第11話 嫌なこと

これからの話は病になる前のちょっとした経過です。

私、行動に変調を来して警察に保護されてそこから相性の悪かった今は名称の変わる前の某病院へ。その繰り返しです。何であそこまでやったのか今の私からは想像も出来ません。ずっとずっと同じサークルでした。

あ、でもいいドクターもおられました。私が早く転院への勇気を持てば良かっただけの話かもしれません。

振り返ってみても長年しんどいだけでした。

病院の話の前に私には言いたいことがあります。病気のきっかけかなと思えることなどを。

二十を迎える春に私は当時の郵政省に入省しました。そそそ、郵便局の仕事です。晴れて公務員になれたことを誇らしく思いました。でもそこの人間関係がどうにも馴染めず、それに毎日毎日仕事の失敗をして怒られる先輩がいました。私は彼女に仕事を教えてもらうのです。ある日に説明を受けた内容が理解することが出来ないのです。私が悪いのか先輩の説明が悪いのか、だんだん自信もなくなりました。ある日局長に公務員なのに退職願いを書いてくれと言われました。辞める辞めないで騒いでいたのです。転勤も出来たと思います。そんなアドバイスはなかった。考えてみれば私の未熟さもありました。

辞職してすぐは両親にもそのことを言えずにいました。だんだんだんだんしんどくなりました。そのうち気持ちや行動に変調がみられたと思います。

発症したのは友達の家でした。朝早くからおばさんが私の家に電話をしてくれて母親が迎えに来てくれたのをはっきりと覚えています。迷惑をかけました。でもその友達にもおかしな行動がありました。家族さんには謝りたいけど、その友達にはなぜかゴメンを言いたくないのです。

でもこの場をかりて謝罪させて下さい。申し訳ありませんでした。

母親と一緒に帰宅して初めて精神科のドアを叩きました。私、二十でした。

でも病気の発症の原因のきっかけは色んなことが混ざりあい関係しながらだと思う。はっきりこれだと指摘したら傷つく人がいる。それはきっと私の傲慢やと言うことになります。きっかけは公務員を続けられなかったことなど局の雰囲気、人間関係エトセトラ・・・

でもこれって泣き寝入りかな。あ、でもここにこうして書くために温めていた事案?

あれだけ叱られていた先輩はだいぶと後に出世されました。

人のせいではなく私自身の弱さから負った病・・・

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