第5話
アスラが修行を開始してから1週間が経った。
周りは夕焼けに染まり夜が近づいてきているなかで湖の近くで疲れから寝転んでいる。
「グワァー! 終わりぃ 」
アスラの練習は普段こなしている
素振り シャドー模擬戦 魔力操作の他に
今までやってこなかった一部に魔力を纏い力、速度等を上げる部分纏い 不得意であった抜刀術 森の中を木を避けながら走ることを追加して励んでいるのであった。
「ふぁ もう疲れた眠い もうねちゃおぉ」
そのまま寝てしまう。
日付が変わる頃合いの深夜
空には満月が浮かび森を淡く照らしている
まだ夏の日であり夜は涼しい温度であるのだが一部ではその温度が低い場所が存在した
湖の中心の樹の周辺である
そして樹の上には氷を纏っているかのような煌めきを放つ翼を広げた1体の何かがアスラを眺めていた。
見守るように呆れるように駄目な子を見る親
のような眼差しで
「1週間ほどは経つのですね
日の出から落ちるまで必死に鍛えていますが
どうにも物足りない所があります
でもよく頑張る子なのは伝わりました
ちょっとお手伝いを致しましょうか
刀を使う方なら私の興味で納めた武術を教えられますし いい暇潰しになりそうです。
日の出が楽しみですね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます