2階層のボスを倒そうとしたらめっちゃ強かった
時は少し遡り氷室たちが迷宮に入ったころ~
{???目線~}
「おっ、やっと迷宮に入ってくれたか」
謎の部屋にあるスクリーンを見て何者かが喋っている。
「ふふふ、ボスたちをかなり強くしておいたから君の銃弾を避けているのを見て、驚いてるね」
少し微笑みながらスクリーンを見ているものは言った。
「この迷宮をクリアして、
あっ、あの鉱石はルビードラゴンの罠なのに壊しちゃうか、やっぱり面白いね!」
道雄と葉杜華さんが壁の鉱石をとろうとしているの見てにこにこしている。
「どうやって倒すのかな?」
まるでスポーツの観戦をしているような雰囲気で楽しんでいる。
「複合魔法を使うんだ。鑑定できるから魔法や物理攻撃が効きにくいならスキルが効くことに気が付いたようだね」
嬉しさを孕んだ声でスクリーンを見る。
「おおっ!こんな魔法を思い付くんだ!」
俺が『
「さあ、次も頑張ってね」
{場面は戻り~}
「へくちゅっ!」
俺はいきなりくしゃみが出た。園部が、
「誰かお前の話でもしているんじゃないか?」
「そうかもしれないな」
俺がそう言って後、階層ボスを見つけた。
「いたぞ」
遠目に見ても明らかに他のオークよりも二回りほど大きく、放つオーラも格段に違う。
「うわ、周りにオークいすぎない?」
小栗が言うように周りに約200体以上もオークがボスの周りを囲んでいる。
「どうやってあの数のオークを倒して、ボスを倒すんだ?」
園部が疑問を口にした。すると、葉杜華さんが
「私が植物魔法でフルボッコにしてやりますぅ」
と言うが
「それは無理だろ、いくら植物魔法が強くても」
俺がマジレスすると、葉杜華さんはほっぺたを膨らませて
「廚二病のくせにロマンが分からない人ですねぇ」
と少し怒っている声で言われたので、
「いや、これは負けたら死ぬから。本気でやらないとだめだから」
俺が反論して言い合いをしているのを見ている小栗が、
「私にもかまってほしいのに(小声)」
誰にも聞こえないようにぼそっと言った。
「氷室、お前マジでいい加減にしろよ。目に見える位置にボスがいるのによく絡み合えるな、、、」
園部が怒気を超えた殺気を感じるレベルの声で言ってきた。
「ほ、本当にごめん!」
俺は全力で謝った。そうでもしないとクナイで切られそうだからだ。
ちなみに後で知ったが園部はふざける場面がダメだと超怒るらしい。
「まあ、地道にコツコツ倒して最後にボスを倒すのはどうだ?」
「氷室なら一撃でほとんど倒せないのか?」
道雄がいきなり話に入ってきた。
「氷室が前神を殺すのに使った魔法を使えばよくね、魔石は大量にあるし」
「あっそうか、その手があったか道雄ってたまに頭いいよな」
「たまにってなんだよ、俺はいつも頭がいい!」
「いや、お前脳筋じゃん」
「、、、?」
道雄がしらを切るのを無視する。
「最初に俺が魔法で一掃する、それでいいか?」
俺が言ったことに全員が了承する。
『数多の魔石の魔力よ、我は万物の祖を知りゆる者、我が魔力と魔石の魔力、両方混ざりて万物を撃ち滅ぼす、槍となり、貫突せよ』
『複合魔法
俺は階層ボスに向けて一直線に極光を放つ。
ボスがそれに気が付き魔法を使う。
『●●●●●』
何かを詠唱した後、ボスの周りを結界が張られる。
極光はそれをも貫こうとするが、結界にひびが入ると同時に再度結界が張られるので通らない。
そして、光が消えた。
その瞬間にボスが極光を避けたオークたちに命令し、俺たちの方に攻めてくる。
「みんな!頼んだ!」
俺が魔法を使った反動で魔力が乱れている間はカバーしてもらわないとならないからな。
園部はミスリルの小太刀を取り出し、クナイを作るときの魔力を小太刀に纏わせて切れ味などを上げている。
道雄は『狂戦士化』を使い目に入るオークを殺しまわっている。(ちょっとグロいから吐き気が襲ってきた)
小栗は俺が新しく作った『
「うりゃぁ~」
葉杜華さんは言わずもがな、植物魔法でオークをミンチにしている。(これもグロいよ、、、うっ)
猫恩は俺の周りの警護をしている。
「よし、魔力の乱れが治まった。ボスを倒しに行くぞ!猫恩!」
「わかったのじゃ、我が主よ」
俺はみんながボスの取り巻きを倒してる間にボスを倒す。
「みんな!ボスは任せろ!」
「任せた」 「頼んだぜ!」 「任せたわよ」 「お願いしますぅ」
園部が道雄が小栗が葉杜華さんが全員の気持ちを背負って、ボスを倒す。
「よし!勝負だ!」
階層ボスとの戦いが始まった。
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