第3話

僕は息をきらしながらやっとのことで

陽香関病院のドアをあけた。


遥先生!!

この子です!

僕はマフラーの中に埋もれた子猫をそっと

遥先生に差し出した。


あきくん!

すぐ診察台へ!外で待ってて!

遥先生はそういうと手慣れた様子で

子猫を診察台まで連れて行く。


遥先生、、、すごく焦ってたな、、、

助かるだろうか、、、

そう思いながら僕は陽香関病院のソファへ

疲れ果てた身体で腰をおろす。


はぁ、、、落ち着く、、、疲れた、、、

なんで賽銭箱の前に、、、

久々に走ったせいか僕は

30分ほどそこで眠りについた。

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