第三章 神々の遊戯 10

銃の確認に行ったが、さっき銃を作るときについでに作った

雷魔法を付与した杖『雷杖らいじょう』と、風魔法を付与した杖『風杖ふうじょう

と、園部用の小太刀、道雄用の斧を作った。

どちらも『強化魔法』を付与してる。そうしておかないとすぐに壊れるからだ。

特に道雄。あいつは力を込めすぎて壊してしまうからだ。

それと、防御用の『結界の錠前』と『結界の鍵』

錠前を閉じて結界を張り、鍵で結界を解除する使用だ。

とりあえず、裂け目が出現した場所に着いた。

「よーし早速あの、ゴブリンに対して撃ってみますかねぇ~」

そう言い、トリガーを引き、銃弾を発射する。

銃弾はゴブリンに当たった瞬間に付与された『爆裂魔法』が発動して

ゴブリンを跡形もなく消し飛ばした。

「「「「えっ」」」」

皆がそう驚いてる中、「あ~やっぱりそうなるか」

と、平然に言っていた俺に対して、

「どんな魔法を付与したんですかぁ!?」

葉杜華さんが叫び声で聞いてきたので、

「銃を渡したときに言いましたよ。『爆裂魔法』を付与しているって」

「爆裂魔法ってこんなに火力が高いんですか、、、」

と唖然としていた。

「まあ、ダイナマイト10発以上の火力は付与したからなぁ~

勢いで魔力を込めすぎたんだ」

「何をやってるんだよ。魔石ごと吹き飛ばしたぞ」

園部に言われて、

「あっ、やらかした。よし、これからは魔法を付与していない弾を使うぞ」

てことで早速、【アイテムボックス】から魔鉱を20kg出して、

【錬成魔法】を使って弾にしていく。

「あのさ、これどこから出したの?」

小栗が少し怯えている声で聞いてきた。

「スキルのアイテムボックスからだよ」

「今アイテムボックスって言ったか!」

道雄が食いついてきた。

「いいな~やっぱりアイテムボックスってあるんだな」

羨ましさを含んでいる目で言ってきた。

「よし、出来たから早速銃に込めてくれ」

「りょうか~い」

そう言ってあまり慣れていない手つきでシリンダーを出して弾を込めていく。

「よ~し早速」

と言ってすぐにトリガーを引く。

今度はちゃんとゴブリンの腹を貫通していっただけだ。

「魔石は破壊されていないようだな」

園部が【千里眼】で確認して言ってきた。

「じゃあ俺も」

弾を慣れた手つきで込める(僅か1秒)

そして、連射でオーク、スケルトン、ゴブリンを一体ずつ撃ちぬく。

「「「「はぁ?」」」」

「どうやってこんな連射ができるんだ?」

小栗に聞かれて、

「モデルガンでひたすら練習したから、まあまだ三発連射しかできないけどな」

「それでも、神には効きそうだけどな」

園部にも言われた。

道雄は「なあなあ、俺も撃っていいか?」

顔が完全に好奇心で染まっている。

「いいぞ」

そう言いつつ、銃を渡す。

そして、道雄が銃を構えて撃つが、残りの三発全てを外した。

「まあ、そうだ。構えてはいるが完全に銃口が魔物に向いていないから」

「道雄のことだしなぁ」

またもや、俺と園部はそんな話をしていると、

「当たらねえから返すわ」

と道雄が銃を投げ渡してきた。

渡されてすぐに弾を込めていく。

「じゃあ魔物を倒しに行ってくる」

飛行魔法を自分にかけて飛んでいく。

俺は飛びながら、魔法を付与した弾を撃って、試していく。

「一番強いのはやはり【重力魔法】が付与された弾だな」

【重力魔法】が付与された弾は、直径2m範囲を超重力で押しつぶす弾だ。

だからどんな魔物でも一撃で倒せた。

しかしこの後、出現したで、神に対するカードが増えたのだ。

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