第2夜

1

 姉妹と十太は地下室を出てすぐに身支度を調えて家を出た。


 クラヴェルは数珠をポシェットに入れて、ルシエルは木刀を入れた袋を背負って、馬車に二回は乗れる金額を持った。太陽はすでに傾いている。


主君しゅくん、一体どこへ行くというのですか?」


 武器を取り上げ、ぐるぐる巻きにされた暴漢達を引きずり引きずり十太が問う。


 姉に肩を貸して貰いつつ足取り重く先を行くクラヴェルが、振り向いて答えた。


「とりあえず、ブレドルフ中佐のいる東方司令部に行こうと思う。母さん達の足取りが分かるとすれば、そこしか無い。それに、武器を取り上げたとは言えテロリスト達がいる家では眠れないしな。村の駐屯地で話せば、馬車を出してくれるだろう」


 それに、凶弾に倒れた兵士達の遺体もまだ屋敷の外にそのままにしてある。そちらも軍の方に報告して何とかして貰わなくては。


 一行は屋敷の周りに広がる森の一本道を抜けて、村道に出てきていた。


 農家や教会がぽつりぽつりと建っている広い道幅を抜けて、村の反対側にある東方軍部駐屯地を目指して三人は歩く。


 教会で剣の訓練をしている姉とは違って普段の本を読んでばかりの妹は、すでに虫の息であった。もう歩けない、と膝を折った所でちょうど駐屯地にたどり着く。


「もう、ちょっと! クラヴェルったら!」


 道のど真ん中に座り込んだ妹にルシエルが声を高くした時門が開き、中から見知った兵士が出てきた。


 ルシエルが生まれた時にこの村に派遣されてきたベンだ。両親とも軍で顔なじみであった事もあって、彼も両親不在の姉妹に色々面倒を見てくれる一人であった。


「おや。ルシエルじゃないか。そこにへたり込んでいるのは、クラヴェルか? どうした。入りなさい」


 ドアのすぐ前に立つルシエル、座り込んでいるクラヴェルに目を移したベンが、クラヴェルのすぐ後ろに立つ十太に気づく。そして、その手に引かれている荷物にも。


「こ……これは一体……?」


 ベンの問いかけに、十太の手を借りてようよう立ち上がったクラヴェルが答えた。


「こいつら、凶器を持ってうちに押し入ってきたんだ。屋敷を警備してくれた軍人を何人か殺した」


「何だって……!? それで、こいつは……」


 ベンは十太を指さした。


「ああ、こいつは気にしないで」


 クラヴェルが目をしょぼしょぼさせて答える。何しろすごく疲れているのだ。説明なんて面倒くさい。


「泥棒をふん縛るのを手伝ってくれたんだ」


「そりゃあ……お前ら良かったなあ。この人のおかげで命が救われたってもんだ」


 ベンが呆気にとられて言った。ふらふらしているクラヴェルを、ルシエルが支える。


「よし、じゃあ、簀巻きになっているそいつらは俺が預かろう。遺体の回収にも今、人をやるからお前達は一緒に家に帰りなさい」


「あっ……と、それなんですが、私達このまま東方司令部のブレドルフ中佐の所に行きたくて」


 もはや立ったまま寝てしまいそうな妹に代わって、ルシエルが言った。ベンが眉を顰める。


「ん? こんな時間にか?」


 もうすぐ日の入りだった。こんな時間から馬車で東方司令部のあるイーストレーンに向かうと聞けば、ベンで無くとも首を傾げる所だ。


「昨日にも似たような事があって、次に身の回りで何かあったら連絡しなさいと言われてるんです。それに、今は家にいるより中佐のところに居た方が安心できるし」


 まさか、これから父さんと母さんを探しに行くんです、とも言えまい。


 それに、これもまるきり嘘では無い。ベンは少し迷ったが、やがて頷いた。


「……じゃあ、すぐに馬車を出そう。簀巻き共は預かる。すぐに出なさい。今から行くとなったら、着くのは真夜中近いぞ」


 ベンの言葉通りにすぐに馬車が用意された。彼の同僚である男性が馭者兼護衛をしてくれるそうだ。


 護衛には十太がいるとは言え、軍人がついてきてくれるのは助かる。


 扉を開けて乗車を手伝って貰うと、向かい合わせに設置された座席の後尾側にクラヴェルが滑り込む。


 だらしのない妹を叱るルシエルと、手荷物をベンに預けて手持ち無沙汰となった十太が続く。


 馬車が動き出すと、程なくクラヴェルは寝息を立て始めた。


「もう、クラヴェル。こんな所で寝ないでよ~」


「ルシエル様、そっとしておきましょう。きっとお疲れなのですよ。ジョルディーヌ様も、よく徹夜をしたと言っては馬車で眠っておりましたから」


 十太の口から母の名前が出て、ルシエルはふと、今日クラヴェルがどの部屋から出てきたかに思い至った。


「……もしかしたら、昨日の夜からずっと寝てないのかもしれない。母さんの研究室に引きこもって、召喚術を完成させてたみたいだから」


 クラヴェルが座席の上で器用に寝返りを打った。ほとんどいびきのような寝息を立てて、半開きの口からよだれを垂らしている。


 召喚術なんて大それた事をしてはいるが、無防備な寝姿はやはり十歳の子供だった。



 東方司令部のあるイーストレーンには予想より早く入った。まだ真夜中少し前といった所だろう。


 鉄道の駅を通り越し、中心部にある司令部に通じる街道を行き始めると、ルシエルと十太はクラヴェルを揺すり起こしてそろそろ目を覚ましておくように言う。


 クラヴェルは十太を向いて唇を尖らせた。


「ルシエルが言うのはいつものことだからいいぞ? でもお前まで私を子供扱いする事はないだろう。私はお前の主人だぞ?」


「申し訳ありません、そんなつもりは……」


「十太さん、謝る事無いわよ。なんて言おうが、まだよだれ垂らして寝てる十歳の子供なんだから」


 ルシエルに言われてクラヴェルは慌てて口元を袖で拭く。そういえば、顎らへんがなんだかカピカピしている気がしたんだ。


 十歳の子供は、照れ隠しでぼそぼそと言い訳をしている。


「仕方ないじゃん、昨日から寝てなかったんだし……それに術を使うのってすごい疲れんだ。ルシエルにはわかんないよ」


「やっぱり昨日寝てなかったの!? 子供はちゃんと寝なさいっていつもいってるでしょ!」


「私ばっかり子供扱いするなよ! ルシエルだってまだ子供だろ!」


「でもアンタよりはお姉さんだもの。朝昼晩の食事も、私が作ってるしね」


 正論の姉に言い返せず、ぐぐぐ、と唇を噛みしめている主人に、緩やかに流れていく外の様子を覗っていた十太が問いかける。


「それにしても、街の人間はこのような時間まで仕事をしているのですか?」


 十太の言葉にルシエルとクラヴェルが窓から外を覗き見ると、確かに真夜中近くにしては往来が多い事に気づいた。


 この馬車の後ろを、フードを目深にかぶっている人間を二人乗せた馬が三頭ほど走っているし、道路に面した建物に寄りかかって、何をするでも無くこちらを向いている人間がちらほらといる。


 みんな同じ様な格好で、顔が見えない。


「街ではあんな服装が流行っているのか?」


 クラヴェルが呟いた。特に風が強い日でもあるまいに、外套ですっぽり体を覆って街をうろつくなんて、十二分に怪しい。


「もうすぐ司令部に到着しますよ」


 御者台の軍人が振り返って、人の良さそうな笑みを浮かべとき、両の小径から飛び出してきた人影達が、横一列に並び馬車の行く手を阻んだ。


「止まれ!」


「危ない!」御者台の軍人が手綱を締めて急制動をかけた。クラヴェルが座席から転がり落ちて、進行方向に背を向けていたルシエルは、座席に叩きつけられる。


「おっと」

「きゃ!」


 十太は素早く腰を上げ、外の様子を覗いながらクラヴェル達に問う。


「主君、ルシエル様、お怪我は?」


「大丈夫だ。何が起きた? 十太、外の様子は?」


「武装した人間に囲まれている様です」


 クラヴェルが床から身を起こして、窓から外を覗いた時、外からも同じようにされて、襲撃者と目が合った。


 不潔な感じの無精ひげの男が扉を開けようとしている。


 クラヴェルはとっさに扉を開かれないように内側から引っ張った。


 それに気づいたルシエルが反対側のドアを押さえる。


「何か変だぞ! この馬車、何で止まったままなんだ!?」


 クラヴェルの問いに、御者台の様子を見た十太が答えた。


「馭者は下ろされた様です。どうも様子が……」


 十太が全て言い終わらない内に、クラヴェルの側のドアが荒々しく開かれた。


 太い腕が侵入しクラヴェルを引きずり下ろそうとする。


「うあああ!」


 恐怖に叫び声を上げるクラヴェルの足首を太い腕が掴んだ。


 クラヴェルは反対の足でせめてもの抵抗をするが、隙間から次々と別の人間達の腕が差し込まれ、身動きが取れなくなる。


 更に、腕の波をかき分けて一人の風体の悪い男が、ナイフを手に乗り込もうとしていた。


「クラヴェル!」


 ルシエルが叫んだその時、乗り込もうとしてきた男の顔面を、十太の刀が一閃した。血飛沫と悲鳴を上げて後ろに倒れていく。


 続いて十太は主人の足首を掴んでいる男の腕を容赦なく切り落とし、クラヴェルを抱き上げる。


 他の腕を突き刺し、なぎ払って一掃すると、最後にクラヴェルの足に残った汚い手の残骸を放り投げてドアを閉めた。


「危険です。ここをすぐに離れましょう」


「十太、馬の扱いはできるか」


「は」


「御者台に移動して、馬を走らせろ。とにかくここを離れよう」


「しかしこちらは……」


 十太が言った時、ルシエルが押さえつけているドアの窓が破られた。


 外で武器をもう一度振りかぶった男の顔目がけて、ルシエルがおもむろに木刀を抜いて突きを繰り出す。


 外の男が顔面をへこませて倒れたのを見て、クラヴェルと十太が絶句した。


「あ……やりすぎちゃったかな……?」


「いや……。問題ない、と思うけど……」


 クラヴェルが呆気に取られながらも姉にそう答えた時、再びクラヴェルの方のドアが強く揺れた。


 ルシエルがへっぴり腰ながらも木刀を構えたのを見て、クラヴェルが言う。


「とりあえず、十太は御者台に行け。ここはルシエルがなんとかする」


「ちょっと、私一人に押しつけないでよね!」


 後ろ髪引かれながらも、十太は主人の命令を優先してのぞき窓を割り、狭い窓から滑る様に外へ出る。


 すでに御者台を牛耳っていた人間二人を馬車の外へと蹴り飛ばして手綱を握ると、馬に鞭をくれて馬車を走らせる。


「逃げたぞ、追えっ」


「軍部に行かせるな!」


 この道を真っ直ぐ進んでいけば東方軍部に着くはずだ。


 馬車にしがみついてきた男達を姉と一緒に引き剥がしながら、クラヴェルは御者台の十太に指示を出す。


「そのまま真っ直ぐ走れ!」


「クラヴェル、追ってきてる!」


 姉の声にクラヴェルが後ろを見ると、フードの人をそれぞれ乗せた三頭の馬と、やや距離を開けて過積載の人数を乗せたボロ馬車が追ってきている。


 クラヴェルが十太にもっと速度を出すように指示を出そうと御者台を振り返った瞬間、目の前に十太が降りて来て言葉を失った。


 天窓からこちらに戻ってきたのだ。


「十太、手綱は!?」


「馬車を止めている間に追いつかれます。止めずに降りましょう」


「でもっ、降りるったって……」


 戸惑う主人に説明もせず、十太はクラヴェルの両腕を自分の首に回させ、ルシエルの体を抱き寄せて彼女の両手をクラヴェルの手の上から回した。


 ルシエルは一気に赤面して、年頃の娘らしい戸惑いを見せる。


「な、何を……」


 ルシエルの言葉を遮った十太は、手を離さないでください、と二人に言い含めると、天窓の縁を掴んでその華奢な左腕片方で三人分の体重を難なく引き上げる。


 走る屋根の上に三人が立つと、道路の左手、目と鼻の先に軍部が見えた。


 ぽかんとしている二人の体を、十太はしっかりと捕まえた。


「主君、ルシエル様。しっかり離れないで下さい!」


 次の瞬間、十太の体は二人の体重を乗せて、助走もせずに夜の闇に大きく跳んだ。両手の二人が闇をつんざく悲鳴を上げる。


「ぎゃああああ!」

「いやああああ!」


 姉妹が涙眼で見た着地点は、軍部の正面入り口に続く階段だった。


 寸分の違いも無く踊り場に降り立った十太は、くらくらとしている姉妹を抱えたまま軍部の正面目指して走り出した。


 呆然としたクラヴェルだったが、十太の肩口から次の瞬間目に入ったものは、器用に馬で階段を駆け上がってくる荒くれ者達の姿だ。


「うええ、あいつら、馬に乗ったまま追ってくるぞ! 走れ、十太!」


 クラヴェルの言うとおり後ろから馬の蹄と男達の怒号が聞こえてくる。十太は更に速度を上げた。


 軍部の正面の大扉は今まさに閉まろうとしている所であった。十太の右脇に抱えられながら、ルシエルが大声で門兵に向かって叫ぶ。


「すいません、封印術士アレックスの娘、ルシエルとクラヴェルです、助けて下さい追われてます、閉めないで!」


 間一髪その声に気づいた兵が閉門を一時停止し、十太はルシエルとクラヴェルを担いだまま転がるように扉をくぐった。


 地べたに放り出されたルシエルが鋭く叫ぶ。


「早く閉めて!」


 ルシエルの声に従った兵士が外に迫り来る暴徒を認めて、間一髪で扉を閉めた。


 みんな一緒に息を吐く。


 次の瞬間、扉が激しく叩かれ、揺れ出した。


 暴徒達が扉を叩き、また体当たりして、なんとかここを開けようとしているらしい。破られない様兵士達が扉を押さえ、すぐさまクラヴェル達三人も加勢に入る。


 兵士の一人が制服の胸元に話しかけた。


「応援要請、正面入り口に暴徒の襲撃!」


 兵士の要請から時間を置かずに、建物奥から三十名ほどの軍人が現れて加勢に入った。閂を掛ける暇を与えず、扉は外から押され続けている。


「封印術士の隊が来るまで、持ちこたえろ!」


 そう兵士達に言ったのはブレドルフだった。体格の小さいクラヴェルは彼の姿を見つけてはっとしたが、前からも後ろからも押さえつけられて息が出来ない。


 まさに前門の虎、後門の……狼とまではいかないが、苦手なピーマンくらいではある。


 こちら側の人数が増えたというのに、扉の外からの圧力が段々と大きくなっていた。時折開いた隙間から武器が見え隠れする。


 ルシエルは鼻先に刃の切っ先が伸びてきて、息を飲んだ。


「やだやだ、死にたくない助けて……助けて、父さん!」


 ルシエルが無我夢中で叫び扉を押さえつけると、手のひらに清浄な光が生み出される。


 徐々に大きくなっていく光は、ルシエルの両手を覆い、隣の十太の手まで広がって、上だけではなく下にも、まるで楕円の風船の様に広がっていく。


「信じられない……これは……!」


 ブレドルフが広がっていく光を見上げて呟く。


「どういう事だ、誰が使っている?」


 異変に気づいた者達がざわめき始め、その様子に気づいたルシエルも何事かと扉を見上げた。


「……なにこれ……」


 光はもはや扉をすっぽりと覆い尽くしている。


 大扉を全て覆い尽くした光は、圧力に耐えきれなくなったガラスの様にパキンと割れた。


 すると、外から聞こえる怒号に反して扉からは一切の揺れが無くなり、扉を押さえていた者は一人、また一人と手を離す。


 扉の外側からは怒鳴り声と共に、何かを扉に打ち付けている様なけたたましい音が聞こえてくる。


 しかし扉は凪の日の海の様子で、少しも揺るがずにそこに佇んでいた。


「ルシエル、一体いつ封印術を修めた!?」


 ブレドルフが驚きの声を上げた。それにビクッと肩を震わせたルシエルが、自分を指さして聞き返す。


「えっ……これっ、私!? 私がやったんですか……!?」


「……まさか無意識に術を発動させたというのか!? この大きさの扉を封印する術を? あり得ない……冗談も休み休み言ってくれ」


 ブレドルフは眉間を摘まんで目の前の現象を信じたくないと言うように首を振った。


 すると彼の視界に、十太と話をしているクラヴェルの姿が入ってくる。なんだ、あの男は? どこかで見た気もするが……。



 クラヴェルは十太の隣に立ち、外からの圧力に一切動じなくなった扉を見上げた。


「これ……どういう事だ……?」


「私も信じられませんが、主君、これは封印術です。主君のお父上が使われていたのと同じ」


「一体誰が……?」


 クラヴェルの問いに、十太は視線で答えを示した。黒い瞳はルシエルを見ている。


 そのルシエルの隣で、ブレドルフが怪訝な顔をしてこちらを見ていた。もっと言えば、十太を。


 そういえば、十太が母さんの御仕えだったと言うことは、中佐は十太の姿に見覚えがあるのかも知れない。


 クラヴェルは十太を連れてブレドルフに近づいた。



「紹介が遅れた。中佐、こいつは十太だ。私の『御仕みつかえ』」


 ブレドルフの開いた口が塞がる前に、クラヴェルはたたみかけた。「そして元〈十二月〉の御仕え」


 主人の言葉に、隣の十太がペコリと頭を下げる。ブレドルフは耳を疑った。


 ――今、『御仕え』と言ったか!? しかも元ジョルディーヌの御仕えだと? 一体いつから……いや、そもそもジョルディーヌがいないのに彼女の御仕えがどうやって……。


 ブレドルフの脳みそには次々と疑問が浮かんでいるが、それを余所にクラヴェルはルシエルにブレドルフと同じ質問を浴びせかけた。


「いつの間に封印術なんて修めたんだ?」


「さっき中佐にも言われたけど……全然、何にもしてないよ……。っていうかこれ、本当に私がやったの?」


 そう姉に聞き返されて、クラヴェルは十太と顔を見合わせて肩を竦めている。


 処理しきれない情報量に、ブレドルフは眉間を押さえてため息を吐いた。


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