第三章 神々の遊戯 8

神を倒すための方法を考えるために、全員に鑑定をした。

その中で、神を倒すための候補は、

『複合魔法』 『植物魔法』 『忍術』 『狂戦士化』 

後、明らかに言えないが俺と葉杜華さんの『憑依』

おそらく、俺や葉杜華さんの記憶がないのはこれを使って意識を奪われていたからだと思われる。

そして、切り札の『極式魔法』

おそらく、

これを使ったから『憑依』スキルが増えたんだと思う。

そして、もう一つの切り札

この二つで、、、、、、倒す。


けどまだまだ時間があるから魔物を倒して、レベルを上げるか。

複合魔法で何を複合すれば一番強いかの確認もしないとな。

「錬成魔法が使えるようになったら、

魔鉱を使って銃でも作ればいいんじゃないですか?

飛び道具ですし」

葉杜華さんが言ったが、

俺は葉杜華さんがロマンを求めて言っていると分かっている。

しかしあえて言わない。

なぜか?それは俺も使いたいからだ!!

でも、錬成魔法を獲得していないけど何か獲得方法を考えると、

「創造魔法から錬成魔法を作ればよかったんだ!」

そう考えてすぐに、俺は創造魔法から下位互換として錬成魔法を獲得した。

【錬金魔法を獲得しました】

「よしっ」

でもすぐには言わない。絶対葉杜華さんが「作ってぇ~」と言ってきそうだからだ。

なので、今日の夜中にこっそり作ろうと思う。

撃つときに爆裂魔法を使って撃てばいいので、

今は火魔法も並列に使用している。

「氷室」

「なんだ?園部」

「忍術って本来逃げるための術だからあまり攻撃できないのだが、

なぜ倒すために必要なんだ?」

「あんまり火力には期待していないぞ」

俺がさらっと言うと、

「つまりは、神の認識外から攻撃することによって、動揺を誘うためか」

と、園部はこの一回の会話で俺の意図を理解した。

ちょっと内心、かなりどころじゃないレベルで

察しが良いよな。と思っていた。

「そうそう。だから火力よりも気配を消したりするのを重点的に鍛えてほしいんだ」

「しかし、そんな小細工で神なんて倒せなさそうだが」

「それについては俺も考えているが、

今できることはこんなことぐらいしかないんだ」

「了解」

そう喋った後、すぐに園部は魔物を倒すのに集中し始めた。

俺の一番の問題は小栗が攻撃魔法を使えないことだ。

【全ての魔法を書き記した書】を使って魔法を習得させることも考えたが、

そんなことをすると俺が怪しまれる。

なので、使えない。

唯一の方法は、小栗が自力で覚えることだが

【魅了王】が攻撃魔法を覚えれるかわからないので博打だ。

「そうだ。小栗に銃を持たせたらいいんだ。そうしたら攻撃できる。

でも、ただ魔鉱で銃を作ってもダメだと思うから

魔法を付与するのがいいと思うから、着弾時に爆裂と氷雪を発動させるようにしよう」

銃についてニヤニヤ考えていると、

「何ニヤついてるんですかぁ?」

葉杜華さんに言われて、無意識に顔に出ていたことに気が付いた。

「、、、何もないですよ」

「本当ですかぁ~。銃の造りについて考えていたんじゃないですかぁ~」

うっ結構当たってるのがすごい。

「本当に何もないですよ」

「そうですかぁ?」

と言いながら、またもや魔物を倒しに行く。

「これで、どこまで神に対抗できるのかな」

そう言いながら、俺もまた魔物を倒しに行った。




魔物を倒すのは、レベル上げともう一つの理由がある。

これはみんなに言ってないが、

魔石が必要だから』だ。

なぜ魔石が必要かは、

魔法を一度だけ使えるならそのための魔力を全て複合魔法で合わせて放つための素材だ。

本当の切り札だ。

名づけるなら、『複合魔法 神殺しの貫突ラ・ティトス

確実に殺すためオーバーキルでもいいぐらいの火力を注ぎ込む。

俺の魔力も一瞬の放出量全てを出す。

それで倒しきれなかったときは、【極式魔法】を使う。

何が起こるかわからないから、極力使わないが、

誰かが殺されそうになったら、、、使う。

他の神も他の都道府県に攻めているから、それも全員倒す。

そう決意して明後日を待つ。

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