第3話 おばさんのこと
そんなある日曜の事です、僕はおばさんが使っている洋室のドアの鍵があいているのに気がつきました。いつもは締めていくのにその日はなぜだか、忘れたのでしょう。
僕が中に入ってみると、豪華なテーブルがあって、その下に大きなお菓子の缶が置かれていました、この何年も僕はお菓子など食べた事がなかったので、嬉しくてテーブルの下から取り出すと開けてみました。
そこには、一万円札がぎっしり入っていたんです。
今思うと、おばさんは無精だったので、銀行に行くのすら面倒くさくて、入れておいたんでしょうね、銀行の帯をされた百万円の束が、50個ほどありました。
僕はそれを見て、怒りとともに頭の中で、何かがブチ切れました。
その日は雪が降って、雪が50センチほど積もりました、門から玄関まで五メートルほどですが、雪かきをして道を作っておかないと、後でいつも殴られるので、その日も同じようにしておきました。
夜になって雪も止んだので思いついた計画を実行することにしました。
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