第5話 デート
前回のあらすじ。俺、
「あなたは……隣の……」
「君が……
驚きを隠せない俺が思ったこと、それは私服めっちゃ可愛い!ということとやったぜこんちくしょう!という嬉しさだった。
「幻滅したんじゃないですか?いざ会うと。こんな男で」
「そんなこと……ない。そちらこそ、幻滅したんじゃ……」
「そんなことないです!逆に服装が可愛くて……って、あ、あ……」
「あ、ありが……う……」
お互い自爆し、気まずくなりつつもとりあえず気を取り直して一緒に歩く。
(しまったな〜、口数が少ない。しかし、これじゃまるでデート、デート?俺デートしてるのか!?もしかして!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!)
両手を上げて泣きながら嬉しさに満ちた表情になる俺だが、「大丈夫?」と想華さんに心配され、我に返る。
「急に話したいなんて言ってごめんね。どんな人なのか、ずっと前から……気になってて」
「いえ、俺も会ってみたいなと思ってたので大丈夫です!それで、話とは?」
「今日は、一緒に遊んでみたかったんです。ごめんなさい……話というのは一緒に会う……好日を作る為だったの」
(可愛すぎか〜!)
第一に
「あ、じゃあ映画とかどうですか?誘おうと思っていたんですが……」
「いいんですか!?
はい……一緒に見たいです」
こうして、今日は幸せな時間を堪能して終わるのだった。
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