第三章 神々の遊戯 9
{夜~}
俺はみんなが寝静まったのを確認してから、魔鉱を含んだ大地を置いているところに向かった。
魔鉱を含んだ大地の置いている場所に着いてすぐに、
俺は『錬成魔法』を使用して魔鉱を高純度で取り出す。
取り出した魔鉱を鑑定すると、
【魔鉱 高純度 84%】
「よしっ」
これでいいと確信して俺は『リボルバー スイングアウト型』を作っていく。
1時間後~
「ふぅ~これでいいかな?」
俺は目の前にある銃を見てそう言った。
6発装填のS&W M686を例にして作った。我ながらいい出来だな。
銃弾は9mmとりあえず込めるための6弾セットを100セット作った。
40セットは氷魔法を付与して、40セットは爆裂魔法を付与している。
残りの20セットのうち10セットは雷魔法、最後の10セットは重力魔法を付与した。
これで準備OK 一応魔鉱を40kgほど『時空間魔法』の異空間に入れておく。
銃弾を作るための予備だ。
それを入れた瞬間
【スキル アイテムボックスを獲得しました】
「うん、アイテムボックス?テンプレかな?」
そうつぶやいた。
「そういえば、銃に名前を付けるか」
俺は銃の名前を考え始めて1時間後、、、
「よーし、やっと決まった。こいつの名前は『デル・フリス』だ」
名前が決まるころには。日が昇り始めていた。
「あれっそんなに長い時間も作業してたっけな?」
そう思った。
{朝~}
皆が起きてきて今日も魔物を倒しに行った。
昨日で魔物が無限に湧くことが分かったから、限界まで魔物を倒している。
「昨日だけで魔石が147個集まったから、今日と明日で約300個集めるか」
魔石の魔法がどこまでの火力が出るのか、
試してみたら、一個で魔力400ぐらいまでの魔法が使えたので、
最低でも250個は欲しかったから、このペースでいくと軽く届く。
魔力が100000の火力と俺の瞬間最大魔力放出量の100000で、
合計200000の魔力量で一気に発射する。
おそらく、200000あれば殺せると思う。
これでも殺せなかったら、【極式魔法】を使う。
【極式魔法】がどんな魔法なのかわからないから、
『全てを知りゆる辞典』で検索する。
【検索欄 極式魔法
検索結果 神を殺すために『種族 人類』が作り出した魔法。
今まで神を殺してきた英雄の魂がこもっている】
「へぇ?」
検索結果を見て素っ頓狂な声が出た俺に、
「何かあったのかい?」
小栗が聞いてきたので、
「いや、何もないけど」
「何もないのにそんな声が出るわけないでしょ」
「うっ、、、いやこれで神を殺せるかにゃって。 痛って」
舌を噛んで痛がっていると、
「ぶふっ」
「おい、笑うなよ」
腹を抱えて笑っている小栗を見てそう言った。
「いいじゃん、笑って何か起こるようなものじゃな、へぶっ」
『ウォーターショット』
俺はちょっとむかついたので無言で水を顔面に打った。
「何するんだよ!」
怒りながら言ってきたので
「ごめん、口が滑った」
「口が滑って魔法を詠唱するわけないだろ」
そんなことを喋っていると、
「しょうもないことを言っている暇があるなら魔物を倒してくれないか?」
と顔に青筋を浮かべている園部ににらまれながら言われたので、
「「ご、ごめん」」
俺と小栗は同時にそう言った。
園部って怒ると怖いよな、、、
{昼~}
休憩で学校の食堂でご飯を食べていると、
「私は攻撃魔法を獲得していないけど、錬金魔法で武器が作れたら戦えるよね」
小栗が自分なりに戦い方を考えていることを言ったから、
「魔法を付与した『杖』みたいなものを作ってみてもよさそうだな。
錬金魔法も獲得したし、作ってみるか」
それを言った後、「あっ」言っちまった。
「本当ですか!」
と、予想していた通りに葉杜華さんが言い寄ってきた。
「ああ、まあそうです」
「早速銃を作ってくれますか?」
そう言われたが、実際もう作ってるんだよなぁ~(自分用)
「はぁ~、これが、作った銃です」
と、俺はため息をつきながら、仕方なくこっそり作った『デル・フリス』を見せる。
「おおっ、リボルバー式でリロードのかっこいいやつですね!」
と葉杜華さんが言った後、園部が
「何で作ったことを言ってなかったんだ?」
「葉杜華さんのこの食いつき具合を見てよ。わかるだろ」
「そうだな、確かによくわかる」
園部に納得の目線を向けられた。
道雄は、
「おおーこれが銃か。撃っていいか?」
「お前はバカなのか?ここ室内だし、銃刀法違反してるし、、、」
俺が言うと小栗が、
「そうだね、法律的に大丈夫なのかい?」
「これは、爆裂魔法で撃つから大丈夫なはず、、、だ」
「まあこんな緊急時だし、大丈夫でしょ」
そんなこんなで、銃の威力の確認に行こうとしたらその前に、
葉杜華さんに、
「銃作ってくれますよね?」
と言われたので仕方なく、魔鉱を含んだ大地の保管場所に向かって、
銃を作ることになった。
「じゃあ、始めますね」
「はいっ!」
一度作ったから今回はだいぶ速く10分で作れた。
「これで完成ですよ。はい」
と、作った銃を手渡した。
「おお~これが自分の銃を持った気持ちですかぁ~」
と恍惚の表情で言っていたのを全員でドン引きしていた。
「もう、名前は決まってるんですねぇ。
銃の名前は『魔銃 ルシャルゥ』です」
「そ、そうですか」
俺も少し引いてしまった。
てか、俺も名前つけたけどこんなにやばいのか、、、
俺のSAN値がどんどん削られていく。
「じゃあ、威力を確かめに行きましょうか!」
そうして、銃の威力を確認しに行った。
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