第6話 オリエンテーションは効果がある?でも校歌はある♪④

 ~~家庭科室にて


 楓「とぉりゃーーーーーー」

 地味「だだだだだだだだだだ・・・・・」


 僕「うるさいわ!!」

 浩二「ヤーレン ソーラン ソーランソーラン・・えっと・・まつしま~~あ~~の・・えっと・・」

 僕「浩二、お前・・もういい!!って、キャラ、変わってね?」

 楓「浩二、アンタ、歌は得意だって言ったけど、ナニそれ?イミㇷなんだけど~~」

 地味「いえいえ、浩二君の声、シビレますです!!」

 浩二「まあね、天才だからね!」

 二人は見つめ合い、地味子、赤面する。

 おいっ!!(勇気、心の声)

 しかし、浩二って、普段、何聴いてるんだ?

 

 僕「ああ、そうだな、天才とナニヤラは紙一重って、昔の偉いヒトは言ってたしな」

 地味「とにかく、天才でイケメンなのです!」

 地味子は、もう洗脳されてるのか・・・恐るべし、クズイケメン!


 楓「地味ちゃん、応援してるから!」

 うん?先に付き合ってる楓の余裕発言か?って、お前(楓)、地味ちゃんって、口に出してるし・・・・。


 僕「ちょっと待て!流されるとこだったが、楓、オマエが歌わせたり、擬音を使わせたりしたのか?」

 楓「ノリよ、ノリ!女子高生はノリが大切なの!別にこのお料理には、ノリを使わないけどね・・・テヘぺロ!」

 僕「・・・(ココロを無にしよう、うん、そうしよう)」

 地味「えっ?それって、ダジャレですよね?ですよね!・・ステキです!楓さん!」

 楓「へへへへへ、もっとめて!それから、さん付け、いらないから、かえででいいよ」

 地味「そ、それじゃ~~、か、かえで!」

 楓「うん?なんか用?」

 なんだ、僕は何を見せられてる?

 それから、楓よ、地味子にボケをかましても、僕のようにツッコんでくれるなんて、甘いぞ!


 ~~お昼ご飯


 女子たちの意見で、お味噌汁とカレーが出来上がった。

 なんていうか、微妙な取り合わせだ。

 楓は、あくまでも、日本人の心・味噌汁にこだわり、地味子は、みんな大好き・カレーにこだわった結果だ。

 この、日本人の心とか、みんな大好きとかは、彼女たちが主張する理由らしい。

 まあ、別にいいけど。

 どちらも好きだし。

 浩二もあまり意見を言わないな。

 ってか、コイツのセリフ、変な歌と「まあね、天才だからね!」って、で韻を踏んで終わりじゃん。

 コイツ、要らなくね?


 ~~楓視点~~

 絶対、お味噌汁はゆずれないのよ!

 だって、私の得意料理だし~~、昔、私の作ったお味噌汁をおいしいって、ユーが食べてくれたんだから。ユー、覚えてるかな?

 にしても、浩二の歌、無いわ~~。どこかに消えろ!



 ※筆者:楓も地味ちゃんとか言う・・・これは勇気と小さい頃から一緒だったせいで、感性が似てる。また、二人は浩二に対しても、クズと言っている。こっちの方は、二人の言う意味がちょっと異なるが、言葉の感性が似ている。やっぱ、どちらもダジャレを言うし、二人の会話は夫婦漫才とも言われているし(by浩二)w









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る