第1章 古本屋で本を買う編 5


【スキルを司る書】目次 1~20スキルについての説明 21~30スキルの使用法 31~無限 スキルの種類 

「は?無限?」

一瞬思考が止まった。

だが、まずはスキルについての説明を読もう。

【スキルとは、その物や生物の固有のスキルと、自らの魔法や固有特性を掛け合わせてできるものである】

【スキルは、魔法や固有特性よりも強く、扱いやすい】

【元々の生物由来のスキルより、自ら発現したスキルの方が強い】

「なるほど。だからスキルの種類は増えていくから無限なのか」「しかし、魔法の概念の無いこの世界なのに、何でこんな本があるんだ?」

しかも、スキルは認識していないだけで、持っている人もいることも書いている。

「てことは、俺もスキルが作れるのか?」

「なんかワクワクしてきたな!」

そして、試しに創造魔法と破壊魔法を掛け合わせると、なんと【創壊の人眼】と言うスキルを獲得できた!

「え~っと、ステータスオープン」

目の前にステータスのウィンドウが出てきたすると、

氷室令 18歳 職業 高校生

レベル1

HP 20 力 10 防御力 16 魔力 48

魔法耐久力 57 素早さ 10 運 25

スキル 創壊の人眼 魔法 創造魔法 破壊魔法

称号 高校生 創造魔法の使い手 破壊魔法の使い手 人の眼を極めし者 だった。

「なんか前見たときより、魔力と魔法耐久力が上がってるよな。もしかして、創壊の人眼とか書いてるスキルを獲得したからか?」

俺の称号も増えている。「破壊魔法の使い手は、創造魔法の時の流れでわかる。が、人の目を極めし者がわからん。創壊の人眼で称号の獲得方法とか、わかるのか?」

俺は、人の眼を極めし者の称号をしっかり意識して見たすると、【人の眼を極めし者 獲得条件 視力が1.5以上、人眼のスキルを持っていること】

まあ、視力はずっと高かったしな。ウィンドウを消すか。そう思ったが、スキルが増えていることに気づいた。

「うん?鑑定眼?」

【鑑定眼 獲得条件 人眼か魔眼、神眼を保有し意識してものなどを知ろうとすること】

「あ~今のことか」何故か思いがけず、スキルを得てしまった。

「と言うか、神眼や魔眼があるなら、他に持っている人はいるのか?神眼はいかにも神が居ることを証明してるよな,,,」やばい、頭が痛くなってきた。

今日はこれだけにしよう。そして、俺はベッドの中に飛び込んだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る