：ソードライト)

ナサミアを降ろして、猛然とケルベロスを見た。

一歩踏み出して走り出すと、気がつけばケルベロスの向こう側にいる。振り返るとケルベロスが真っ二つに開いている。

俺がやったのかな？でも、俺のレベルは彼よりずっと低くないの？

ここで何があったの？どうやってやったんだろう？

ステータス画面が出てきて実験してみた。

ＥＸＰ　２５００

俺のレベルはレベル32まで上がっているよ。ありえないと思ったけど、どうしてこんなことになったんだろう。刀の効果なのかもしれないね。

刀の説明を見に行った。

ソードライト

『攻撃値を3倍に、素早さを5倍にアップ ソードライトは高レベルモンスターを倒すための専用剣です。』

これは俺にはチートにしか見えないな。

これはどうやって可能なのでしょう？

この刀は使わない方がいいよ。迫力があるね。

シンボルがなくなって剣もなくなってしまった。

ナサミアが目を覚ますのを待っていた。

2時間が過ぎ、彼女は目を覚ました。

「大丈夫か、ナサミア？」

「ご主人様、何があったんですか？"怪物はどこだ？」

「気にしないでください！行こうか？」

「うん！」

しかし、彼女は俺の前に走ってきたが、俺は自動的に無生物になってしまった。

ケルベロスに引きちぎられた腕の血を失ったために。

彼女は物音を聞いて振り返った。

地面に倒れている俺を見て、彼女は必死になって叫んだ。

「ご主人様！ご主人様！」

俺の体を仰向けにして、彼女は俺の左腕がなくなっているのを見た。

彼女は叫び始め、助けを求めようとしたが、何の役にも立ったなかった。

誰もいなかったし、周りにもいなかった。そこにいたのは彼女と俺だけだった。

意識を失った後に何があったのかは分からないが、一つだけ確かなことがある。鉱山とは全く違う場所にいる。

どうやってここに来たのかわからないが、説明するとナサミアがここに連れて行ってくれるというだけのことだ。

起き上がると、ベッドに頭を乗せて横たわっているナサミアを見て、俺の胴体は体と腕の周りの絆創膏以外は完全に何もない状態だ。

左腕が戻らないのを見て、少し力が抜けたよう。

「ここはどこだ？」

ナサミアは目を覚まし、俺を見ると、彼女の目に涙が浮かんできて、必死に、しかし幸せそうに俺の上に身を投げた。

"……ご主人様！ご主人様！ご主人様！」

「あなたは俺を傷つけている、ナサミア...」

「でも……ご主人様、もう二度と会えないと思っていました」

「俺を離してくれないか？」

「……もう少し……」

何を言っていいのかわからなかったが、俺の前に一人の人が現れた。それは村の長であるテオスだった。

「目が覚めたか？」

「はい、ここはどこですか？」

「うちの家の中にいる。この子のおかげであなたの血を止めることができました」

この後、全ての説明をしてくれた。

彼は、ナサミアが魔法の結晶と一緒に俺をここに連れてきたと言い始めた。

その後、鉱山で死んだグループにふさわしい葬儀をすることになったと説明された。

彼からも聞いた話では、ナサミアは彼に俺がモンスターを倒したことを話していたが、俺がどうやってモンスターを倒したのかは知らなかったという。

俺もよくわからないのが、すでにモンスターを切っていた。

しかし、その剣があまりにも強力なので、もう使わないことにした。極端な緊急時にしか使いないな。

「どうやってモンスターを倒したの？」

「どうやって倒したのか、正直なところ俺でさえもわからない。この子を守るために剣があればと思っていたが、そして気付いたとき、モンスターは半分にカットされていた」

彼はしばらく考え続け、俺に巻物を手渡した。

テオスによると、それが何なのかは知らず、ただ「渡してくれ」と言われただけだったそう。

彼が巻物を見たとき、それは女王の印章を含んでいた。

開封して、手紙の内容を読んで、驚きと衝撃を受けた。

村長は落ち着きのない表情で俺を見ていた。

「何かあったのか？」

「羊皮紙に書かれた女王の言葉によれば 破局が近づいており 緊急の聴聞会に召喚された しかし、徒歩で行くには数日かかります」

彼は俺たちに一緒に行こうと合図してくれた。

俺はマントを着て、羊皮紙だけでなく、小銭の入った袋を腰につけた。

そして後を追うと、ワゴン車を見せてくれた。

「これは何だ？」

「馬車だから王都に行ける」

「それは受け入れられない」

「なぜなの？鉱山を救っただけでなく 収入源をもたらしてくれた……これはただのお礼です」

「お礼はいらない。自分の意志でやったんだ。見返りを求めてやったんじゃない」

彼は俺たちがそれを取るように主張した、それに加えて、彼はまだ俺たちに魔法の結晶の小さな袋をくれた。

また、魔法結晶は使用者の魔力強化にも役立つ。

とにかく、村長には迷惑をかけたことと、ワゴンと魔法の結晶にお礼を言った。

その後、名前も知らないこの小さな村を残して、ナサミアと俺は旅立つことにした。

二人は、帰りたくないと思いながらも、王都の方へと向かった。