第4話 チャットとリアルが交差する時、物語は始まる!

 転校生が来て、数日が経った頃。チャットからまたメールが来ていた。この時、あの子だ!と直感で思い、当たっていたので喜びを隠せないでいる俺。早速内容を読むと、驚きのお誘いがあった。


『今、親の事情により、そちらの住んでいる場所の近くに住むことになりました。もし、お暇な日があれば、会って話しませんか?

 

        ユーザ名:想いの届け者』


(マジか!夢じゃねえよな!会える!?あの人に!最高かよ!)


 会いたかった人に会える。こんな嬉しいことはない。


(もちろん即答だ!)


『今週の日曜日とかどうですか?待ち合わせ場所や時間はそちらに合わせます。


      ユーザ名:まりもりもり森』


 こうして、日程を決めていき。楽しみの日曜日はあっという間に訪れた。


 待ち合わせ場所に来た俺は、緊張しながらも待つ。たまにキョロキョロと探しながら数分、その時が訪れた。


「すみません、

   貴方がまりもりもり森さんですか?」


「はい!貴方が……想いの届け者……え?」


 目の前にいた人は、転校生の同じクラス。想華遠離おもかえんりさんその人だった。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る