第7話 伝説のセクシー女王様《クイーン》

 思わず、僕は生ツバを飲み込んだ。


「お姉様…… 友達をびました」

 すかさずレイは、間に立って僕の事を紹介してくれた。



「あ、どうも…😅💦 はじめまして!!

 僕、浦島真太郎ッて言います」

 またペコペコと頭を下げ、後ろ姿のお姉様に挨拶をした。


 緊張のため、多少声が上擦うわずった。



「ン……」

 ゆっくりと、金髪のお姉さんは振り向いて僕と視線を合わせた。

「ふゥン、浦島太郎ォ~……✨👄✨」



「うッ、うわァ〜……🤯💦」

 彼女の顔を見た瞬間、僕はドキッとして目を疑った。



「フフ、どうしたの。そんなに驚いて。

 幽霊でも見えるのかしら✨👄✨」



「あ、いえ、違いますけど……。まさか…、お姉様ッてェ……😳💦

 あのォ、姫乃樹…… アリスさん❓」

 僕はビックリして声が震えた。


 確かに、お姉さんはさっきレイが言った通りセクシー女優だ。



 しかも現在日本一、有名な【セクシー女王様クイーン】 姫乃樹アリスだ。


 

「あら、私の事をご存知ィ~✨😌✨」


「え、ええェ、それは……😳💦

 もちろん知ってますけど」

 何度も頷いた。


 僕らの年代で知らない男子は居ないはずだ。

 彼女の世話にならなかった男子はゲイか、もしくは特殊な性癖フェチの男子だろう。


 何しろ、二十一世紀、もっとも稼いだセクシー女王様クイーンだ。



 圧倒的なビジュアルでセクシー業界を席巻していた。


 異次元の美しさと妖艶な演技で世の童貞チェリーボーイたちのハートを鷲掴みにしている。

 


 中高生にとどまらず、独身男性の『右手の恋人』とうたわれ、歴代セクシー女優で最も美しく演技力抜群の女王様だ。



 当然、僕も毎晩、お世話になっている。

 憧れのセクシー女王様クイーンだ。



 しかも美貌だけではない。



 現役帝都大生として初めてセクシー女王様クイーンとなったインテリだ。



 司法試験にも一発で合格し、現在、日本で最もエロい弁護士と言われている。



 昨年末に惜しまれつつセクシー業界を引退したが、現在、最も復帰を熱望される【伝説のセクシークイーン】だ。






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