第6話 お姉様はセクシー女優

 アキラも満面の笑みを浮かべた。



「ああ、君たちも良く知っていると思うよ。

 どうぞォ~✨😌✨✨」

 レイは、ドアを開け招いてくれた。



「う、うン……😓💦」

 一旦、僕は躊躇ためらったがアキラは意気揚々と部屋へ入った。



「じゃ、遠慮なくお邪魔しますゥ…😆🎶✨」

 には遠慮と言う言葉はないのか。



「お前は、少しは遠慮しろよ…😒💦」

 まったく友達として恥ずかしい。



 玄関へ入った瞬間、ほのかに甘いかおりが漂っていた。



「ブーン♒📱♒ ブーン♒📱♒」

 しかし突然、無粋なスマホの着信バイブの音が響いた。



「ン……」僕のではない。

 どうやらアキラのスマホだ。



「チッ」アキラは着信画面を確認するなり、舌打ちをした。



「悪い…… 俺、ちょっと外で話すから」

 どうやら電話の相手は彼女のようだ。



 玄関から出て、内廊下で話しをするみたいだ。


「もしもし…… ああ、俺だけど悪い……」

 慌てて、アキラは内廊下側からドアを閉めた。



「真太郎❗❗ こっちだよ」

 レイはドアを開け、僕を手招きした。



「えェ……、ああ、どうも……😅💦」

 僕はペコペコと頭を下げ、そのままレイの後ろに着いてリビングへ案内された。

 


 見るとリビングのソファには女性がひとり座っていた。



 こちらからは後ろ姿で顔は確認できない。


 眩しいほど流麗な金髪の女性だ。



 大画面のテレビには、昨夜録画したのだろうか、ドラマが映っていた。

 


 香水の薫りなのか。眩暈めまいがするほど濃厚で甘美な匂いが僕の鼻孔をくすぐった。



「ううゥ……😓💦」僕は小さく呻いた。



『この人がセクシー女優のお姉様なのか❓ 

 いったい、どんな顔をしてるのだろう』

 後ろ姿を見ただけで、心臓がドキドキしてきた。




「ゴックン……😳💦」

 思わず、僕は生ツバを飲み込んだ。









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