第18話 妖精たちのカーニバル

「彼らはこう思うだろうね」彼女は付け加えて言う。「あんたらがからかってるんじゃないかって。そして『そいつ』は妖精たちの、あたしら人間に対しての特権なのさ」それから僕たちは一緒に森の低地部の方へ下ったところにある小庭園に向かった。

そこでは、僕が非常に嬉しかったことに、すべてが生気とかがやきに満ちていた。日中の光も小さな妖精たちを見るのにまだ十分な程残っており、三日月へと移る途上にある蒼ざめた半月は、あらゆる瞬間を生き生きと蘇えらせていた。庭園全体がカーニバルのようなお祭り騒ぎで、小さな、陽気に着飾った者たちが、ある者は集団で、集会で、ある者は行列で、二人組あるいは三人組で、粛々と進んだり、激しく走り回ったり、あるいはあちらこちらを散歩したりとしていた。

背の高い花たちのがくや釣り鐘の上、いく人かはさながらバルコニーから見下ろすように眼下の妖精たちを眺め、今は弾けるように笑い出し、また今は梟のように沈鬱に。だが彼らの最も荘重なさなかでさえ、それは次にやって来る笑いを待っているだけのように見えた。ある者たちは昨年の落ち葉から選んだ小舟を浮かべ、沼の底の方にある小さな流れに乗り出した。落ち葉はしなびて歪曲しているので、たちまち妖精たちと共に沈み、すると彼らは岸まで泳いで、また別の落ち葉の舟を取るのだった。舟のために新しいバラの葉を手に入れる者たちもいて、彼らは一番長く流れに浮かんでいた。しかしそのために、彼らは戦わなければならなかった。

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