12/14 日記

 

 七田次美と申します。ペンネームとやらが必要と聞いたので知人から漢字をもぎもぎして作りました。こちらは習作に対する反省やノウハウのまとめのため、物語だけ読みたい方は読み飛ばして大丈夫です。


①ノウハウについて

A)人間ドラマを書け

 これは非常にためになりました。なにしろ私の読書歴がアガサクリスティー含む古典ミステリから始まっていたため、読者はトリックがパズルのように解決することを特に喜ぶと思っていたからです。まさか人間ドラマだけで喜んでもらえるとは全く思っていませんでした。

B)トリックは核

 ここが一番難しく感じました。今も意識はできていても実践はできている気がしません。なにしろ、他者と被ったらアウト、つまらなくてもアウト、説得力がなくてもアウトなわけですから、今後も要練習です。

C)インパクトのある冒頭

D)印象に残る末尾数行

E)メモをとる癖をつける

 この二つは今後創作を続けていくなら一生意識していかなければいけないと感じました。冒頭はまず読んでもらえるか否かに関わりますし、末尾は読後感に関わります。こちらも今後、要練習です。メモはプロットの泉のため今使っているノートがいっぱいになるまで書こうと思っております。


②1日目~5日目の作品について

一日目『三本の樹』

 自分自身のことを書いたため、出来は恥ずかしくありませんが、別の意味で照れる作品となりました。この作品より先から人間ドラマを意識し始めました。

二日目『死相』

 完全に先日読んだ米澤先生の『儚い羊たちの祝宴』の影響を受けています。まるわかりすぎて恥ずかしいくらいです。やりたいことはこれが一番バシッと決まった気がしています。

三日目『琵琶法師』

 恐れ多くも古典芸能の下駄を履かせて頂きました。おかげで雰囲気は最も出ている気がします。ただ展開がネタ被りしている気がしてなりません。

四日目『蝶になれない少女たち』

 趣味をもりもりに詰めました。二次創作をする時にときめきが先走りすぎて設定を詰め込みすぎてしまう癖があるのですが、それを活かした作品です。設定が好評だったためホクホクしておりました。

五日目『七股協奏曲』

 五日目にしてシリアスを書くのに疲れを感じ始めた結果です。ファムファタルが好きなので個人的にはお気に入りです。


③良かった点について

・皆さんが応援してくれるのでやる気が出る。

・自分の知らない引き出しや苦手なことを知れる。

・メモとプロットの重要性を実感できた

④反省点について

・講評の場を設けていなかった(欠点を指摘してもらえる場をセッティングしていなかった)

・プロットを組まずに書いてしまったものがあった


 100日小説100本ノック、はじめてよかったです。100作品目までよろしくお願いいたします。

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