第6話 未来への抱負
じいちゃんが死んで、もう半年は過ぎた。
じいちゃんが遺してくれたノートを実践して常に前向きに考えるようにしてから、自分でも変わったと感じる。
先ず自分は不幸だと思うことななくなった。
何事も起こるものは起こる、良いことも悪いことも起こる。
それが起きた時に、どう捉えるか次第で幸せにも不幸にもなれる。
どうせ起きるなら幸せだと感じた方が、言葉通り幸せに生きて行けるだろう。
今は自分にはどんな未来が待っているんだろう、自分自分どんな未来を作って行くんだろうって考えることが楽しくなっている。
人生の豊かさを精一杯感じている。
気付かせてくれたのはじいちゃんだ。
[じいちゃん、本当にありがとう。
天国から見守っててね。
俺、これからも人生明るく楽しく前向きに生きて幸せになるからね。]
[待ってろよー!俺の素晴らしい未来!]
その時、耳元で声が聞こえた。
[頑張れ!幸広!
じいちゃんはいつもお前の側にいるから。]
紛れもなくじいちゃんの声だった。
[ありがとう!じいちゃん!]
俺は生きていく。
何も怖いことはない。
何が起きても大丈夫。
だって俺にはじいちゃんが付いているんだから......。
七色若葉と前向き紅葉~幸せは想い込みから始まる~ 拉麺美味 @me-tomo
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