第9話 オリエンテーションは効果がある?でも校歌はある♪⑦

 ~~歌練のつづき


 赤メガネ1(薫子)の指揮と指導のもとに、僕たちは校歌の練習をしていた。


 また、僕のせいで、ダメだし。


 僕には、たしかに協調性がない。

 というか、みんなと同じ事をするのが嫌いだ。

 根っからのピッチャーですねん。

 そして、お山の大将的なところが、昔からある。

 だから、委員長的存在(正義づらして、正論を言うヤツ)とか、何でも仕切ろうとしてくるヤツは、しょうに合わない。

 それを体現してるのが、今、前に居る赤メガネ1だ。

 だから、普段でも、赤メガネ1をイジリたくなる。

 実際、コイツのおかっぱを、スキあらば、イジルことにしている。


 ところで、コイツにこれ以上、つけ込まれないためには、どうするか・・?


 う~~~む、わかった!!

 歌わなければいいじゃん!

 オレって、やっぱ、アタマはいいなw


 あの某有名歌手が天下を取った、その手があったぞ!


 で、さすがの赤メガネ1も、僕にダメだしを出来ずに、悔しそうだ。

 と思ったら、ニッコリ笑い、クズイケメンの浩二を注意しだした。


 ハハッ、いい気味だ・・・うん?コイツ、ワザと間違えてないか?

 それに、なんだ?赤メガネ1が優しい。優しく、間違いを正している。


 二人とも、笑顔だし、なんか、僕の時は、空気感が殺伐としていたのに、コイツの時は、なんで生暖かい感じになってるの?

 コイツら、実はもう恋人同士で、じゃれあってるのか?

 浩二は赤メガネを完全攻略したのか?


 いいのか?みんな、これでいいのか?

 周りを見ると、楓は、笑ってるし・・・なんと、あの頑固一徹西野徹が怖い顔で笑ってる・・・。みんな、祝福してるじゃねーか・・・。


 そんな事を考えていたら、クチパクのタイミングがずれた!

 赤メガネは・・・スルー・・・セーフか?


 そして、最後までやりきった!

 僕、初めて、怒られないで最後まで出来たよ、母さん!


 終わったら、みんなでたたえあった。


 さあ、休憩休憩・・・と思ったら、黒メガネが赤メガネ1に耳打ちし、赤めがね1が僕を呼んだ。

 黒メガネ・・・コイツの名前、なんだっけかな?まあ、いいや。


 ※筆者:黒メガネ・・・忘れたころに出演要請をする予定






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