第4話 ジェーナ②

「ジェーナ、愛してるわ」

「うん、ありがとう」

そう言って笑顔を見せると、再びキスが始まるのです。

(もうどうなってもいいや)

そうして、その日は一日中ずっと愛し合っていたので した。

翌朝になると、ガルアレーアに抱かれていたジェーナは目を覚ますのですが、

昨日の事を思い出してしまったのか顔を真っ赤に染め上げると恥ずかしさのあまり布団を頭から被って隠れてしまうのでした。

それを見たガルアレーアはクスリと笑うと彼女の頭を撫でながらこう言うのです。

「おはよう、可愛いわね」

そう言いながらも額にキスをしてくるものですから、思わずビクッとしてしまいつつも挨拶を返す事にしたのです。

すると、ガルアレーアが耳元に口を寄せるとこう囁いてきました。

「今度はベッドでしようか?」

その言葉を聞いてしまい耳まで真っ赤になりつつ首を縦にブンブンと振ってしまったのである。

それから数時間後、ベッドの上に素肌のまま横になっているジェーナがいるのですが、

その姿はとても美しく妖艶な雰囲気を漂わせているのでした。

「可愛いわよ、ジェーナ」

そう言うと唇を重ねてくるのですが、ジェーナは抵抗せず受け入れておりました。

ガルアレーアはゆっくりと舌を入れてくると絡め合わせるようにしてきましたので、

それに応えるかのように懸命に舌を絡め返していくのです。

(どうしてだろう、何だか頭がボーッとしてきたかも)

「ん、んん、ふっ、ちゅっ」

少し息苦しくなりながらも何とか鼻で呼吸するのですが、

それでも限界はあるものでして次第に息が続かなくなってしまいます。

するとガルアレーアはゆっくりと唇を離すとジェーナの事を抱きしめるのです。

ジェーナは、そのまま身を委ねるようにして寄り添いますと耳元で囁かれるのでした。

「好きだよ、愛してるわ」

その言葉に胸の奥がキュンとなるのを感じると、今度は自分からキスをするのです。

するとそれに応えるかのように何度も唇を重ねてくるので、もう止められなくなってしまうのです。

それからしばらくの間は二人の世界に浸っていたのですが、

やがて満足したのかゆっくりと唇を離すと唾液が糸を引いておりまして、

それが切れてしまう前に再び唇を重ねてきます。

「可愛いわね、ジェーナ」

そう言いながらも何度も繰り返しキスを繰り返してくるものですから、

気が付けばジェーナはガルアレーアの事以外考えられなくなってしまいます。

そして、無意識のうちに自ら舌を差し出してしまい絡め合わせてしまうのです。

それに気づいたガルアレーアは、クスリと笑いながら濃厚なディープキスをしてくるので、

それに応えるべく必死になって舌を絡ませていくのでした。

それから暫くの間、二人は情熱的な口づけを交わし続けるのですが、

途中で息が続かなくなってしまうとお互いゆっくりと唇を離すので透明な糸が引いてしまっていて、

それが切れてしまう前に再び唇を重ね合ってしまうのです。

それを何度も何度も繰り返している内に、次第に頭の中が真っ白になり何も考えられなくなってしまいそうですが、

それでも構わずに続けているうちにとうとう力尽きてしまったようでして息苦しさを感じ始めておりましたから、

慌てて離そうとするも何故か離れようとせずにそのまま続けてしまいました。

(もうダメ!)

とにかく必死だったのですから仕方ありません。

こうして、しばらくの間は二人の世界に浸っていたのですが、

「落ち着いたかしら?」

その優しい問いかけに、ようやく落ち着きを取り戻したジェーナは

恥ずかしそうに顔を赤らめると、小さな声で答えます。

「うん」

それを聞いたガルアレーアは満足そうな表情を浮かべると再び唇を重ねてくるので、

ジェーナはそれに応じるかのように積極的に舌を絡め合わせていくのでした。

やがて満足するとゆっくりと唇を離すのですが、お互いの唇の間には銀色の糸が引いておりまして、

それが切れてしまう前に再び重ね合わされていきます。

それを繰り返して何度も口づけを交わしながら二人は幸せそうに微笑むのです。

2人きりで過ごした楽しい時間はあっという間に過ぎて行き、気がつけば暗くなっておりました。

「そろそろ、帰りましょうか」

ガルアレーアはそう言うとジェーナの手を取り歩き始めます。

ジェーナは、その手を握り返しながら一緒に帰るのでした。

(明日も、また会えるんだ)

そう思うと自然と顔が綻び幸せな気持ちに包まれていくのです。

そうして、二人は帰路につくのですが、その間もずっと手を繋いだままなのでした。

翌日になると、ガルアレーアが迎えに来てくれたので2人で出かける事になるのですが、

ジェーナは前日の事を思い出してしまい恥ずかしくて顔を背けてしまうのですけれど、

そんな事などお構いなしに腕を絡めてくるものですから余計に意識してしまうのですけれども、

それでも何とか平静を装って歩みを進めて行くとやがて目的地に到着しました。

そこは街から少し離れた所にある小さな湖でして周囲には木々が立ち並んでおり自然豊かな場所になっております。

そこで暫くの間休憩する事になりまして、湖畔に座り込むとのんびりと景色を

眺めながら会話を楽しみつつゆったりと過ごしていく事にしました。

「ねぇ、ジェーナ」

「何?」

名前を呼ばれて振り返るとそこにはガルアレーアの顔があり、そのまま唇を重ねられた。

そして、何度も繰り返されるうちに段々と力が抜けていき、最後には押し倒されてしまうのでした。

それからしばらくの間は二人の世界に浸っていたのですが、不意に唇が離れると今度は

首筋に吸い付かれてしまい思わず声が出そうになりますけれども、何とか堪える事に成功したのです。

「可愛いわね、ジェーナ」

そう言って優しく頭を撫でてくれるので、

ジェーナは嬉しくなって自分からもキスを返すのでした。

「好きよ、大好きよ、私の愛しい子」

その言葉を聞いただけで幸せになってしまい、

ジェーナは自分からも抱きついて行くと、夢中でキスをします。

そうすると、ガルアレーアも応えてくれてお互いに求め合うような激しいものになっていきました。

そうして、暫くの間抱き合っていたのですが、やがて名残惜しそうに体を離すと、

ガルアレーアは再び耳元で囁くようにこう言うのです。

「大好きよ」

と言うと、頬に軽くキスをしてくるので、ジェーナは恥ずかしく思いながらも小さく頷くのでした。

その後、2人は手を繋いで帰って行くのですが、

「帰ったら、昨日の続きをしましょうね」

そう言われたジェーナの顔は真っ赤になるばかりでした。

しかし、内心では期待している自分もいて、帰るまでの間ずっとドキドキしっぱなしなのです。

帰ると早々にガルアレーアはジェーナにキスするのです。

「んんっ、んっ、ちゅっ、ちゅぱっ、れろっ、れるっ、

じゅるるっ、んふっ、ぷはっ、はぁ、はぁ」

舌が絡み合い唾液を交換し合った後、ジェーナはゆっくりと口を離すのです。

ガルアレーアの唇からは銀色の橋がかかるのですが、直ぐに切れてしまい、

零れ落ちてしまいそうになるので思わず舌で掬い取り飲み込んでしまうのでした。

(ああ、美味しい)

そう思った次の瞬間にはガルアレーアの顔が目の前にあり、そのまま押し倒されてしまうのでした。

そして、今度はジェーナの方からキスをすると、

「可愛いわね、私の愛しい子」

そう言って頭を撫でてくれるのです。

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