[1212dd]白龍亜蘭の日記。
変な話。
兄貴の笑顔を見ていると、心が浮き立つ。
兄貴に頭を撫でられると、嬉しいけど電流が走ったような感覚が走って、反射的に体を反らしてしまう。顔が熱い。
兄貴に時折色気のようなものを感じて、目を離せずに体が熱くなって疼く。
兄貴が他の奴と楽しそうに話していると、何故か苛ついてきて、そいつから奪い取ってしまいたくなる。
兄貴がこれまでどれだけ傷付いてきたことか、どれだけ壊されてしまったのか、考えれば考える程、怒りが溢れてきて止まらなくなる。
気付いたら四六時中、兄貴のことばかり考えている。
昔はこんなにまで兄貴のことを考えてなかった気がする。
今も昔も兄貴のことは大切で守りたい。それは変わらないけど。
何か変だ。オレはどうしてしまったんだろう。
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