第8話 エピローグ
ジリリリ
気がつくとベットの上にいた。
壮大な夢を見たような気がした。
僕は、リビングに向かった。
お父さんは新聞を読んでいて、
お母さんはテレビを見ていた。
「なあ、拓斗」
「何?」
「昨日の夜、交通事故に遭って死んだ伊藤結依
っていう人なんだが、お前のクラスの
生徒じゃないか?」
伊東結依。僕にとっての始めての彼女。
「そんなの昔から知ってるよ」
「昔からってどういうことだよ
死んだのがわかったのは昨日だぞ」
僕はお父さんの話を無視して、
僕は出された食パンを食べた。
食パンを食べ終わった後、服を着替えて
学校へ向かった。
行く途中何か小声で噂話が聞こえた
ような気がしたが気にしなかった。
教室に入るといつもとは違う空気だった。
皆が泣いていて、だれも騒いでいなかった。
その場の空気が嫌だったので
僕は屋上に上がった。
結依は今でも僕の心の中で生きている。
カビバラのキーホルダーを手に持って
空を見上げた。
そこには虹がかかっていた。
降り止まない雨に君と二人で 緑のキツネ @midori-myfriend
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます