第2話

もうじき、クリスマス。

恋人のいる連中は、仲良く聖なる夜を過ごす。


でも、僕には彼女はいない。

なので、くりぼっち。


特にほしいとは思わない。

普段は・・・


でも、クリスマスの日くらいは、素敵な彼女と過ごしたい。

それも事実。


僕も思春期の、男子高校生だ。


そんな時、ネットでサンタクロース協会という、いかがわしいサイトを見つけた。

何やら、項目がある。


でも、任意なので強制的に書くことはないみたいだ。

でも、面白いとも思う。


なので、冷やかし半分で、欲しいものにこう書いた。


「素敵な彼女」と・・・


さあ、どなるかな。


すると、数日後に返信が来た。


「ご希望の者、お届けします」

冷やかしだな・・・


まあ、詐欺ではあるが、お金は取られないので、いいだろう。


えっ、者?物ではなく、者?


誤字だな。


ただ注意書きがあった。


「当日は家にいて、起きておいてください」


どうなるのか、楽しみだ。

起きておこう。

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