第3話

昔から味方がいなかった。辛い時もあった。こんな状況嫌、だいあは変わりたかった。

「だいあ~‼️行こー、今日メインホールだってー。」

こころが言う。そうここは桜美女子学院と偏差値のライバル、山野里中学。寮がありなんとダンス部日本一。今日はダンス部の練習。頑張らないと。

「はーいじゃあもう一回ねー。あーステップ分からないかもしれないからもう一回するからね。1234」

黄色のリボンで結んでいるのがほしの先輩。

「ほしの、ここのリズムが取れていないのかも。」

あのオレンジのゴムで結んでいるのがひなた先輩。ダンス部は、体力が鍛えられる。とにかくきつい。ほしの先輩も、ひなた先輩も。噂によると昔はもう一人あげは先輩という先輩がいたらしい。きついダンス部の先輩はもうこりごりだ。鬼のようなステップを踊りまくる。

地獄の練習が終わりみんなを探す。がこころがいない。しかし

「だいあ、先戻っているからね。」

そうだったよつばたちは先寮に戻っているし...外に出ているかもしれない。外に出ると

「ウルウルガオー⁉️」

はい?こころ?振り向くと。



-キモい物体がいた。触手。とにかくデカイ。私は死ぬのを覚悟した。私は無力だった。私死ぬの?私運命に見放され過ぎない?


私はだいあという忌まわしき名前を持っていた。キラキラネーム過ぎる。それで今でも古い物好きな寮の叔母さんに嫌われているのだが。小学校の時からそうだった。馬鹿にされ見放され虐められた...

「お前のことダサダサと呼ぶわ。だいあなんて名前だせーもん。名前キラキラしててキモい。」

「まちなよ。波風さんがどうとか言わないけどそれは酷くない?」

それを救ったのがこころだった。こころは身を粉にして私を守ってくれた。クラスの人に殴られ蹴られても負けなかった。こんなちっぽけな私とこころの後ろ姿。

「なんで私なんかを守ってくれるの?」

こころは答えた。

「正義と愛情。」

この言葉にとても驚いた。それだけで私を守ったんだね...私は嬉しさと感動で泣いた。死ぬならこころたちと一緒に死にたかったなあ。





































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