第10話
「さて、これで時間を気にしなくても良いですね。」
「もう、驚きませんからね
ええ、時間を止めるとか神懸かりすぎる。
もう世界を創ろうとも何しようとも驚かないんだから」
「何を言っているのですか?
流石に世界は創れないですよ
それこそ神の技なんですから
私に出来るのなんて時間を止めたり、災害を起こすくらいですよ」
「くらいで済むような規模じゃないですから!」
「あと海も作れますよ。一度空気中の水分を凍らせる必要がありますけれど」
「もういいですから
時間を止めるなんていう夢をこの目で見ただけで驚くどころか逆に冷静になったくらいですから
…さっさとはじましょうよ
はぁ 」
「釈然としませんがいいでしょう
まずは貴方には私の魔力を閉じ込めた氷の中で眠って貰います
そうですねぇ
大体1010万年くらいです
大丈夫年齢そのままに目覚められますから」
「どうして眠らなきゃいけないんです?
それも凍らされて」
「それは貴方の体にある魔力を氷の属性に馴染ませるのと魔力量を増やす為ですよ
知ってると思いますが魔力は自然の中の魔素が身体に吸収され魔力として体に貯まります、
そして適正のある自分の魔法として使用出来ます。
魔力量は自分がどれだけ魔力を貯められるかの量で、体内に存在しても身体が不調や害がない量です。
魔力量を増やすためには限界まで魔力を吸収しつづけなければいけません
大抵は成長により増えるのですが、それぞれの生まれ環境により違いが出てしまいます。
魔素の濃い環境 遺伝子により魔力量の広がり方が変わってしまうんですよ。
それを時間をかける事と魔力の濃い状態で貴方の様な方でも魔力量を、災害を引き起こせるまで増やそうという試みです
失敗したらごめんなさい
属性は私の魔力を吸収し続けるので自然と氷の属性に染まりますので
では おやすみなさい
凍獄」
アスラはそのまま氷に包まれ冷凍保存されたまま長い眠りに入った
「さて 私も眠りますかね 起きた時に魔力を補充していけば良いですし 」
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