第3話 散歩2
公園まで来たけど、私はあまり覚えてないから昔と今の違いがわからなかった。ここのに来たことあると言っても、夏休みのお盆とか年末年始に来たぐらいでよくある幼なじみと泣きながら指切りしたり結婚の約束をした覚えもなかった。
そう考えると、幼なじみっていいなって思う、明後日から入る高校は2年生のからなのでいきたくないし、それなりに仲良い子も出来なさそうだ。
中途半端な時期の転校生ということで話しかけてきても私自身が話せないのですぐ離れていきそうだ。
今更そんなことを考えても意味ないか、家で絵を描くために数枚写真を撮った。時計を見ると意外にも1時間もたっていた、暑いのでさっさとお使いを済ませて帰ろうと思ったけどスーパーの場所がわからなかったので人に聞いてま見ることにした。
「すいません、この近くのスーパーってどこですか?」
私が話しかけたのは、公園にいた子連れの親子だった。スーパー意外にも近くこの公園を右に曲がり信号を渡った所にあるらしい。私は、向かいながら母に頼まれたメモを見ていたどうやら今日の夜ご飯は手巻き寿司だった。スーパーにいき、買い物を済ませると前から私が通うはずの高校の制服を着た人たちが歩いてきた。普通に、声を出せて友達と楽しそうに話す彼女たちを見て私は羨ましいと思った。声を失ってから、言葉を話せることがどれだけいいことがわかってきた。いつも、スケッチブックで人と話すとどうしても字を早く描かなければならなかっらするので最初のうちは遅かったけど今では早く綺麗な字を描けるようになったので嬉しいとは思ったけど同時に少し悲しくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます