第12話 練習と教育実習生

 皆んなで、車庫に向かいながらコンビニに寄った。お菓子とジュースを買い向かっていると前から女性の方が話しかけてきた。

「すみません、この学校ってどこにいけば良いかな」

「ここからだったら、まっすぐ行って一つ目の交差点を右に曲がって歩くとありますよ」

「ありがとう」

 そう言って、女性は歩いていった。

「さっきの人、私達の学校に行ったね」

「そうだね、誰かの姉じゃないかな」

「ありそう、結構若かったもんね。私達の担任と同じぐらいじゃないかな」

 ということは、23〜26ぐらいだろうか。皆んなと、色々話している間に家に着いた。

 私たちは、みんなでもう一回練習をした。今回は、上手く音が重なるのだろうか。昨日の今日で上手くはいかないと思っていたけれど上手くいった。

「やったね、昨日みたいにバラバラじゃなかったね」

「うん、この調子でも一回やろうか」

 椿が言った通りもう一回やってみたが今度は、昨日みたいにバラバラだった。それから、何回か合わせてみたが最初の一回が奇跡だった。

・・・

 朝になり、パンを飾りながらテレビを見てるとメールが来た。相手は、椿だった。内容は、今日も練習したいから車庫使えるとのことだったので、大丈夫夜の9時まで使えるよとメールを返した。

 また、音楽を聴きながら歩いていると肩をトントンされ後ろを見ると菫がいた。昨日、一昨日と続きいろんな方法で名前を呼ばれてた。

「おはよう、何聞いてんの?」

「おはよう。練習してる曲聴いてる」

「そうなんだ。私も、朝聞いてた」

「昨日も、椿が同じこと言ってた」

「本当。まあ、もう時間もないからね後3週間しかないもんね」

 私は、菫と2人で話したことがなかったが。意外にも、読んでいる漫画や見ているアニメが同じだったことに驚いた。菫は、あまりみなさそうな感じだけど結構見ていることを知った。小百合や椿もそうだけど、この3人って意外にそういう物が好きで私は驚いた。教室につき、ホームルームが始まるまで4人で話していた。

「おはようございます。今日は皆さんに言いたいことがあります」

「何、なんかあるの明ちゃん」

「こら、先生のことをそんなふうに言わないの。今日から、3週間このクラスに教育実習生がきます。入って」

 そう言って、入ってきたのは。昨日、私達に学校までの道のりを聞いてきた女性が入ってきた。

「今日から3週間このクラスに教育実習生としてお世話になります田中夏菜子と言いますよろしくお願いします」

 それから、ホームルームが終わった。夏菜子先生は、早速みんなに夏菜ちゃん先生と言われていた。容姿も、可愛く男女ともに人気が出でいた。

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