第四話 野球部活動初日
「一年生の諸君。私が監督の小西だ」
俺は今野球部の活動に参加している。
俺はシニア時代、といっても去年で卒業だが俺はあまり練習に参加していなかった。
小学生6年のときの大会で肩を酷使し壊してしまった。
だから中学一年のときは最初練習に参加しておらずホームルームが終わったらグラウンドではなく速攻保育園に行きみなみとみなこを引き取り家に帰っていた。
肩を壊したが一年の中盤で自力で復活したがピッチャーで全力で投げるということを危険視されキャッチャーへとコンバートした。
その結果リーグ優勝は逃したが準優勝と言う万年弱小チームにしてはよくやった方だ。
さて話は戻るが俺は野球をやめた。
いままで家でしてきたルーティーンはすべてやっていない。
そのおかげが練習が始まりボールを一、二球投げただけで肘が痛くなり左腕が血行不良したかのように感覚がなくなってきた。
それを顔で察したか監督が話しかけてきた。
「おい新井。腕に違和感があるのか?」
「えぇなので早退しま」
これで早く農作業にッ!
「見せてみろ」
「え?」
よくわからんが腕を出した。
腕を嘗め回すように見ていた。
そして肘に手を。。ゴキッ」
えッイッタ。ナニコレくそ痛いんだが。
「これでいいはずだ」
「うわっ」
「ん?何か言ったか?」
思わず声に出してしまった。
何なんだこいつ。ブラックに近い会社の社長みたいだ。
給料はやってるんだ。ならば働け。みたいな
そんなことを考えていると。
「遅れてすいません」
わーおー二つのたわわがお揺れになられている。
そうだ。マネージャーと言う存在を忘れていた。
マネージャーを彼女にすればいいんだ。
そう考える新井は自然と球を持つ左手の強く握っていた。
だが後ろから声をかけられた。
「よっ一年生くん。玉木ちゃん見てニヤニヤして。あいつは駄目だぜ。なぜならうちのエースの彼女なんや。」
「えっ」
希望が一瞬にして嫉妬に変わった。
エースって誰や。
その言葉が自然と口に出ていた。
「ん?あれやな」
うわっなにあのイケメン。
野球部にいていい奴か?サッカー部は入れや。
てか頭ちゃんと剃れよ。
ここ野球部だよ?
「あいつらノリで野球部に入りよってん。わいもいらついとんだがな。五里にしないし野球そっちのけやし。あいつらのせいでわいの同級生ショートとセカンドやったんやがやめちまった。まぁあんなん見せられたら自分がみじめになるのも分かるが」
やべぇなこの野球部。
。
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