第7話 ファンタジー:種族-妖精-オーガ(フランス人 - シャルル・ペロー由来)
オーガ(auger)とは、回転式ボーリング用具の一種であり、その形は木工に用いられる錐 (きり) に似ており、螺旋状のロッドによってくり粉を排出するようになっている。(参照:アルキメディアン・スクリュー 管の内部に螺旋があり、回転する事で連続的に上方へ移動させる。効率が低いが、粘性のある液体の搬送にも適しており、現在でも各地で用いられる。)
また石炭や軟岩をはじめ、推力を大きくして硬岩の穿孔にも用いられ、さく岩機ではさく孔困難な軟岩帯・砂岩・湿潤・粘土質帯の穿孔に最適で、威力を発揮する回転ドリルです。
なお普通の空気削岩機に比べ、騒音や粉塵の発生が少いのが特徴。
★オーガードリルの原理
掘削装置の機構の一部として、螺旋溶接されたスチール切断テープを備えたパイプである。
切断テープの縁部は、ガイドロッドに対して異なる角度に向けられ得る。
地面の強さに応じて、切刃の傾斜角は軟岩の場合は30〜60度、最も耐久性のある層の場合は90度です。
オーガー掘削の原理は、オーガドリルを地層に深く沈めていく間の土壌の破壊が、スクリューウェブの螺旋に沿う表面への使用済み岩石の除去と同時に起こることである。
これにより、掘削流体による坑井の定期的な掘削が回避され、掘削中にドリルを冷却する必要性が最小限に抑えられる。
なぜなら、ねじ方法による地盤の抽出は、ねじ機構の自然冷却をもたらすからである。
オーガーの仕組みは、ギリシャの古代科学者アルキメデス(Archimedes)が紀元前3世紀に考案したものです。
それから、水を持ち上げるシステムが意図されていました。
時間が経つにつれて、ねじは、ルース、粘性、液体および半液体材料の傾斜、水平および垂直移動のために、他のタイプの機械に用いられた。
現在、スクリュー機構は、建設資材、化学、鉱業および食品産業(コンベアおよび押出機用)、家電(肉挽き器、スクリュージューサー)、ならびにいくつかの小型武器およびクロスカントリー車両の設計に様々な企業で使用されています。
特に、オーガ機構は岩石の掘削に使用され、オーガー掘削法は、破壊に弱い地層に掘削する最も有望で経済的に有益な方法であることが証明されています。
なお空気エア オーガドリルは、スパイラル式オーガロットと専用オーガビットを使用し、スピーディな穿孔作業ができます。
また、モータによって駆動される電気オーガは、空気エア オーガドリルに比べ機動性に富むが、重量が大きい欠点がある。
アースオーガ(earth auger) とは、建設機械の1つで、掘削ドリルや穴掘り機のことを指す。
一般的には、接続した回転軸の先端に切刃のついた螺旋状スクリューをつけ、動力を用いて電動機を回すことで回転させて、ねじり込むように地盤に穴を掘っていく装置で,杭打ちに用いるため、この穴へ建築物の基礎杭などを建込み,ハンマーで打つ。
従来杭打ちは、最初からドロップハンマーなどで打撃して打込んだため、激しい騒音・振動を長時間発して建設工事による公害の主因をなしていたが、アース・オーガの開発により大幅に改善された。
1人で作業できる小型のものから、大型クレーンで吊り下げて掘っていくものまで、さまざまな種類があるが、大型工事で用いる際には3点式杭打ち機に接続するものが主流であり、
庭先の杭用の穴から、建築物の基礎工事に必要な大口径で深い穴まで掘ることができる。
この他オーガービークル=全地形走行可能車なるものも存在する。
推進装置としてタイヤやキャタピラではなく、車体下部に取り付けられた2本の巨大なドリル(或いはネジ状のアルキメディアン・スクリュー)を使用している。
また、この「ネジを廻すと前に進む」というアルキメデスのねじの原理を利用した「アルキメディアン・スクリュー」と呼ばれる螺旋型のドリルを船体前部に装備していて、それを回転させ氷に乗り上げ、船体重量を加えて氷を割ることで流氷域の航行ができる砕氷船もある……ではなく、本題は鬼のオーガ(英: ogre)である。
◎概要:
一般に英語圏では、第一義に昔からお伽話に登場する「人食い鬼」を、第二義に「酷く残酷な人(鬼のような人、恐ろしい事)」を指す。
主にヨーロッパ諸国の民話や伝承に登場し、人を喰らう怪物(モンスター)の一種族で、オグレ、オーグルなどの人食い鬼と訳されることが多い。
日本では桃太郎に出てくるような、図体がでかく怪力で、街を襲い金品を奪いお姫様をさらって(性的に)食べてしまう、いわゆるおとぎ話に出てくる人に危害を加える鬼が訳として当てられる。
「指輪物語」のオーク同様、フランスの作家ペロー(「長靴を入いた猫」)がローマ神話のオルクスをヒントにして使い始めた言葉とされ、身体が大きく巨人に近い姿をしている。
近年のファンタジー作品では、ゴブリンやオーク、コボルドを支配するものとして描かれることもある。
オーガは金銀などに目が無くその住処には財宝が貯えられ、それらを集めるのはもっぱら下級の鬼(ゴブリン・オーク・コボルド)たちで、しばしば人家やドワーフの洞窟に現れる。
▶オーガ:
オーガ(英: ogre)あるいはオグル(仏: ogre)オーグルとは、主にヨーロッパ諸国(フランス、英語圏)の童話・民話・伝承や神話に登場する
人型の怪物の種族:人を喰らう怪物(モンスター)の一種族、人食い鬼man-eating giantである。または「鬼のような人」。
女性はオーグリス(英: ogress)またはオグレス(仏: ogresse)と呼ばれる。
これは、一連の語の起源であるラテン語の Orcus 〔オルクス・オルキュス〕すなわち、Hades 〔ハーデース〕、Pluto 〔プルートー〕と同一視されるローマ神話の古い冥界神 Orcus (エトルリア起源)が持っている、
恐怖すべき原義から来ているとも、
北欧神話の主神オーディンの異名ユッグ(Yggr)からとも言われている。
その他有力なものでは、勇猛果敢な戦い方でヨーロッパ人を恐れさせた、遊牧民オノグル族(Onogur)とするものもありますが。
またキリスト教では、オーガをはじめとする暴虐な巨人たちは人類最初の殺人者であるカインの末裔とされる。
スカンジナビア半島の国々ではオーガはトロールと関連付けられて、
北ヨーロッパでは凶暴で残忍な性格であり、人の生肉を食べる一方で、引っ込み思案で臆病という面もある。
知性や賢さといったものはほとんどなく、人間が彼らを倒すことは難しくない。
要は狡猾で小賢しい小心者、小人(しょうじん)なのである。
また、得体の知れない魔物の例に漏れず自由に動物や物に姿を変えることができるとも言われている。
彼らの住処は大きな宮殿や城または地下で、山の中に建てられた城の主人でもありある。
そして一般に莫大な財宝をもっていると考えられている。
このようにオーガは多くの民間伝承や伝記・神話の中に登場する、非常にポピュラーな巨人で、多くの場合は人食い鬼と訳されており、 絵画などで描かれる場合は大柄な体駆にぼうぼうの体毛、あごひげをはやした大きな頭・屈強な筋肉など、野生的な風貌になっていることが多い。
▼新しい価値観! :
児童文学にはオーガに誘拐されたお姫様を救出する勇敢な騎士の話が、またファンタジーゲームや映画の中にもよく小鬼ゴブリンなどを率い登場する。
元々は人食い怪物のことで明確な名前があったわけではなかったが
オーガ(オグル)という名前は、シャルル・ペロー(1628年1月12日 - 1703年5月16日)- フランスの詩人。アカデミー・フランセーズの会員。古今論争の火付け役 -の小説『長靴を履いた猫(Le Maître chat ou le Chat botté)』(1,697)に初めて登場する人食い鬼であり、フランス語読みで「オーグル」と言う。
長靴をはいた猫の和訳では魔王と訳されることもある。
日本では単に「鬼」と訳されることが多いが、各地の民間伝承を初めとして、『長靴を履いた猫』では、ねずみや豆に化けて猫に食われたりするなど、人間には及ばないまでも高い知能を備え、中には魔力を持つ者もいる特殊な巨人族として描かれます。
(しかし、むしろそれはランプの精ジンなのではと……。)
ともかく鬼である以上怪力については、言うまでもありません。
それ以前でも同様の怪物は様々な民間伝承に登場しますが、「人食い巨人オーガ」として定着したのはこの作品以降である。(ジャックと豆の木など)
いずれの作品においても、力で勝るオーガが知恵比べに負けて退治されるというパターンが多い。
このようにオーガという名は中世になってからつけられたもので、それ以前の伝承では彼らは特にひとくくりの種族としては扱われていなかった。
しかしペローによって名付けられたあと、より古い伝承の中の人食い鬼たちもさかのぼって「オーガ」と呼ばれるようになった。
また近年では、剣と魔法のファンタジー世界を舞台にした物語が子供向けの童話のみならず大人にも広く受け入れられるようになった。
それらの作品では内容に深みを持たせるためさまざまな世界観が詳細に設定されていき、 登場するモンスターについてもその種族や生態などについて細かい設定がなされていった。
そしてゴブリンやミノタウロスなどと同じようにオーガたちも、独立した一つの種族として扱われるようになったのである。
種族としての「オーガ」誕生がいつになるかさだかではないが、最も広くモンスターの種族としてのオーガを定義したことで知られているのはダンジョンズ&ドラゴンズだろう。
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