03.小山恭平「多数決の王様(試し読み版)」

 書き出しはこうしよう。

桐花きりか先輩がまた誰かを傷つけたらしい。どんな武器より強い、数の力で。

 誰か曰く、宮沢桐花は悪魔である。誰か曰く、宮沢桐花は天使である。誰か曰く、宮沢桐花は死神である。

 どの顔が彼女の真実なのだろう、なんて考えるだけ無駄だ。桐花先輩にとってはきっとどれもが本当なのだから。君臨し続けるために、その時々に応じて適切な顔を使い分けているだけ。だから、あの先輩のことはきっとこう表現するのが正しいんだと思う。

 ――宮沢桐花は王様である、と』


         過去


 桐花先輩は中学一年の頃までは大人しくしていたと聞いている。「淑やかでオーラのある子」のポジションで、皆に好かれていたとか。朝はクラスメイトに「おはよ」の挨拶を欠かすことなく、礼儀正しく人を立てていたらしい。相手が誰であろうと態度を変えることはなく、リア充にもオタクにも分け隔てなく接していた。

 無論、そんな公正な生き方をしていると、逆にトラブルを招いてしまう。特にスクールカースト下位の男子たちは舞い上がって桐花先輩に告白しては玉砕を繰り返していた。でも先輩は、そのことを決してネタにしたりしなかった。他言せず、ひどいことを言わず、振られたことすら相手にとっていい思い出になるように――。

 男女問わず、カースト下位への対応の仕方に関しては、桐花先輩は本当に繊細で慎重だった。優しく接し、しかしこびず、真剣に向き合う――どうしてそんな無用なエネルギーを費やすのだろう。優しいから? 違う。あれは、あの人の帝王学だったのだ。

「どうしてみんな趨勢すうせいを読めないのかなあ。これから多数派になっていくのはオタク層ナードだよ。見なよ、教室の有様を。リア充以外はほとんどがマイルドナード。かつてスクールカーストの最下層とされていた人たちが、今では潜在的な多数派であり平民なんだ。だから、そこに横柄な態度をとるなんてありえない――全員味方につけないと」

 とにかく数を、自分を愛してくれる人の数を増やす。桐花先輩はそのことばかり考えていた。

「平民はね、自分のことを認めてくれる貴族のことが大好きなんだ。でもね、同じところに住んじゃだめ。それじゃあ特別性が薄れるから。普段は宮廷で華やかな生活を送っているのに、〝時々〟平民街にまで下りてくるのがいいの」

 桐花先輩の振る舞いは自然なようで、どこまでも計算されていた。リア充たちのサロンに席を置きつつ、カースト下位(=平民)からの支持をじわじわと集める――中学一年の一年間を、あの人はもっぱら地盤固めに使っていた。

この頃わたしはまだ小学六年生だったので、桐花先輩のことは影も形も知らなかったのだけれど。

「教室は社会そのものだよ。ここでの生き方に手を抜くような怠惰な子は一生王になんてなれっこない」

 こんなおかしな事を言ってのける先輩がいるなんて、わたしは全然知らなかったのだ。


 桐花先輩は二年になると、王としての本性を少しずつさらけ出していった。グループ内の主導権をきっちり握り、リーダーとして振るまい始めた。秋が来る頃にはもう、支持基盤はかなりたしかなものになっていた。

 もちろん我を通そうとすればするほど敵だって増えていく。教室の手綱を奪い取られてなるものか、と幾人かのクラスメイトが桐花先輩の前に立ちはだかった。政敵の登場である。

 最初に桐花先輩の脅威に感づいたのは篠原しのはら綾之あやのとかいうリア充グループのナンバー2だ。攻撃性の強いタイプの貴族で、性格の悪さと好き嫌いの激しさを一切隠さないことで、独自の地位を築いていた。

 篠原は不穏分子を徹底的に押し込めようと、桐花先輩がなにか意見を発するたびに徹底的にそれに反論した。篠原の攻撃は執念強く、そして苛烈だった。

 自らの覇道に転がる取るに足らない石ころ一つ――桐花先輩が篠原を蹴飛ばすために活用したのは、一年かけて培ってきた圧倒的な『数』の暴力である。桐花先輩は配下のカースト下位に相談という体で指示を出した。

「最近の綾之ちゃんの行動は目にあまるよね。だけど、わたしだけじゃどうにもできない……みんな、協力してくれないかな」

 カースト下位は一致団結すると最強だ。数の凶悪さを惜しみなく使う。彼らは王たる宮沢桐花を守るため、貴族の篠原に反旗を翻した――といっても、別に暴力的手段に訴えたわけじゃない。ただ単に、篠原を貴族として認めなくなっただけ。

 教室において貴族たちは幾多の特権を持っている。たとえば昼休み。上位の者は下位の者から机を奪う権利がある。サロンの開催場所を確保するため、平民たちを「机貸して」の一言でどかすことができるのだ。

 だけど桐花先輩の配下たちは『篠原討つべし』の号令以後、篠原にだけは決して机を譲らなかった。ある日の昼休み。「机使うから」と、横柄に平民をどかせようとした篠原に対し配下たちは、

「えー。どうして綾之ちゃんに机貸さなきゃいけないの?」「他の人ならいいけど、綾之ちゃんはねー」

 当然、篠原はキレた。

「はぁ⁉ うっざ、調子こくなブスども‼ いいからどけよ‼」

 自らが特権階級にいることを疑ってもいない貴族の恫喝――だけど平民たちは頑なにそこをどかなかった。

 リア充グループはさっそくクラスの者たちに圧をかけた。篠原に無礼な態度をとった者たちを外せ、と。いつもなら、それで革命の芽は簡単に摘み取れるはずだった。

 だけど教室内の空気はすでに桐花先輩によって掌握されている。キレる篠原と、それをにやにや小馬鹿にするカースト下位。殺伐とした空気のまま数日が過ぎる頃には、リア充グループのメンバーは篠原をもう仲間とは認めなくなっていた。下位の者たちにすら舐めた態度を取られるこいつはもしや、取るに足らない小者なのでないか――仲間の評価を露骨に下げたのだ。

 篠原は激しく焦り、ある日の放課後、自分に逆らったクラスメイトを拳で殴りつけた。桐花先輩は篠原にとどめを刺すべく、ここで積極的に動いた。

 暴れる篠原の拳をたやすくキャッチし、「卑劣だね、自分より弱い者にしか攻撃できないんだ」と挑発。篠原はここでようやく、真の敵は宮沢桐花であったことを本能的に察知したようで、我を忘れて襲いかかった。

「お前ぇぇ……‼ ざっけんな‼ なんでうちがぁ‼」

 裂帛の声をあげながら、拳と爪を振り回し、そこらの机の上にある筆箱や鞄をぶん投げていく篠原。

 格闘技の心得がある桐花先輩は、見事なフットワークで後退しながら篠原が振り回す拳や爪をかわし、飛んでくる筆箱はガードではじき飛ばした。興奮して桐花先輩に掴みかかる篠原。間合いが近づいた、その瞬間。

 一閃――桐花先輩はハイキックで篠原を沈めてのけた。

 まっすぐ伸びた軸足と、まったくぶれることのない強靱な体幹。高く掲げられたままの蹴り足。スカートの中でスパッツに締め上げられた太ももは彫刻のように強靱で、バレリーナのようにしなやかだった。

 誰もが目を奪われた。これまでお嬢様を装っていた宮沢桐花にこんな活力的な一面が潜んでいたなんて。ギャップに、ころりといった。

 思えば、あの瞬間にこそ民衆は桐花先輩のことをカリスマとして認知したのだと思う。ロビー活動がうまいだけじゃない、ここぞという時は力でわかりやすく事態をしめる。それは王の在り方だ。

一拍をおいて、拍手と歓声が教室中にこだました。権威を示すデモンストレーションとして対篠原は十分以上の成果をもたらした。

 一連の出来事を目の当たりにした教室社会は、時代の変化を目の当たりにした。絶対的とさえ思われていた教室社会におけるカーストは、実は人気投票の結果如何いかんで変動していくガラスの台座。横柄に振る舞うことなど許されない。大衆が貴族たちを監視する、お行儀のいい民主主義――それが桐花先輩の選び取った教室社会の在り方だ。

「わたしはたしかなものが好き。漠然としたカリスマオーラなんかより、目に見える得票数で人に承認されたいな。たしかな支持基盤すらないくせに、少数同士で認め合ってあげくにお貴族様気取り――そんな偽物たちはこれからみーんなギロチンにかけられていくんじゃないかなあ」

 旧来の貴族社会であっても、桐花先輩はトップに君臨できたはず。それでも先輩はあえて、窮屈な多数決の王である事を望んだ。民衆たちが望んで支えたくなるような人気者。自由はないけど確かな玉座。みんなの王様宮沢桐花――俺/私があの人を支えてるんだ。

 教室で王の地位を得た後も、桐花先輩は自分の玉座を構成する信者ピースを地道に集め、丁寧に組み合わせていった。いつか君臨するその日のために。


 わたしが桐花先輩に見初められたのは、中学に入学して初めて迎えた夏のこと。ある日の放課後、いつものように美術室で絵を描いていたわたしの元に先輩は現れた。

 わたしが筆をおくのと同時に美術室の扉を開けた桐花先輩は、華やぐような笑顔で言った。

「こんにちは、美術部の深鳥みどりさんだよね。お邪魔じゃなければ今、少しだけ時間もらってもいい?」

 テクノを聴いていたわたしはイヤホンを片方だけ外し、目を眇めて聞いた。

「なに?」

 一学年上の先輩に対し、あまりに無礼な応対である。当時、尖った自分を誇りにしていたわたしは、敬語というものをバカにしていた。けれど桐花先輩は無礼な後輩に怒りもせず、

「階段のところに飾ってあるアゲハ蝶の絵って、深鳥さんが描いたんだよね。すっごく素敵! わたし感動したよ。ねえ、よかったらわたしに絵を教えてくれないかな」

 きらきらした目で弟子入りを志願してくる始末。正直、嬉しかった。学校の有名人が、辺境で隠遁しているわたしなんかを宮廷画家に誘いに来てくれたのだから。だけど、人からの尊敬や好意を簡単には受け取れないのが、面倒な人間というものでもある。

「絵を、描きたいんだ?」

「うん! 深鳥さんみたいな絵を描きたいの」

「ふうん」

 わたしは美術室の棚を指さし、言った。

「ならまず、そこの積木でモチーフ組んで100枚デッサンして。話はそれから」

 わたしは前衛を指向しているくせに、基礎をないがしろにするやつが許せないタイプでもあった。我が過去ながら、本当に面倒くさい。

 桐花先輩はきっとキレるだろう。後輩ごときに舐めた態度をとられて怒りくるっているはずだ――けど。先輩は座った。わたしの隣に机を運び、積み木を並べ、持参したスケッチブックに5Bの鉛筆を走らせた。

 思わず、瞠目した。教室にちゃんと玉座があるくせに、どうしてわたしみたいな外れ者の隣に居座ろうとするんだろう。

「わたし、本気で深鳥さんに絵を習いたいの。そのためなら、どんな試練も乗り越えてみせるから」


 桐花先輩はそれからも飽きる事なく美術室を訪れた。放課後や昼食後、朝の授業開始前にスケッチブックを持参して、わたしの隣で黙々とデッサンをこなしていく。そして時々、的を射た質問をぶつけてくる。

「このへんの印象がどうしても弱々しくなっちゃうの。濃淡はつけてるつもりなんだけど……どうしたらいいのかな?」「距離が合わない……ちゃんと計ってるのに。どうしてずれるのかな?」

 断言してもいいが、あの時期の桐花先輩は真剣に絵に取り組んでいた。一枚一枚の紙と、試行錯誤しながら向き合っていた。夏休みに入っても、その日々は変わらなかった。

 今でも目を瞑ると思い出す。シャッシャッ……太芯の鉛筆が軽快に紙をこする音、野球部の野太いかけ声、セミの鳴き声。窓から差し込む真夏の陽射しに陰影を強調された桐花先輩の顔は、日頃以上に美しく、清潔なのに少々魔的な色香さえ感じさせられた。頬を流れる一粒の汗――ダイヤのように輝いていた。

 桐花先輩とわたしはまったくもって別のもの。同じところなんて一つもないのに、今は同じ場所にいる。それが奇妙で、だけどどこか心地よかった。

 夏の間、わたしたちはずっと美術部で二人きりだった。時々、桐花先輩の友達が「わたしも桐花と絵を描きたいな」とやってきた事もあったけど、先輩は「深鳥さんの創作の邪魔になっちゃうから」と毎回、やんわりと追い返してくれた。

 自分の世界を尊重してもらえる喜びに、わたしは密かに涙を流してしまいそうになった。


 夏休みが明ける頃、桐花先輩はモチーフデッサンをきっかり100枚描き終えた。描き始めて間もない素人とは思えないほど、先輩の描く絵は正確に形がとれていた。

「深鳥さん、100枚描いたよ。ねえ、約束通りわたしに絵を教えてね」

 貴重な夏休みを一部費やしてまで、わたしの出した課題をクリアした桐花先輩。けど――。

「ごめん、なさい……」わたしは深々と頭を下げた。謝らずにはいられなかった。

「ごめん、ってどういう事? わたしじゃまだ、深鳥さんに絵を習うに値しないって事?」

 先輩はちょっと混乱している様子だった。約束をきっちり守ってみせたのに、と言わんばかり。

「そうじゃない……わたしが謝っているのはそういう事じゃなくて」

 わたしはそこで言葉を止めると、桐花先輩の目を真っ直ぐに見据え、言った。

「絵に何の興味もない桐花先輩に、100枚も描かせてごめんなさい」

「え――――」

 桐花先輩は目を見開いた。まさか、自分の完璧な演技がバレるわけがないと思っていたのだろう。この一夏の先輩の姿を見ていれば、100人中100人が桐花先輩の絵に対する本気を信じたはずだ。

 けど、わたしは騙されてあげる事ができなかった。

 わたしは妙な審美眼を持っていた。絵を見ると、作者がどんな心境で線を引き、色を塗ったのかがわかってしまう。桐花先輩の絵は完璧なメトロノームだ。才気は溢れているのに、線を指でなぞってみても、何の想いも感じられない。これほど面白みに欠けた線も珍しい。先輩は真剣ではあっても、真摯ではなかった。

「正直、わかりません。どうして先輩がそんな嘘をついてまでわたしに近づいてきたのかが……それもこんなに時間をかけて。桐花先輩は幻想で効率的に人を集めていくタイプですよね……? わたし一人に一夏をかける意味が、全然……他にいくらでも居場所があるのに――」

 平民風情が王の深慮しんりょに探りを入れる。桐花先輩は今度こそ怒るだろう。こんな生意気なオタク風情に心の中を覗き込まれて。排斥されてしまうかも。けど、別に後悔なんてしていなかった。だってわたしは一夏、こんな特別な先輩と一緒に過ごす事ができたのだから。静かな心地で王様からの沙汰を待つ――すると。

 桐花先輩はわたしの肩を両手で強く握った。

「最っっっ高! やっぱり深鳥はわたしの思った通りの――ううん、思った以上の人材だった!」

 破顔一笑、目を星のように輝かせてそう言う桐花先輩。声は昂り、頬は赤く上気していた。

「人材……?」

 先輩の興奮の意味がわからず、じりじりと後退する。しかし両肩を握る桐花先輩の両手は、わたしに逃げる事を許さなかった。澄み切った両の瞳に、わたしの冴えない顔が映り込む。

「うん、人材。深鳥は特別な目を持っているから。あなたの瞳の中には『本当』を見つけ出す力があるよ。すごいよ、本当にすごい。わたしの外面を見抜いた上に戦略まで暴き出すなんて……ああ、ため息がでるぐらいの圧倒的な才能! あなたのことが絶対欲しい!」

 桐花先輩はそこまで言うと、わたしの肩を握る手を下ろした。この隙に、と後ずさる。このまま間近で先輩を見つめていたら太陽みたいな光の圧に存在を焼かれてしまいそうだった。

 先輩はちょっと離れた私にくすっ、と微笑み――そして手を差し伸べてきた。


「深鳥、わたしを描いて」


「え……」

「描いて欲しいのは、わたしの未来。あるべき姿。わたしがよりたくさんの人に承認されるにはどうすればいいか――その目なら見えるでしょ?」

 声が出なかった。わたしは今、何の誘いを受けているんだろう。

「今のままじゃあ、わたしは学校の王様くらいにしかなれないよ。卒業したら何一つ残らない。地方のちょっと綺麗な子、止まりだね。観測と計算じゃあ、それが限界。

――でもね、そんなのは嫌なんだ。わたしはもっと遠くまで行きたいの。未来の世界を生きたいの。

 ――つまるところわたしね、永遠が欲しいんだ。宮沢桐花は特別な人でしたって、未来永劫語り継がれていきたいの。でも、一人じゃあそれは無理。わたしには具体的な才能が、何一つないんだもん。

 ――だから人を集めているの。圧倒的な変数。特別な才能を持った、わたしを未知の世界まで連れていってくれる人。深鳥はその筆頭だよ。

 ――ねえ、お願い。わたしのそばにいて。もしも一緒にいてくれるなら、深鳥のことも遠くに、うん……果ての果てまで一緒に連れていってあげるから。

 ――だから、わたしをこの世で誰より多くの人に愛される、多数決の王様にして!」

 桐花先輩の言葉に具体性は何もなかった。けれど、わたしの脳裏にはたしかにその映像が浮かび上がった。


 万人の上に立つ桐花先輩。世界中のあらゆる土地であらゆる人種に手を振られ、にこやかに手を振り返す。みんなの王様宮沢桐花を担いでいる人々の表情はこれ以上ないってくらいに幸福そうだ。

 ――ああ、いいな……。

 この光景を実現できるその日が来るなら、わたしはどんな犠牲も払ってみせる。気がつくと、わたしは桐花先輩の手を握っていた。わたしは本来プライドのかたまりだ。一人じゃなにもできないくせに、従えと命令されると頭に熱い血がのぼる――けれど、宮沢桐花のためならば。こんな異常な先輩のためならば、腹心として自分を殺す人生も、そう悪くないと思えてしまった。

「わたしなんかでよければ、よろしく……」

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