第一章が完結しました。
ここで、第一章が終わりとなります。
さて、キリの良い所ですので、これまでのあらすじと、第二章の予告をしたいなということで、(本当は執筆時間を稼ぐ為の時間稼ぎです(2020年12月22日現在、第二章終盤を書いています。予定では三章中盤を書いているはずだったのに...))
以下ではあらすじと予告を書いていきます。
ここまで読んでくれた方々ありがとうございます!励みになっています◎
これまでのあらすじ
空木雲雀は15才と、無垢さ自惚れがあるまだ若い侍である。彼にはひとつの大きな願いがあった。中ノ國の姫君と結婚したいという願いである。しかし雲雀と姫君の間には身分差という壁があって容易には叶わない。
だから、その壁を乗り越えるために、中ノ國に棲む大妖怪 夜叉を討ち獲った栄誉を欲しがっていたのである。
中ノ國の領主 小宮斎我の勅令で、柴田小十郎、鈴木清正を頭として夜叉討伐隊が組まれた。雲雀はその隊の一番槍、若き天才としての地位を築いている。
だいたい二月中盤頃に、討伐隊が飛騨山脈へ夜叉退治に向かった。討伐隊は救助隊と突入隊の二手に別れた。雲雀は突入隊の一員として、女に扮して夜叉の山城に潜入し、夜叉の女好きという性格を利用してそばに近寄り、ついにその首を切り落とす。その後乱戦を戦って、突入隊は山城から抜け出した。
その後、夜叉に攫われた人間が全員殺されている事を確認した救助隊と飛騨山脈の山麓で落ち合い、夜叉を倒した宴が開かれた。
次の朝、目醒めると、雲雀は自分の体がおかしいことに気が付く。鏡で確認するとら自分が鬼の美少女に変わっていた。それにより、仲間だった皆から殺されそうになり、山の中へ姿を消す。
ボロボロになったまま、助けを求めて命からがら山を出てその近くの村へ行くが、村では鬼だと迫害され殺されそうになる。だが、その美しい容姿のおかげか、懇願が憐憫を誘ったのか、村の医者の女に治療をして貰えることになるが、女は鬼に恨みを抱えていて首を絞められ殺されそうになる。なんとか逃げ出して山へ戻る途中自分は人間の世界に戻れないことを悟る。
その後、山に現れる妖怪の世界へ行こうとするが、それも無理だと言われる。途方に暮れて居ると、化け狐からかんざしをもらった。そのかんざしは鬼の姿を隠せる物で、その道具を利用して、自分の居場所を求めて故郷に帰るが、そこに自分の場所は無いと知る。
その村の近くにある姫君に一目惚れした野山で、旅でもしようかと自暴自棄になっていたとき、自分の誓った言葉を思い出し姫君に会いに行くことを決意した。
予告
第二章の舞台は、中ノ國の中心、城下町での話となります。鬼の美少女姿になった雲雀が姫様と会うためには鬼になったことを隠して城の中で働くしかありません。しかし、城の中で姫君と会う機会を得るためには、上流階級の人間たちから認められ、身分を得なければなりません。
上流の世界で生きていくために必要な教養や、後ろ身(援助してくれる繋がり)を持っていない雲雀に待ち受けるのは、これまでと違った苦労の連続となるでしょう――――
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