第8話 胸の大きさを数値で表現すると、E65とC70は、スリーサイズで言うところのバストは両方とも82.5~85になる
興奮冷めやらぬも子供が徹夜するのは成長によくないからと、
「さっきも言ったけど、危険が迫ってるときは私の車を使って逃げていいからね。ルーナの権限変更しとくから」
「ええと、私、無免許なんですけど?」
「免許? 別に自動車に乗るのは魔法行使にはあたらないから免許は必要ないわよ」
ああ、なるほど。こっちの自動車は本当に自動制御な車だから、免許制じゃないのか。
おかしな命令――壁に向かって走れとか言ったら、ルーナちゃんはちゃんと拒否してくれるんだろうし。
「それじゃ陽菜、おやすみなさい。明日は起きたら相手との距離を確認して、動きがあるようなら速攻で距離を取りましょう……あなたの話を誰かに話すにしても、もう少し説得力のある証拠が必要だから、それも探したいし、安全な場所で武器の性能実験もしましょう」
「リズお姉ちゃんはお仕事は?」
「つい先日、研究の経過報告したからしばらくは自由なの。それに陽菜から楽しい話を色々聞けたし、まだまだ宇宙のことを知ってそうだから、それを聞き出すのも大事なお仕事かな」
「分かった……うん。真夜中に騒いじゃってごめんなさい」
「気にしないで早く寝なさい」
リズお姉ちゃんはそう言って、天井の灯りを消して出ていった。
ほんの少しだけ宇宙の話をしたら、リズお姉ちゃんは私が異世界から来たことを信じてくれた。
正確には、異世界云々は信じてないかもしれないけど、私が持つ宇宙の知識が正しいだろうと考えるようになってくれた。
この世界はちょっと見ただけだとかなり進んだ文明を持っているように見えるけど、人類はまだ、高度7キロくらいまでしか上がれていないらしい。
歪んでいる、と感じるのは、私が科学・物質文明の世界から来たからなんだろうね。
この世界は魔法という不思議な力を基礎として発達した文明をもつわけで、例えばルーナちゃんみたいな人間のように会話して、命令されていないことまで気を配るAIは日本にはまだなかった。
もしかしたら研究室レベルでは実現してたかもしれないけど、私が見たことあるのは、質問に対して受け答えたりするか、一芸に秀でたツールとしてのAIまで。
そう考えると、この世界は地球とは異なる法則の元で文明が発達しただけで、どちらが上とか下とか比較できるものではないのだろう。
そんなことを考えながら、私は眠りに落ちていった。
目が覚めると、まずコンパクトで魔法少女の動きを確認する。
水晶の色合いも方向も、見て分かるほどの変化はなく、とりあえず一安心である。
顔を洗って着替えを済ませてキッチンに行くと、リズお姉ちゃんが朝食の支度をしていた。
「あ、おはよう陽菜」
「リズお姉ちゃん、おはようございます……一応相手の動きをチェックしましたけど、目立った動きはありません」
「そう……精霊は何か言ってた?」
(言うべきことは特にない。相手に動きはない。で、今日は掃除をするとか言ってたか?)
あー、そういえば昨日、そんな話もちょっとしてたけど。
今ってそれどころじゃないよね?
「掃除は後回しね。それよりも今日は陽菜を学校に連れて行って、色々話を聞かせてもらいたいんだけど」
「学校?」
え?
学園編?
「学校で何するんですか?」
「私の研究室で車を乗り換えて、自動制御でのんびり周遊しつつ、もっと色々聞かせてもらおうかと思って」
「なぜ乗り換えるんですか?」
「快適だから、かな?」
「はぁ、大きなトレーラーですね」
学校の敷地はとても広く、ルーナちゃんが操る自動車で5分ほど、敷地の外をぐるりと回って別の駐車場に移動する。
そこには大きなトレーラーが見える範囲で3台鎮座していた。
トレーラーというのは、実は荷台部分だけの名称で、それを引っ張る部分はトラクター。だからトランスフォー〇ーのコンボイはトレーラーじゃなくてトラクターなのである。というのは大学で友達から聞いた。
で、私の前にあるのはトラクターなしのトレーラーが2台と、トラクターに繋げられた3と書かれたトレーラー。
なるほど。サンダーバード2号方式か。必要に応じてトレーラーを交換して発進……って、随分とお金掛かりそうだけど。国際救助隊が緊急出動するわけじゃないんだから、普通中身入れ替えるよね?
それはさておき、トラクター部分は地球のそれと違って妙に丸くて可愛い感じがする。
これで緑色ならサンダーバード2号っぽかったのに、色はパステルレッド。
ほんと、こっちの車はなんでこんなに派手なんだろう?
「本来は実験機材を運んだりするために用意した車なのよ。三つあるけど、1番は荷物の搬送用で、中は空っぽ。2番は研究施設移送用で、色々な計測機器が搭載されてる。で、3番は、遠征専用のキャンピングカー仕様。トイレや簡易キッチン。しっかりしたベッドまで揃ってて、一応研究室も搭載。大きな窓こそないけど、それ以外はちょっとしたホテルね。昨日の今日で借り出す手続きが間に合うか微妙だったんだけど、間に合ってよかったわ。さ、乗って」
「はあい……って、中に人がいますよ?」
トレーラー側面のスライドドアを開けると、階段の上の部分に妖艶な美女がいた。
スタイルが滅茶苦茶よくて、少し垂れた目元の泣きぼくろが色っぽい。
ゆるふわくしゃくしゃの金髪をお団子にして、ピンピンと髪が跳ねているが、それすらも美しい。
肌の色は褐色? でもそれがとてもよく似合う。
え、こんなセクシーダイナマイトなお姉さんがなぜ?
少し視線を下に向けると多分、HとかIの未知の領域?
アンダーバストがすごく細いから、もしかしたらカップはもう少しあるのかもしれない。
着ているのはありふれた紺のパンツスーツ。きっちりボタンを締めているから、胸が強調されててなんというか、女の目から見てもセクシー。うん、これだけ格好良いとそっちの気がなくても見てて溜息が出そう。。
あ、一応軽く説明しておくと、カップ数は単純にバストサイズというわけじゃないのね。スリーサイズでバスト85って言っても、それでブラのサイズが決まるわけじゃない。
トップとアンダーの差が7.5センチなら、AAカップ。以降、2.5センチ刻みに、A,B,Cとカップが上がっていく。
例えばトップ79、アンダー70なら、差は9センチで7.5+1.5センチだからカップはAカップ。それにアンダーの情報を加えて、A70となるわけ。
で、胸の大きさを数値で表現すると、E65とC70は、スリーサイズで言うところのバストは両方とも82.5~85になるから、だぼっとした服を着ていると、遠目には同じくらいに見えたりする。
けど、この美人さんはスーツのボタンをきっちり締めていて、アンダーバストに弛みがないデザインなもんだから、胸の主張がものすごいことになっている。
「あらぁ、陽菜ちゃん、お姉さんの胸をじっと見ちゃってぇ、お母さんのおっぱいが恋しいのかしらぁ?」
「あ、いえ、綺麗な形の胸だなって思って……私のこと知ってる……んですよね。リズお姉ちゃんから聞いてるんですか?」
「ああ。ごめん、先に言っとくべきだった。陽菜、こいつはメーネ。私の同僚で、このトレーラーの貸出申請を頼んどいたんだ。メーネ、ありがとね」
「いいのよぉ、で、陽菜ちゃんから色々聞き取りするんでしょ? 私も一緒にいいかしら?」
「いや、そこまで頼むつもりはなかったんだけど、そりゃたしかに、その方が情報の整理は……って、それを決めるのは私じゃないわ。陽菜、こいつ、メーネが一緒でもいいか?」
リズお姉ちゃんの同僚って事は宇宙の専門家なのかな?
相手が専門家なら、正直に質問に答えていけばそれが嘘かどうかの判断は出来るだろう。
それでもしも私の話が本当だと信じてもらえれば、異世界とか神様とか、魔法少女とかの話の裏付けにもなる、かもしれない。
私はそう期待して頷いた。
「はい、メーネさんも何かの専門家なんですよね? なら一緒に話を聞いてもらった方が良いと思います」
私がそう答えると、メーネさんは満足げに腕を組んで頷いた。
いや、良いんですけどね。車内にいるメーネさんとステップに足を掛けた私の位置関係でそれやられちゃうとですね……ほんとデカいなぁとしか……盛り上がったソレは私の目を釘付けにした。
「ほどほどがいいわよぉ。大きいと肩こるし、可愛い下着がないし、値段は高いし」
私の視線を感じてか、メーネさんは苦笑しながらそう言った。
まあね、私だって別に自分の体が嫌いなわけじゃないし。
そりゃちょっとは羨ましいかなとも思うけど、逆にこれだけデカいと本当に大変そうだな、とも思えてしまうわけで。
「心配しなくても、陽菜ちゃんもそのうち大きくなるわよぉ」
いえ、既にそこまで育たないと証明されちゃってます。
大学生になっても大して育ってなかったです。
いいんです。私のサイズでも子供産んだら母乳は出るらしいから、実用上の問題はないんです。
「まあ、そこはあまり気にしていません」
自分の体のことで、ないものねだりしても仕方ないしね。
ナルシストってわけじゃないけど、見慣れた自分の体はそこそこキュートなのだ。
「メーネさんにひとつ聞いても良いですか?」
「何かしら? 恋人は募集中よぉ?」
もわっとフェロモンとハートマークがあたりに乱舞したような気がする。
うん。そういうのは男性に向けてお願いします。
「いえ、その、私に向かって色気を振りまかないでください。そうじゃなくて、メーネさんの専門分野をですね?」
「ああ、ええと、イライザ……あ、リズお姉ちゃんだったっけ? リズお姉ちゃんは大気圏外に出るための研究をしているけど、私は、大気圏外の研究をしているのよぉ」
「大気圏外? 宇宙そのものの研究、ですか? 月とか、惑星とか?」
「そうね、お月様の大きさとか、惑星の運行とか、お日様がどういう風に燃えているのか、とかねぇ」
宇宙に出られないんだから、望遠鏡で観測したり、日食や月食とかの現象を利用するとかかな?
そうすると、進んでいたとしても20世紀の頭くらいかな?
「月の大きさは、皆既月食のときに調べるんでしたっけ?」
「……そうなの?」
「違うんですか? 地球の本影に入り始めて、完全に本影に隠れるまでの時間と、地球の影から顔を出すまでの時間を計ればざっくり求められるはずですけど、あ、半影の情報も必要かな? ……あ、もしかして、地球の大きさがまだ分かってないとか?」
「地球の大きさは魔法で分かってるけど、てゆーか、メートル法はそれを長さの基準にしてるけど、大気圏外は魔素がまったくなくなるから、魔法では調査できないのよねぇ。それで、どうやって計測するのか教えてくれるかしら?」
「えーとですね」
「はいはーい。そこまで」
リズお姉ちゃんがあきれ顔で割り込んでくる。
「とりあえず移動を開始するから、まずは乗っちゃって。メーネも忘れ物はないわね?」
「もう。いいところだったのにぃ……いいわ。それじゃ、適当に流せばいいわよね? デリア、ロナ海岸まで北上して頂戴。適当に海岸線沿いに流して、3時間経ったらうちの本部施設に向かって」
『了解しました』
スルリ、とほとんど揺れを感じさせずにトレーラーが走り出す。ただ慣性で体が揺れ、ああ、動き出したのだと知る。
サスペンションがどんな作りなのか、ちょっと見てみたいな。
そのまま私はメーネさんにトレーラーの奥に連れ込まれ、場違いなほどに立派な応接セットに座らされ、そして、私の隣にはメーネさんが密着していた。
「あの、近いですよ?」
「えー? 嫌なのぉ?」
「いえ、そこまでは……でも、私、女の人に興味ありませんから」
「もー、そんなんじゃないのにぃ」
はいどうぞ、と、細い紙の棒に球状の飴がついたキャンディーを手渡される。
あれ? 子供扱い?
「陽菜、メーネは単に可愛いものが大好きなだけだから。相手が犬でも猫でもそんな感じだよ。で、メーネは陽菜に何を聞くの?」
リズお姉ちゃんの言葉に、メーネさんははっとしたように目を開き、紙とペンを取り出した。
「色々聞きたいけど、まずはさっきの続きかしらねぇ。陽菜ちゃんは月食とか日食についてはきちんと理解してるのよね?」
「まあ多分。太陽、月、地球と並んだ時に、月の影が地球に落ちて太陽が欠けて見えるのが日食で、太陽、地球、月と並んだ時に、月に地球の影が落ちるのが月食ですよね」
「うん。正解。それじゃぁ、どうして月食で月の大きさが分かるのかしらぁ?」
私はトレーラーの天井を見上げた。面全体が発光する天井を見上げ、テーブルの上に貰ったばかりの棒付きのキャンディーを翳して、上下に動かしてみる。
うん、この照明だと実験にならないや。
「メーネさん、小さなライトとかあります?」
「ちょっと待っててね」
メーネさんは応接セットのテーブルの下から工具箱のようなものを取り出した。
「ライトはこれ。このスイッチを押したら点灯するわ。かなり明るいから直接見たら駄目よぉ?」
「分かりました。まあこのあたりは、常識的なことなので、今更でしょうけれど」
私はキャンディーをテーブルから50センチほど持ち上げ、その数センチ上でライトを点灯させた。
応接セットのテーブルに、飴の影が広がる。
「光源の大きさ、光源と物体の距離、物体と影が映る場所の距離がこのくらいだと、テーブルに映る影は実際のキャンディーよりずっと大きくなります」
「模様の付いたガラスのコップに蝋燭を入れれば、壁には大きな模様が映し出されるのと同じね?」
「で、ライトの位置を変えず、キャンディーだけをテーブルから1mmの場所に置いて照らすと、影の大きさはキャンディの大きさに近くなります」
「影の大きさは光源から物体、物体から影が映る壁までの距離の比率に比例するものね?」
メーネさんは、なぜこんな当たり前のことをと首を傾げている。
この辺りは流石に科学・物質文明が未発達でも研究されているんだろうね。見れば誰にでも分かることなんだし。
「で、太陽から地球と、地球から月の距離を考えた時、月に落ちる地球の影の大きさは、ほぼ地球の大きさに等しくなります。こんな感じに」
キャンディーをテーブルに置いて、その上からライトで照らす。
メモ帳が月、キャンディーが地球、ライトが太陽だ。
「んー、そうね。太陽までは1億から2億キロと言われてて、正しい数字はまだ研究中だけど、太陽よりも月の方が圧倒的近いというのは分かっているわ」
38万キロなんて、太陽までの距離に比べたら誤差みたいなものだ。
太陽系と同じなら、太陽までの距離はざっくり1億5千万キロ。月までは38万キロだから、それこそ文字通りに桁が違う。1メートルに対する2.5ミリ、と言えばイメージしやすいかも知れない。
「肝心なのは、月軌道に落ちる地球の影は、地球の大きさとほぼ同一であるということです。実際には少し小さくなりますけど」
「うん。まあそこは理解できたわ」
「では、次の情報は記録されていますか?
・地球の赤道直径
・皆既月食の際に、月が欠け始めから完全に消えるまでの所要時間
・月が完全に消えてから、顔を出すまで、または完全に影から抜け出すまでの時間
あ、大事なのはその月食が、太陽、地球、月の中心が一直線になることだったかな?」
「中心月食ね? ええと……うん、全部データがあるわ……あれ? 待って待って? あ! なるほど! そうか、そういうことなのね!」
メーネさんは自力で答えに辿り着いたようだ。
月が消え始めてから皆既になるまでの時間は、月がその直径分移動する時間と言い換えることができる。
そして、月が完全に消えてから、顔を出すまでの時間は、月が地球の直径に等しい影を横断するのに必要な時間なのだ。
実際には、太陽は点ではなく、大きな球体であるため、太陽の端から出た光によって、地球の影が少し先細りになる点を計算に入れなければならないのだけど。
「んー、半影を計算に入れないなら、地球は月の2.64倍? 半影は視直径を考えると、片方だけ半影への入りと出を計算すればいいのかしら?」
ちょいちょいと計算式を書いて結果を出すメーネさん。
あ、半影のこと、説明するまでもなくちゃんと理解してるみたいね。
太陽は地球や月よりも遙かに大きい。
直径にして地球の109倍の大きさの光源だから、言ってみればそれだけ広い範囲にライトが並んでいるようなもの。
そんな光源に照らされると、ひとつのライトが影を作っても、別のライトがその影の部分を照らし出すこともあるため、まったく光が当たらない領域は先細りになっていく。
だから、地球の影の面積は、月軌道の辺りだと実際の地球の面積よりも少しばかり小さいのだ。
なんだ、実はあとは思いつくだけって所まで研究が進んでたんじゃない。
なんで今まで気付く人がいなかったんだろう?
測量技術とかあれば、思いつくことだと思うんだけど。立派なビル街とか作ってるのに実は測量技術が発達していないなんてことは……さすがにないよね。
「んー、少し前の皆既月食の時間を元に計算すると、地球の直径は月の3.7倍くらいねぇ。ということは、月の赤道直径は……概算だけど3413キロくらいかしら? 過去に予測値を出した人もいるけど、似たような数値になってるわねぇ」
「へぇ、私のところの月とほぼ同じですね」
私も実際に計算してみたことがあるけど、いつの月食のデータを使うのかによっても多少ブレたりする。
なぜぶれるのかは知らないけど、まあ、それでも3476キロ前後の数値が出れば、時計と望遠鏡だけでできる計測としては十分じゃないかな、とも思うのだ。
=====
補足?
>自動車に乗るのは魔法行使にはあたらないから免許は必要ない
まあ、安全だと認識されてれば、免許は不要になるのかな、と。
程度問題でもありますね。自動運転だと管理責任とかも問題になりそうですし。でもそれは所有者の責任であって、たまたま乗っていた人間の責任じゃないという考え方を採用しています。
>トレーラーというのは、実は荷台部分だけの名称で、それを引っ張る部分はトラクター。だからトランスフォー〇ーのコンボイはトレーラーじゃなくてトラクターなのである。
うん。割と最近まで知らなかったのです。
コンボイはトレーラーだと思ってました。
>国際救助隊が緊急出動するわけじゃないんだから、普通中身入れ替えるよね
緊急事態の備えなら、パッケージを複数用意しておくのはありですが、そうじゃないなら、載せ替えた方が安上がり。なのですが、これらのパッケージは全部構造材から別設計なのです。
>E65とC70は、スリーサイズで言うところのバストは両方とも82.5~85になる
だからスリーサイズ聞いて巨乳だとか言っている人は騙されないようにw
>月の大きさ。
実際に月食時のデータを元に幾つか計算してみました。
全部結果が違うけど、まあ近い数字にはなってくれました。
なお。
陽菜は胸のサイズについてバカにされたら怒りますが、それはコンプレックスじゃなく自分の体をそこそこ可愛いと思っているからなのです。そして自虐ネタは、自分がやるならOKでも、他人がやったら腹が立つものなのです。
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